豚肉の安全性について,厚労省への問い合わせがひっきりなしで,この2日間で1000件を超えているようです.

【夕 刊フジ】メキシコと米国での豚インフルエンザ感染拡大を受け、厚生労働省が設置した電話相談窓口には「豚肉を食べても大丈夫か」「メキシコに行っていい か」などの問い合わせが相次いでおり、25、26の2日間で計約1100件に上った。同省は27日以降も当面、電話相談を続ける。

 世界保健機関(WHO)は、豚インフルは豚に触ることにより感染し、適切に処理された肉であれば食べても感染しないとの見解を表明。71度以上で加熱すればウイルスは死滅するとしており、同省は問い合わせに「加熱調理すれば大丈夫」と答えている。

  また、メキシコへの渡航についての質問には「渡航の是非を検討してほしい」とした上で、「もし渡航するなら(感染者の)せきやくしゃみによる感染を防ぐ ためマスクをし、手洗いとうがいを行うこと。発熱やせきなどの症状が出た時は現地の医療機関を受診し、帰国の際は検疫所に相談してほしい」と回答してい る。

 「メキシコに行ってきたが、どう対応したらいいか」との質問も多い。こうした帰国者に対しては「10日ぐらい様子を見て体調不良がなければ、基本的には心配ない。症状が出たら保健所へ行き、指定医療機関の紹介を受けて」と伝えている。

 国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長によると、豚インフルは通常の季節性インフル同様、感染から発症までは1-3日という。

 電話相談は午前9時から午後9時まで受け付ける。TEL03・3501・9031。