景気が悪いと,保険料までが高くなります,..

【読売】損害保険首位の東京海上日動火災保険が、7月から自動車保険の保険料を平均1・3%値上げすることが26日、明らかになった。

 約7年ぶりに保険料を見直した昨年に続き2年連続の値上げとなる。自動車販売台数の減少で保険料の減収に歯止めがかからないことなどが要因で、他の大手各社にも値上げの動きが広がりそうだ。

 保険料値上げは、昨年4月、損害保険ジャパンが平均約1%値上げして、三井住友海上や日本興亜も追随した。東京海上日動も昨年7月、平均1・5%値上げしたが、システム関連費用の増加や保険金支払いの高止まりで、収益が圧迫されているため、2年連続の値上げに踏み切る。例えば、「30歳以上で対物・対人が無制限、人身傷害が3000万円」などで運転免許証がゴールドの標準的な契約者が支払う年間保険料は8万1580円から8万2620円になる。各社とも、事故を起こす可能性が低い契約者に対しては逆に保険料を安くしたり、事故時の補償を充実させたりしており、優良ドライバーの囲い込み競争が激化しそうだ。