A「・・・ちょっと言ったことが難しすぎたかな・・・」
ギャァァァァァア
Aは土坂の峠を攻めている
A「それにしても…ここは後半の下りから勾配がきついな・・・うぉっと!」
チリチリチリ
Aの車のリアバンパーが道の端の草に当たる
A「危ねえ、あと少しで傷つけるところだった」
一方その頃、いそは
いそ「チッ、クソッタレがぁ!!!」
ヘアピンカーブをただひたすら攻めていた
いそ(気が狂っちまう…タイヤは麓で変えてるのにまだタイヤがたれている感覚がする)
いそはNSXから降りて考えた
いそ(あいつ、なんて言ってたかな…)
回想
A「ハンドリングを握って僅かなタイヤの熱ダレを感じ、
自分の神経を車だけに集中させエンジンの傷み具合や
パワーロスをどれ位するかというのをすべて感じ取るんだ、
その行動を俺は会話と呼んでいる」
いそ「ほう、意味は分かった。だが何故会話なのか、
それにパワーロスはコースの全体のペースを落とすが
タイヤを使えばペースが落ちなくなるのに何でそこまで
読み取らないといけないんだ?」
A「パワーロスはエンジンがたるんでるんだ、
普通俺ぐらいのチューナーになれば車のパワーロスはしないだろ?」
いそ「じゃあエンジンのたるみの原因はいったいなんだ」
A「それはいろいろある。エンジンが熱くなったりとか若干傷んだり」
いそ(エンジン?タイヤ?電気系統?何だ一体・・・)
いそが考え事をしているうちに後方車が来た
いそ(アイツも走り屋か・・・車は・・・MR-2かな?同じ駆動形式だな)
ヒャァァァアァァァア!!
ドッシュゥ!
いそ(…そうか!!!そういう事か!!!)
いそは慌ててNSXに乗りヘアピンカーブに再挑戦した
いそ(会話の意味も何もかも分かった!!突破口は・・・)
ヘアピンカーブ手前
カーブに差し掛かる
いそ(こ・こ・だ!)
ヒャァアアァアアア!
上手く曲がった
ラインはまだまだだが取り敢えず
アウトインアウトはできた
ブレーキングのポイント
ヒールアンドトゥも匠に使いこなした
今まで出来てなかったのはハンドルの切込むタイミングだった
いそ(NSXが全部を吐き出してくれた・・・「正確」にきっかけを作ったからだ!)
いそはNSXで麓に戻った
いそ(会話…十分理解した、俺がお前に負けた理由もな)
その頃Aはいその磨いてたヘアピンカーブをずっと先程から観察していた
A(ありえない!あんなにパワーを出して曲がれるとは・・・ずっと見てたのにいきなりどうしたんだ?!
俺の理論を突き破ったあのインパクトなドリフト、タイヤが全然削れてない、匠の技だ…俺よりも「会話」と言うものを極めている?!)
Aは峠を離れ自宅に帰って理論を組み直しにいった
続く
小説続編遅れました、さーせん