深夜からHELLO!!!
山高生でぇす☆
今日はぎりぎりセーフだよね!まだ大丈夫^^
何も乗っけないのはあれだから、今回は前に支部で書いた小説をのっけちゃおうとおもいますヘ(゚∀゚*)ノ
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大勢の部員たち。そしてその真ん中を陣取っているのが、
誰もが知るサッカー部。
昔こそ、部員7名。助っ人を入れないと成立しない弱小サッカー部であったが、今となっては部員総勢数百名という大部隊である。
本当は僕もあそこに入らなければならない。
ならないはずだけど。行きたくない気もする。
ああ。今日もこの調子で休んでしまおうか、いつもと同じように。
そのとき、後ろに人の気配。
「今日もその調子でこないつもりなのか?松野。」
その声と共に膝の感覚がなくなる。
膝かっくんをもろに受けた僕は、わざとつまらなさそうな声で言う。
「そんなことするなんて珍しいな、風丸。」
ははは、と整った顔に似合わないガキのような笑みを浮かべた。
僕は窓に向き直る。いつもの調子を保つ。
「僕を呼びに来たって無駄だよ。今日はもう行かないってきめたから。」
「まだ何も言ってないか。」
風丸はほほえみながら僕の横で一緒にグラウンドを眺める。
「今日は俺もさぼりさ。」
僕は驚いた。思わず素の態度をとってしまう。
「風丸も、ずる休みなんてするんだ!」
思わず目をまん丸に開けてしまう。
「俺がずる休みをしたらまずいのか?」
本当に不思議そうな顔で聞かれるとそれはそれで困る。
「俺が、当ててやろうか。」
「何を?」
「お前が2週間も部活にこない理由。」
そんなの、分かるはずがない。自分でも分かってないのだから。
「当てられるものなら当ててみなよ。」
「怖いんだろ。」
突然、はっきりした声で言った。
「は。突然なんだよ。ばかにしてんの」
つい、ののしりながら風丸の方を向く。
そして、驚いた。
さっきまでの風丸とは全然ちがって、猫のような鋭い瞳で僕を見ていた。だけど、怖いわけではなかった。
「雷門中ってさあ、部員が急激に増えたじゃん。」
自分でも気づいていなかった本音がぽろぽろとこぼれる。
「僕が、助っ人として入った時って、みんなレギュラーだったでしょ。みんなの意見で試合が左右される感じ。
ここまでいっても、風丸は目をそらさずに話を聞いている。
もう言うしかないじゃあないか。
「そう、風丸の言うとおり、怖かったんだ。必要とされないのが。」
ああ、いつもの軽い男じゃなくなっちゃったな。ただの、臆病な一人の男子中学生。
さっきまで黙って聞いていた風丸は話した。
「どうして、お前が部活にこない理由が分かったか分かるか?」
静かに呟いた。
「お前が、昔の俺と同じだからだよ。お前の気持ちが分かるやつはちゃんといるから。
それだけで、十分だった。どんなに感動するエールの言葉よりも。いつもの僕に戻れる気がする。
「松野。」
呼ばれて顔を上げると、おでこに強い衝撃。
「っ~~~~」
「まあ、深く考えるなってこと!」
また、ガキのような笑顔を向け教室のドアの方え走り出した。
「今日は、今から紅白試合らしいけど、行くか?俺、松野と話してたらサッカーしたくなって来た!」
わあ、嘘つかれてた。結局僕を誘いに来たんじゃないか。
でも、
「サッカー、やろうぜ!」
こんなにまぶしい笑顔を向けられたら、行くしかないじゃあないか。
もう休む理由は何もない。
窓を閉めるときに吹いた風は、とても気持ちが良く僕の背中を押してくれるようだった。