「ローリング」♪中島みゆき
「ローリング」♪作詞・作曲:中島みゆき1988年アルバム『中島みゆき』に収録編曲:椎名和夫、アルバムのタイトルが自身の名前という事で話題になりました。その後1993年に編曲:瀬尾一三でリメイク版がアルバム『時代-Time goes around-』に収録されました。再録までしたにもかかわらずシングル化されませんでしたが、隠れた名曲だと思います。この曲に関して私の解釈で考察すると、曲が発表されたのは1988年ですが、時代背景には70年安保闘争があり、それが終焉し主人公の夢が崩れ挫折を味わいそのやり場の無い思いが本曲に表れていて、「世情」♪に通ずるものを感じます。実際、70年安保闘争後の社会を見ると、私達世代の若者は自己主張をする代わりに無関心を装う事で社会に抵抗、その反動が無視や虐めにつながり、はけ口として暴走族に走り、社会問題となりその結果、勝ち組だけがいい思いをする世の中となり、現在に至ってはネットワークが発達し、社会のグローバル化が進み、更に格差社会が構築されている。作者はこの社会を予見していたように思える。「ローリング」♪1988年、編曲:椎名和夫バージョン「ローリング」♪1993年、編曲:瀬尾一三バージョン「世情」♪カバー二宮愛「世情」♪はテレビドラマ「金八先生」の名場面で用いられた為、広く知れ渡りましたが、実際は70年安保闘争がモチーフになっています。また、「金八先生」のドラマで学校に機動隊が突入するシーンは、私は1969年の学生紛争(私は当時まだ子供でしたが)で東大安田講堂事件を思い浮かべます。これはドラマでは無くリアルでキャンパスに機動隊が突入して武力で制圧した事件。反体制と言うけれど、体制が常に正しいのだろうか?体制が間違えている事もあるのではないだろうか、勝てば官軍負ければ賊軍の論理が、戦争が無くならない世の中を形成しているのではないでしょうか~