「すごいな,数人の女性から○をもらってるじゃないか」「う~ん,でも俺がいいと思った女性からはもらえてないんですよねぇ」「○がもらえるだけうらやましいんだけど?大体,何で服装もトークもまるでやる気のない君の方が人気あるんだ?」 小林君とは隣同士で座っていたのだがテンションの低さは横から見ていても丸分かりなくらいだった。「江戸川さんはマシンガントークだから横で聞いててびっくりするんだけど『誰と話しても同じような感じ』なんですよ。結局自己紹介だけで終わっているというか・・・」「だって持ち時間は3分間なんだから自己紹介してるだけで終わってしまうじゃないか?」「だけどそれじゃ印象には残らないじゃないですか?だから俺は趣味だけに話を絞ることにしたんですよ」「趣味だけ?」「えぇ,このプロフィールカードで一番興味を惹く項目ってやっぱり趣味じゃないですか。特に自分が好きな趣味について色々訊いてあげたりすると女って喜びますしね」「なるほど」 お見合いパーティーの場合,時間が限られているのでいかに相手の興味を惹くことができるかがポイントになる。このため容姿は最重要ポイントになるがそれ以外となるとトークなわけでそのトークもいかに相手の興味を惹くことができるかにかかってくる。そうなると小林君のようなやり方は効果的だろう。 やがてフリータイムになったがそれなりに可愛いと思うような女性のところには男性が話しかけている。結局,余っている女性のところに話しかけた・・・と思うのだが誰と話したのかは記憶にない。 むしろ記憶に残っていたのは・・・。「君,本気でやる気ないな?」 フリータイムの間,小林君はまるで無関心そうにテーブルの上に置かれた飲み物を飲んでいるだけで誰にも話しかけようとしなかったのである。「好みのタイプがいないんで・・・。それにみんな,俺より年上なんですよね。」30代のパーティーとはいっても30そこそこの女性は少なく半ばくらいの女性が多かった。そうなるとアラサーの小林君は若い部類になる。フリータイムも終わり最終投票カードに記入することになったが・・・正直いいと思える女性はいなかったし気になった女性はフリータイムで話せなかったので困った。このパーティーでは6人まで名前を書けるので手当たり次第に書いても良かったと思うが・・・。で,何をトチ狂ったのか僕は前回も参加して遅刻してきた女性と鈴木さんの番号を書いたのだった。ランキングに参加しています。よろしければど~ぞ
婚活奇談~炎の道化師~
...
