捕らえられた小鳥のように
私達は幼くして
綺麗に整えられた
景色しか見てなかった

決められたものを口にして
決められたことを行い
遂にいつか恐れていたこと
動けなくなってしまうこと


どんな色も花も
同じようにしか映らない
はみ出したことを既に
間違いだと言うようになった

いつかこんな日々が来る
気付いていたけど
それでもまだ自分の意思じゃ
生きて行けない


離れて見てみたい
どんな地球なのだろう
生きるのには
申し分ないくらい
だけどだけど
足りないことがある


どんな顔も涙も
同じ者にしか見えない
だから覚えられない
意思を持てないんだ

私達は逆らうことさえ出来ない
ロボットのようなもの
考えや意思はもう
イ ラ ナ イ