町内全員参加ラジオ体操は健康の秘訣!(○知県○○市) | クソイナカ…周囲はほとんど既知害ばかり

町内全員参加ラジオ体操は健康の秘訣!(○知県○○市)


クソイナカ…周囲はほとんど既知害ばかり
日曜日早朝から地域住民が集まって
…という演出によって、いかに地域の結束が固いか、と周囲にこれ見よがしに見せ付けようというのだろう…もうこの時点でクソイナカ原住民の脳程度と常識を疑いかけてしまうが、表情に出してはいけない、あくまで「参加させていただきありがとうございます」という姿勢を崩してはいけない…しかも今日はどうしてだかローカルテレビ局「倒潰テレビ」からのクルーが来ていて、地域住民のはしゃぎっぷりもなおエスカレートしている。以前「厨日新聞社」ローカル記事欄取材人が来たとき以上にはしゃいでいる、そして意気込みを感じさせ、張り切っている。毎日ラジオ体操をやってきて、だからこんなに健康なんです、と真冬だというのに、ランニングシャツと短パンという格好こそ、まさしく針きりが伝わろうものだが・・・いけない、絶対にいけない、こういうセンスはバカな「真冬でランニング小学生並みのセンスだよ、バッカじゃねえの」というのを表情に出してはいけない、ひたすらに「うわぁ、ラジオ体操を毎日続けてるとこんなにけんこうになれるんだぁ」というそぶりだ。しかしある一線を越えてはならぬ、この手の手合いは「じゃあ地域ぐるみで真冬はランニングで過ごそう」とかほざきかねない、そして同調してしまうだろうもっとたりない名士様がいるではないか。

周囲を見渡せば、上気した表情でテレビクルーの方をチラリチラリと眺めているが、正直私からすればどうでもいい。地域の少年団団長、といってもこういう場合大概地域の力関係が如実に作用し、やはり名士様の孫息子。正直テレビに映す場合はモザイクなどの処置を必要とするのだろうが…地域住民の同じ苗字、そして揃いも揃ってうえを向いた鼻、下膨れの顔、戎様を連想させるが、どこかしらけちくささを感じさせる表情、こういう場合に「うわぁ、近親相姦やっちまうとこういうミュータントが生まれちまうんだ・・・」とかいけないことを視聴者に疑念を抱かせかねない、という心配も必要なく、そこまで彼はナイーブではなかろう。嬉しさを隠し切れない表情、「おれ、テレビのインタビューに出たら学校でみんなからいろいろいわれるだろうなぁ」というのが伝わってくる。ただ私は一刻も早くにこの場から去り、「都心戦隊アーバン5」をみたいというのに、でもままならぬ。ただ私が願っているのはビデオタイマーが正常に作動してくれますように・・・ということだけだ。

地域が団結して、全員参加でラジオ体操、というのでここからがメインといっていいだろうに。ここでの主役はやはりランニングシャツと短パンの「森里美さんのお母さん」だ。指先まで伸ばしきり、そして太ももを叩く音はビシャっと無駄に大きい、大きく振られる腕と、また真剣さをあらわす表情、これを見て都会の人間は「バカじゃねえの?この奇形児」とか「このババアって生まれてから一度もラジオ体操以外でほめられなかったんじゃねえのかな」とか「きっと小学生低学年のころ、苦し紛れに学校の先生が「人間には何か一つとりえがあります」なんて偽善臭いことほざいて、じゃあほめるところなんてないこのクソババァをほめるとなって、仕方ナシに「ラジオ体操をいっしょうけんめいやってますねぇ」とか、全然ほめてねえんじゃないか?なんてほめ方をしたら、このクソババア本気にして、以来いい年こいて、そう40近くになってもまだ小学生みたいなかっこうして頑張ってるのかな?」とは断じて思わないだろう。また間違ってもこんなローカルテレビ番組なんて小学生は見ない、みるとしたら裏番組「仮面ファイター666」を見るだろうに。しかし森里美さんのお母さんが頑張ってラジオ体操をやっている姿をみて、多分に「すげえ、腕の付け根に黒々とした腋毛が生えてるよ」というのには目も向けずに、その必死な姿にあるかんがいを抱くだろうに。

テレビクルーの森里美さんのお母さんの必死さを伝えるカメラワーク。森里美さんのお母さんが腕を上下するたびに、カメラをズームさせるが、丁度彼女の天然の腋毛が、ほぼ意図しない形でズームアップされているが、きっと彼女はそんなことも気にかけないだろう。彼女だけを写してしまうのではなく、地域住民を出来るだけ移す、顔

をズームする形で、次々に写すが、どうしてだろうか?みんな鼻が上を向いていて、似通った顔をしているが、都会の人間はだからといって妙な連想はしないだろう。また名前を紹介するように、テロップを丁寧に添えているが、しかし同じ苗字、そこから恐怖な連想を抱く不埒な都会の人間は、きっといないだろう。また軽く飛び跳ねる動作の行程で、ぽっちゃりした20代半ばの自分を探していて仕事をしていない女性が、腹をブルンブルンとさせながら飛び跳ねていて、これまた「うげえ?何このクソデブ…」とは誰も思わないだろう。後にこので分はインタビューで「今自分を探しています」と無職であることをアピールしたが、視聴者は誰も「こんなデブ、誰もやとわねえよ」とは思わないだろう。

という形で地域の団結は都会の人間に伝わった。ニコニコ動画でうpされたが、「こんなイナカに済みたいですね」という大文字が弾幕攻撃されるに違いない。