田口八重子さんは生きている!?以下は,読売新聞からの抜粋です.

【釜山(韓国)=前田泰広、門間順平】1978年6月に北朝鮮に拉致された田口八重子さん(当時22歳)の兄、飯塚繁雄さん(70)と田口さんの長 男、耕一郎さん(32)が11日、87年11月の大韓航空機爆破事件の実行犯で、田口さんから日本語教育を受けた金賢姫元死刑囚(47)と、韓国・釜山市 内の国際会議場で面会した。

 金元死刑囚が日本人拉致被害者の家族に会うのは初めてで、日本の報道陣の前に姿を見せたのも1997年以来12年ぶり。

 3人は面会に先立ち、報道陣の前にそろって姿を見せた。金元死刑囚は深く一礼した後、耕一郎さんと抱き合った。その後、目頭を押さえながら耕一郎さんの腕を引き寄せて、「早く会えたら良かったのにね。お母さんは生きていますよ」と日本語で話しかけた。

 3人の面会は非公開で行われ、同日午後、3人が一緒に記者会見する。繁雄さんらは、田口さんの暮らしぶりや、田口さんが北朝鮮に拉致された経緯をどう聞いていたのか、86年7月に交通事故で死亡したとする北朝鮮の主張を覆す事実がないかなどを質問したとみられる。

 金元死刑囚は97年以降、公の場に姿を見せていなかった。しかし、韓国では昨年2月、対北朝鮮融和政策を掲げた盧武鉉(ノムヒョン)政権から、保守の李明博(イミョンバク)政権に交代。柳明桓(ユミョンハン)外 交通商相が今年2月の日韓外相会談後、「人権の側面で日本人拉致問題に協力したい」と述べるなど、韓国政府が前向きな姿勢に転じたことが、面会実現を後押 しした。金元死刑囚も今年1月に発売された韓国の月刊誌インタビューなどで、飯塚さんらとの面会に応じる意向を明らかにしていた。


イナリ総合保険事務所のコラム-拉致家族