『暗む空、回る時計。
当劇場、悲劇をお求めご来場いたしましての会場。
幕上がる舞台上、悲劇を御緩りと』
どこから来た?その形は?その語りは全て明かさず
裏のある騙りか?崇りか?腹には黒 夢がご馳走 僕
『彼の字は、夢喰いのバク。
白黒の体。お話始まり』
月高く ざわめく風 どうかいたしましてお嬢さん
眠れず徘徊 白黒僕と相対 お任せあれ至高のマジック
約束さ 針は飲まないぜ この月が証人 交わす指切り
nightmare knight 僕が退治 怖くない様 全て食べるから
隅で怯えず出ておいで 僕が傍に居るから震えず眠れ
もう心配ない 僕がeating 怖くない様 全て食べたから
嫌な事窓から投げ出せ 君の全て僕にお任せあれ
『落ちる照明、物語途中。
栞抜き出す。転換、白黒の展開。
どうぞ、どうぞ、ご着席を。
幕上げる舞台上、御緩りと』
どうかいたしまして 再開 また頼みごと断らないぜ僕に会いたい?
とんだ好都合 大変素晴らしい 君の”願い”は僕の幸せ
約束さ 嘘は吐かないぜ この熱が証拠 kiss me
もっと見たいの?僕が先導 退屈しないぜ 足りぬモノはない
遠慮せずに溺れていて 僕が君に全て与えてあげるから
甘美だね このストーリー 舌這わす蜜 流れる情欲
耽美な淫夢のフルコース 心ゆくまで御召し上がりあれ
まだ足りない 愛が足りない
終わらないparty night
それでも足りない 連続連夜 空の星
照らす指先 絡めるのかただ奪うか
重ねた数また足りなくなる
独り寂しくなんてもう嫌!
形もなく夜から溶け出した僕と繰り返した晩餐
もっと、もっと望めばいい
欲望に濡れて生きていればいいの
もう二度と抜け出せない底なしパラダイス
満たす求めさす パラドックス
もっと、もっと望めばいい
欲望に濡れて生きていればいいの
もう二度と抜け出せない底なしパラダイス
満たす求めさす パラドックス
さぁ full moon night お役目御免 残さずに 全て食べたから
好きなだけ溺れたでしょ?幾夜のお代を全て頂こうかな
もっと見たいの!君の瞳 奥の奥 鮮やかな夢の行列
君の”願い”は 僕の好物 一つ逃さず胃袋の中
nightmare night これが現実 滲めな顔に舌鼓を打つ
隅で怯えず出ておいで 僕が傍に居るから震えて眠れ
nightmare night 僕がeating 選んだのは他ならぬ君だ
溺れたら、叶わないさ ようこそ、こちら側
モノクロのワールド
『照らす照明、降りた幕カーテンコール。
終幕の合図、手を打つ雨。
それでは、ご堪能あれ。
最後のシーン、貴方のシーン。
落ちる照明、上がる幕舞台上。
スポットライト貴方と僕。
ご紹介、僕は、夢喰い白黒のバク。
悲劇のお代を頂こうか』