『生きものの記録』
監督 黒澤 明
東宝 1955年作品

【あらすじ】

歯科医の原田(志村喬)は、家庭裁判所の調停委員をしている。

彼はある日、変わった事件を担当した。鋳物(いもの)工場を経営している中島喜一(三船敏郎)は、核兵器の脅威から逃れる為と称してブラジルに移住を計画し、そのために全財産を投げ出そうとしていた。

喜一の家族は、準禁治産者とする申立てを提出した…。

この作品は、黒澤明監督の映画の中でも問題中の問題作だと思います。

当時35歳の三船敏郎(怪演!)が70歳の老人を演じた。

核兵器あるいは放射能に狂わされた一人の老人をあまりにもリアルに黒澤明は描いている。

ラストも、強烈です。

原田は精神病院に収容された喜一を見舞いに行く。

そして原田は不安げな表情を浮かべた精神科医(中村伸郎)から、こう言われる。

『私はこの患者を見るたびに、ひどく憂鬱になって困るんですよ。こんなことは初めてです』

自分の背後の精神患者を見つめ。

『狂人という者は そりゃみんな憂鬱な存在には違いありませんが』

また目線を戻し

『しかし この患者を見ていると 何だかその 正気でいるつもりの自分が 妙に不安になるんです。狂っているのは あの患者なのか。こんな時世に正気でいられる我々がおかしいのか』

それを言うなり精神科医は黙り込んでしまう。

そして原田が喜一の収容されている病室に招かれる。

原田が中に入ると

喜一は安堵したように微笑んでいた。

そして喜一は

『おう。よくおいでなすった。へえ。よくおいでなすったなあ。やあ。ここならもう大丈夫じゃ。ご安心なさい』

喜一は心配そうな顔になり

『ところで…その後…地球はどうなりました…?まだだいぶ人は残っとるじゃろうか?』

原田を見つめ

『人はまだ たくさんおりますか?』

と質問をする。

原田は静かに うん と、うなずく。その返事を聞いて喜一は

『え?それはいかんな。それはいかんぞ。早く逃げないと…えらいことになるぞ!なぜそれが分からんのかな?早くここへ、この星へ逃げてこなければいかん!!早くこの星へ…』

太陽の日差しが喜一を白く染める。その太陽を見て

『地球が燃えてる!!!』

と原田に何度も何度も叫ぶ。

はだしのゲンの様に直接、原水爆の怖さを描かずに、一人の老人の狂乱を通じて原水爆の怖さを痛感した。


遅れてすいません…。

今日は、12月8日

日本海軍が真珠湾を奇襲した日です。

僕は、真珠湾奇襲を
良いとも悪いとも思いません。

アメリカ国民からすれば、

『日本が急に奇襲してきた』

日本国民からすれば、

『アメリカに宣戦布告をした』

此処で意見がぶつかる訳です。

戦争はこの国が始めたからこの国が悪いとか、あの国は戦争に敗けたからあの国が悪いとか…

戦争に善悪をつけようものなら日が暮れてしまいます。

(言いたい事が前後してしまいますが…)

じゃあ、アメリカは日本に奇襲されたから原子爆弾を二度も落としていいのか…?

朝鮮進駐軍は日本に勝ったとやりたい放題を尽くして良いのか…?

南京大虐殺は造説という人も居ますが、日本軍に酷いことをされた朝鮮、中国人は居た筈です…。

戦争で、どうか完全に分かった様にならないで下さい…。

戦争は奥深く、邪悪な行為です…。

ですが、行為は正しく無くても日本の為に戦って下さった戦没者を目の敵にするのも、どうか考え直してください…。

長々と中二の糞餓鬼が戦争を騙ってすいません…。

太平洋戦争で戦没された方々、そして真珠湾奇襲によって亡くなられた方々に深くお祈りいたします。
墜落者

ぽーけん



夏が終わる八月の

蝉の音、遥かに消え失せて

故郷帰れぬ我が心

されど聴こえる故郷の声

何も言わぬ者たちの
恨み辛みを背負い込んで

笑顔が減った寒い夏
亡くした心を探しても

我が居場所の切なさよ

刹那に散った初恋を
叩き壊す我の思想

墜ちた貴方の背中さえ

まほろばの場所と永遠に