環境系。part2 -9ページ目

思い出した。

昨日は、2年ぶりに上高地にいった。

うちからは、4時間半もかかる。

やっぱり遠い。

朝日を見ながら、こんなに早起きをしたのはいつ振りだろう?

霧がもやっとしていたけど

天気予報通り晴れ。

長野に入りもっともやっと

でもここも天気予報通り

晴れ

沢渡に車を止め、シャトルバスで上高地へ

昔は、800円じゃなかったけ?

と思いつつ。(マイカー規制で上高地に入るには、片道1000円のバスに乗る)


バスは観光シーズンでぎゅうぎゅう。

隣の女子は、おしゃれな山ガール風。

上高地来て思うのは、人の多さもそうだけど、

山のいる若者率が半端ない。そしてオシャレっていうね。

地元の山に行くと本当に年寄りしかいないから。

ここにくると登山流行ってるんだなーって感じがする。

バスに乗り

釜トンネルを抜け、バスのアナウンスが流れる。

焼岳の山肌が見え

少し進むと穂高連峰が現れる。

もうこの景色を見ただけで

ここにきてよかったなぁと思わせてくれる。

以前、上高地に来た時は、シーズンも遅く初雪の日で

クソ寒かったし、その前は雨。

去年に至っては、上高地に行く道が寸断されていくことすら出来なかった。

↑上高地に呼ばれてなかったかも

晴れているのは久々だった。

5年前は、毎日こんな景色をみて

つまんないなー

とか

なんでこんな歳で山なんかで働いてるんだろうと思っていた。
(このころ20歳)

今思うと贅沢な時間だったなと改めて思う。

きれーな山見ながら、ビール飲んで

休みの日には、登山に行って。

今だからそう思えるのかもしれないけど。
(ほんと人ってないものねだりだから。)

その頃、あるおばあさんをガイドした。

上高地から、2時間の徳沢までのガイド

足も悪いし、病気もある。
だから歩けるところまで行きたいとのことだった。

おばあさんは、毎年上高地を訪れているようで

毎年このニリンソウが咲く時期に合わせてきているみたい

自然ガイドとか基本いらないみたいで案内は

少ししかせず、会話をしながら歩いた。

ゆっくりだけど目的地まで行くことができた。

そして宿泊しているホテルに着いて

一緒にケーキを食べながら、またおばちゃんと話をした。

そのおばあちゃんは

上高地に来る度に

来年は来れないかもしれないという思いで、

涙が出るような気持ちになる

だから上高地から帰るバスの中では

一番後ろの席に座って

上高地の山が見えなくなるまで窓を眺めている

と話してくれた。

そして
「来年も上高地で会いましょう」
と言われ握手をした。

おばあちゃんをガイドした日は、

前日までは雨が降り続いていたのに

穂高連峰がきれいに見える晴天だった。

今回、上高地に行ってなんだかふとこのことを思い出した。

今はあのおばちゃんの気持ちがわかるな。


なんて思った。
上高地日帰り旅でした。