風邪薬などの大衆薬をコンビニやスーパーで販売しやすくする改正薬事法が、きょう1日に施行されました。大手コンビニでは医薬品の24時間販売をテスト的 に開始。ドラッグストアや薬局はもちろん異業種が入り乱れ、大衆薬市場を新たな収益源にするための競争が激化しそうです。

いっぽう蚊帳の外に置かれたのが「楽天」や「ケンコーコム」
など、従来から一般用医薬品の通販を手がけてきたネット販売事業者。今回の改正により規制が強化され、販売できる医薬品の種類が激減する等「狙い撃ち」された格好で、インターネットメディアだけでなく、読売新聞社説も「規制緩和と規制強化が入り交じり、矛盾が非常に多い」と指摘する事態となっています。

改正薬事法の施行前に国民・
 事業者等が寄せたパブリックコメントは9824件で、うち約85%がネット販売規制に反対する意見だったそうです。