この回の『ホテル・ルックス』は上映前に、
レアンダー・ハウスマン監督からの挨拶があり、
さらに上映後には、
監督へのインタビューがあるという
嬉しいプログラムになっていた。

オープニングの挨拶で
「ファシズムの独裁と比べれば、共産主義は、
まだましだと思われているが、
共産主義も独裁で自由がなかったということを
はっきり示したかった。
」
監督自身、東ドイツの独裁政権時代を
経験してるだけあって発言に重みがある。
上映前にそんな話が監督からあったので、
社会的な意識を持って映画を見ることができた。
実は、この映画は監督にとっても新しい試みだそうだ。
「悲しい時に泣き、楽しい時に笑う。
そんなのは退屈でありきたりなこと。
自分にとって喜劇は、悲劇を語る一つの方法。
私は、人は自分の体験しか表現できないと思っています。
東ドイツの体制は、あの体制下にいた人間にしか分からないんです。
あの時代に楽しく過ごそうとした人が、一番苦しんでいました。」
また、監督のお父さんは
エッツァート・ハウスマンという俳優だったそうで、
幼少時代から芸術家の世界に触れて育ったとか。

(ちなみに、監督の曾御祖父さんがアーミーナイフを
発明した人だっていう事実にもビックリ!!
)
東ドイツの独裁体制下でも、俳優だったお父さんは、
ユーモアを忘れずにいた人だったんだって。
「最もそういうものを持てない状況だったのに、
ユーモアを持ち続けた父を尊敬しています。
」
と監督は語る
残念ながらお父さんは昨年(2011年)、
亡くなったそうだが、晩年に監督の映画に出演したそうだ。
「父とは深い仲だったが、演技に関することでの対立もあった。
しかし、この父の晩年の作品のおかげで、
いままで話せなかったテーマについてクリアになりました。
」
語り口は柔らかいが、芸術家として芯の強さを感じた。
『基本的に人生は美しい。それが私の考えです。』
インタビューの中でレアンダー・ハウスマン監督の
この言葉が一番印象的だった。
こういう考えがあるからこそ、
『ホテル・ルックス』みたいな映画が出来上がったんだろうね。
本当に、素敵で笑いに満ちた映画でした。
![]()
ドイツ文化センター
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ja8678050.htm



)
















」

























