憲法改正問題、私の所見を述べさせて頂きます。
政府は日米安保条約を遂行する為に新安保法制で自衛隊が本土防衛と海外で集団的自衛権の行使を可能にする法案を成立させた。これにより交戦権を認めない憲法9条の下で法律上交戦権が容認された。さらに政府は新安保法制を合憲化するべく憲法改正に着手し憲法9条を改訂し、又有事も想定した緊急事態条項を追記する構えだ。
確かに日本国憲法は1947年GHQ占領下で制定され、憲法9条平和主義が生まれた経緯があり、その後警察予備隊が自衛隊となり憲法と自衛隊の問題は憲法解釈だけでは対応しきれず現在に至るまで根本的に解決していない事を考えれば改憲は必要だと思う。しかし、政権政党が数の論理で違憲立法を成立させて、国益最優先の憲法改正には私は反対です。
憲法改正は政権交代し政治形態が変わった所で行わなければならない。新政府の下で本国が独立国家として米国から自立し、本当の意味で中立国家となり世界平和の実現と民主主義の理念を追求する為に真の改革が必要なのではないでしょうか。