【技術料を原価に含める理由】

 

ハンドメイドに限らず、何かを作るには「材料」と「時間」だけでなく「技術」が必要だと思っています。
私はハンドメイド作家としての活動はまだこれからなのですが、40 年ほど趣味として仕事として「ミシンで縫う」ということをしてきました。
その長い年月の間に効率を重視するやり方であったりそういったことが判断基準のすべてであるような人達から、「技術」の部分を軽んじられているなと感じることが多々ありました。
もの作りをしない人達の中には材料費だけを見て、「材料費○○円ぐらいでしょ?なのに高過ぎない?」などと言います。
昔、「生地はこっちで用意するから服作ってよ、縫い賃?1000 円ぐらいで十分でしょ?」などと言われたこともありました。
作品は材料費だけで出来ている訳ではありません。
ハンドメイド作品の価格は「材料費 少しの利益」で決めるものではないと思います。
作品にはあなたの時間、技術、経験、世界観、そして作品を届ける為の様々なコストが含まれています。


このツールでは作品作りにかかる様々な要素を整理し、「作家としての報酬」と「お店としての利益」を分けて可視化しました。


ハンドメイド作品は、材料だけで出来ている訳ではなく「あなたの時間と技術」も含まれて出来ているものです。
そこでこのツールでは、「作業時間× 希望時給=技術料」と設定し、材料費と同じく 制作に必要なコスト 原価)" として扱います。


技術料を原価に含めることで、
・最低限の自分の時給を確保出来る
・材料費だけで安く売ってしまうのを防げる
・作品ごとの難易度や手間を価格に反映出来る
といったメリットがあります。


あなたの時間は「無料」ではありません。



【純利益と実質時給の違い】

 

純利益は「お店としての利益」です。
材料費・技術料・手数料・送料をすべて引いたあとに残る、ビジネスとしての儲けです。
一方、実質時給は「作家としての報酬」です。
技術料 あなたの給料 と純利益 お店の利益 の合計を、作業時間で割って算出しています。
 

・純利益→商売としての利益
・実質時給→作家としての手取り

【原価からの逆算では価格は決まらない】
ハンドメイドの価格は原価に利益を足して決めるのではなく、
「お客さんが買ってくれる価格」を市場から判断することです。

※市場とは「その作品を買ってくれる可能性がある人達の集まりや、その人達が持っている価格感覚」のことです。
 

市場が受け入れる価格帯を知り、その範囲の中で利益とコストのバランスを調整することで、
無理のない価格設定が出来ます。
原価が高いから高く売れる訳ではなく、
原価が低いから安く売らなければいけない訳でもありません。
 

価格は 市場 が決めます。
利益は あなた が決めます。
 

もしかしたら、「こんな高い価格じゃ売れない」と思う方もいるかもしれません。
私もこのツールを作りながら同じように思いました。
 

でも、それはおそらく「自分の価値を低く見積もるクセ」に慣れてしまっているからかも知れません。

市場にはあなたの作品を適正価格で買ってくれる人が必ずいるはずです。
その人に届くように、価格設定と発信を整えていくことが大切です。
(と、自分にも言い聞かせています。)
 

このツールはあなたの価値を数字で見える形にし、
自信を持って価格を付けられるようにするためのものです。

【このツールが目指すもの】
 

・作家としての報酬を可視化する
・安売りの連鎖から抜け出す
・自分の価値を正しく認識する
・市場と利益のバランスを知る
・価格設定に迷わなくなる
 

あなたの作品はあなたが思っている以上に価値があります。

 

 

ご興味のある方はご覧下さい。