【ワシントン=大隅隆】米政府と連邦準備理事会(FRB)は10日、保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)への公的支援を全面的に見直すと発表した。1230億ドルの支援額を約1500億ドル(約15兆円)に拡大する。つなぎ融資に加え、保険会社向けで初めてとなる400億ドル(約4兆円)の資本注入を実施。不良資産の受け皿会社2社を設けて資産売却を促す。

日本では,医療保険に強い生命保険会社アリコのほか,AIGエジソン生命保険,AIGスター生命保険などが売却広候補となっているようですが,当初は国内保険大手などが買収に積極的になっていたものの,徐々に腰が引け始めているようです.理由は,事業は50カ国以上で展開しアリコの実態が見えにくいことや,買収に巨額の資金が必要なこと,アリコ保険収入は日本事業が7割を占めている,などが挙げられているようです.