まだ見慣れぬ 日付を過ぎた夜景たち
もう消えたであろう 遠くの微かな光

君のことは忘れた
君のことを忘れたい
あの日の嘘は嘘のまま
もう鮮明になることはない それでいい


僅かな記憶を辿って
僕は今でも君を愛せる
美しさなど必要ないから
どうか 消えて欲しい

-

最終電車の窓ガラスに
また涙が溢れ出した
戻れないことも 思い出すことも
許されない気がした

手の届きそうだった星の夜
もう記憶の中で消えた
それなのに 君のことは
苦しみのようにまとわり付く

君のことは忘れた
君のことを忘れたい
あの日の嘘は嘘のまま
もう永遠に叶わない それでもいい


微かな光を辿って
僕は今でも君を愛せるけど
その先に写る形は
もう間に合わないだろう

-

同じ苦しみとか
同じ傷だとか
重ねあってきた過去だとか
君は本当は
少しも同じじゃない
そんなこと今更に気付く

-

僅かな記憶を辿って
僕は今でも君を愛せるのに
許されることのない
ただ思い出すことも 涙を流すことも

微かな光を辿って
僕は今でも君を愛したい
どんな形でも構わない
もう一度 もう一度
君を愛したい











お久しぶりに作詞です。アメンバーさん増えたので、びっくりした方も?たまに作詞をします、私。

未練の歌を綺麗に書いてみました。忘れたいけど、愛したい、その微妙な心境を書いてみました。

by伊南



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