大人になるって楽しいを実践中の手相鑑定士ジェーンです
左、娘。右、なめこボーイ。似てる
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今日、私の長男の17回忌法要でした。
6月17日、私の第一子
長男の誕生日です。
その子は、妊娠24週の早産で生まれました。
体重788g 身長29.0cm
の小さな命でした。
そして、
6月30日に亡くなりました。
生きていれば高校1年生です。
彼が生まれてから毎日通ったNICU。
静かな、でも普段聞くことのない色々な機械の音のするその部屋の中で
どの子よりも小さな子でした。
小さな小さな体で懸命に生きる命に私は
頑張れと声をかける事ができなかったのです。
もう、こんなに頑張っている子に頑張れと言うなんて
残酷な気すらして言えなかったのです。
でも、娘が生まれ彼女が成長して行くのを見ているうちに
親の頑張れに子供は懸命に答えるのだと知りました。
親がガンバレ・ガンバレって応援するから、一生懸命ハイハイする。
親がガンバレ・ガンバレって応援するから、一生懸命歩いてこっちに来ようとする。
親がガンバレ・ガンバレって応援するから、徒競走で一生懸命ゴールに向かって走る。
親の頑張れは、子供にこんなにも力を与えると知りました。
それを知るたびに、
なぜ私はあの時、あの子に向かって頑張れと言ってあげられなかったのだろうと後悔の気持ちを感じずにいられないのです。
その子を亡くし、しばらく経ってから
いつまでも悲しむ私に主人は疲れていました。
たとえ夫婦であっても、悲しみは共有できるものではないと知りました。
人間は、どんなにわかり合いたい、わかって欲しいと思い合っていても
わかり合えない事があるのです。
そこを認めた上でどう夫婦として継続して行くか…夫婦についても色々考えました。
その子が亡くなった日
小さな小さな体を抱っこして
病院から出て、空を見上げて子守唄を歌いながら駐車場まで歩きました。
あの空の色は、忘れられません。
私はその子を亡くして初めて
自分が子宮頸管無力症だと知りました。
そのおかげで、第二子である現在中学生の娘と第三子である3歳のなめこボーイの妊娠の時には、妊娠初期に子宮の入口を縛る手術をしてその後も安静に安静に過ごし、赤ちゃんがグンと大きくなる最後の1ヶ月は安静入院をして無事出産する事ができました。
左、娘。右、なめこボーイ。似てる
その子のおかげで私は二人のお母さんになれました。
16年前よりも、悲しみが薄れている自分が許せなくなる時がある。
でもね、16年経った今でも涙が止まらないときがある。
少し前に娘が
「お母さんこの曲知ってる？」ってYouTubeを見せてくれました。
天月さんの『小さな恋の歌』でした。
(いや、ホントはモンパチの歌なんだけどさ…。今の子は天月さんの歌だと思ってると思う
)
)この曲を聴いていたら、こんな直球恋愛ソングが
亡くなった息子と私の歌のように聞こえて、涙が出て止まらなくなるんです。
ほーら、あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるよ
ただ、あなたにだけ届いて欲しい響け恋の歌
そう、どんな時にもそばいるって
誰よりもそばいて守ってくれていると思わずにはいられないのです。
この地球という星に、ほんの短い期間だけど
会いにきてくれたあの子と私の恋愛ソングです
妊娠がわかった時の私は
その子は当たり前に生まれてくるものだと思っていました。
当たり前にお腹が大きくなり、当たり前に生まれてくる。
でも、当たり前だったはずなのに
その子は今ここには、いません。
当たり前なんて何一つない。
今、ここに"ある"。
それだけで全ては"有り難い"。
当たり前を失って初めてこのことに気づいたジェーンです。
遅いですね
それでも、この気づけたことに感謝して
私は生きます。
悲しみをわかりあえない主人ですが、
いつかこんな事を言いました。
「死んで優樹に会えるなら。死ぬのも怖くないな」
そう、いつか会えるその日まで
全力で生きていきます。
長々と読んでいただき
ありがとうございました