稲葉鍼灸接骨院・院長のブログ

稲葉鍼灸接骨院・院長のブログ

日々の治療、患者様との触れ合い、これまでの様々な経験と学び、そして気づき。わたくしが大切に思うこと、それは「生かされる限り、進化向上してゆくこと」共に成長して参りましょう!

Amebaでブログを始めよう!

川崎国際多摩川マラソン ( 11月20日)

<一般社団法人川崎鍼灸マッサージ師会>のボランティア活動の皆様方のお手伝いに行ってきました。

鍼灸とマッサージで参加者のけが予防、捻挫や筋疲労、筋肉痛、等のアフタケアなどを行いました。参加者は7000人位と伺っております。...
種目は、ハーフマラソン、10㎞、3㎞、1㎞(ファミリーファーンランニングです。)

70歳後半のお方が競技終了後ケアーに来られ、「6月からこの大会に出ることを楽しみに準備してきました。」という言葉に感銘を受けました。競技前には足首の痛みを訴えてこられた方、筋肉の緊張を訴えられてこられてかた、競技後には腰痛、捻挫、シンスプリント、首の痛み、肩の痛み、股関節の痛みなど、中には普段から足腰の痛みを抱えている方もおられました。

選手の方々ボランティアの方々、役員の皆様方お疲れ様でした。

始めてボランティアに参加させていただいた感想は『市民の楽しい「健康お祭り」』のようでした。




東洋医学 スポーツ傷害の臨床33

<スポーツ中の突然死とメディカルチェック>

概要
楽しいスポーツ中に突然見舞う突然死という悲劇は健康のために、体力増進のために、運動不足解消にと始めたのになぜ・・・最悪の悲劇が襲うのか?
現在、スポーツ中の突然死は年間35~83例で推移しています。

(Japan Sport調査)
スポーツ種目では若い人ではランニング、水泳、サッカー中高年ではゴルフ、ゲートボール、ランニング等となっています。

突然死の原因はほとんどが心疾患・脳疾患です。年齢層は若年層から中高年層まで全般的に起きています。WHOでは突然死の定義を24時間以内の原因不明の内因死(外傷などによるものでない)としています。


どうすれば、突然死を防ぐことができるのか?
大切なことはメディカルチェックをしっかりと受けておくことです。
メディカルチェックとは通常の診察と検査:血液検査、胸部Ⅹ線検査、心電図さらに運動負荷試験を行うことが大事です。

 

運動負荷テストは静的な状態では異常がなくても、負荷をかけることによって運動時の内臓の状態を確かめることができます。

 

これによって潜在的な疾病を見つけることができます。
医師は上記の診察結果から「運動の適否判断」を下します。


医師の運動適否の判断
A,あらゆる体力テストやスポーツを実施して差し支えない。
B,つぎの体力テストやスポーツを実施してはならない。
C,医師と相談して注意しながら体力テストやスポーツを実施する必要がある。
D,一切の激しい運動を禁止する。
 競技者は上記の判断のもとに運動を開始、又は中止します。

Aの評価の競技者は日頃の疲労の解消やストレスの緩解、競技や大会へ心身の調整をしてから臨むことが肝要となりますね。


突然死の予防法


○突然死の予防法は必ずメディカルチェックを受ける、基礎的な疾患を持っ 

   ている人は医師と相談の上運動する。

○Warming up Slowdownを行う。

○動中身体の異変に気付いたら即運動を中止する。

○自分の体力以上に運動をしない。

○日頃から体調の管理をする。
○激しい運動の直後、熱水、冷水シャワーを避ける。

○喫煙、大量飮水などを避ける。


*バランスのとれた食事、(ビタミン、ミネラル、水分の補給、カロリーの補給)
*強化合宿等では睡眠時間、栄養面のサポートが大切。


  東洋医学的予防法

 西洋医学のメディカルチェックと東洋医学診療で日頃から心身の調整などのお体のお手入れは大事です。


 

疲労の回復、疼痛緩和、可動域の正常化、スムーズな身体動作の保持、更に練習量の拡大や技術進歩の為に強靭な心身を育成や保持するなどの効果があります。


その結果、競技のパフォーマンスが向上し、怪我や突然死を未然に防ぐことにも繋がります。


  概要  以上

*******************************************************************


<スポーツ中の突然死とメディカルチェック>


 

はじめに
スポーツの楽しみや健康増進、運動不足の解消などの目的で行っているスポーツや運動中に突然死という悲劇が起こる。


 

1992~2011年127人のマラソン中の急死では運動の質と量の増加によるものが推測される。

1984~1988年5年間の「スポーツ中の急死」中高齢者・若年者624名10代―199例、20代―54例、39歳以前326例では運動量が多い為の死亡は少なく、運動開始15~20分以内の比較的早期に多く発生している。


 

「スポーツと突然死」1年間120~150例、その他の死をプラスすると事故、日射病、睡眠時死亡で150~200例となります。運動関係では70%でそのうちの運動中は50%、運動直後20%と運動の量と質に関係が深いことが示唆されます。(一般社団法人静岡市静岡医師会HPより)         


 

1974年日本体力医学会からの都道府県教育委員会に依頼した、「運動と急死に関するアンケート」 では小学校、中学校、高等学校の外傷以外の急性死亡は心臓・血管に起因しているという結果です。


 

従いまして、スポーツ中の突然死は心疾患との重大な関係があります。またこのデーターでは急性死の運動種目はマラソン大会、水泳(溺死)となっています。
 
運動量と突然死


健康診断、メディカルチェックで万全を来して望んだとしても、一般成人のマラソン大会参加等では身体にかかわる運動の量や質が問題となることが多く競技中体調不良を感じても栄誉のためにゴール目指して完走しようと努力して走り命を落としてしまうケースがあります。


 

健康増進、体力向上の爲の運動で命を落としては元も子もないですね。競技中に身体の不調を感じたら競技を中断するという決断が必要であり、最も大切な命を守ることになります。

 

運動中の急死は中高年者だけか



 高年者から若年者(小・中・高生)まで発生しています。
1984~1988年(5年間)に624例、10代は199例、20代は54例、39歳以前は326例と40代以降よりも多発しています。このデーターから全年齢層に亘り突然死の注意や予防対策が必要です。

 

突然死の頻度



WHOは突然死の定義を24時間以内の原因不明の内因死(外傷などによるものでない)としています。


Japan Sport 「独立法人日本スポーツ振興センター」資料では平成11年から20年までの「学校管理下の突然死」データーによりますと10年間で567例、1年間で35~83例で推移していまして、死亡全体の57%をしめています。


1年間120~150例、事故、日射病、睡眠時死亡等を含めますと150~250例と発表されています。



ハイリスク疾患


心筋梗塞、狭心症、高血圧症、糖尿病、心臓の後遺症を残した川崎病、心筋症、先天性心疾患、QT延長症候群、心室性頻脈、洞機能不全症候群、腎疾患(ネフローゼ、腎炎)、脳疾患、喘息、蕁麻疹、運動誘発性アナフラキシー等。


内科 慢性障害


 鉄欠乏性貧血、不整脈(徐脈、心筋肥大等)、慢性疲労症候群、ランニング中毒、


内科 急性障害


  心筋梗塞、狭心症、高血圧症、糖尿病、高脂血症、動脈硬化症、心筋症、川崎病後遺症、先天性心疾患、不整脈(頻脈発作等)、脳内出血、運動誘発性喘息、運動誘発性アナフラキシー、体温異常、熱中症(熱痙攣、熱疲労)、熱射病、循環障害(起立性低血圧症)、筋肉損傷、(血尿、蛋白尿、低血糖)等。


 

メディカルチェック  (資料スポーツと健康  石河利寛著  岩波新書より)

 内科を中心に医学チェックを行います。


内科的チェック

通常の診察から運動負荷試験まで行います。
 

診察(問診、身体計測、尿検査)
検査:血液検査、胸部Ⅹ線検査、心電図
家族歴
既往歴
自覚症状
運動歴
血液検査<貧血、肝臓病、糖尿病、高脂血症等>

運動負荷検査
運動負荷心電図:冠動脈疾患(川崎病、狭心症)
心エコー(心筋症、弁膜症、先天性心疾患)
24時間心電図(不整脈)
潜水性徐脈(水泳中・潜水中に発症する重篤な徐脈)

 
1. 個人データーと医学的診断

 個人データーは医学的診断の基礎となるもので重要なものです。


内容



①. 氏名、性、年齢、生年月日、住所、職業、記入年月日

 

②. 疾病歴(過去及び現在かかっているもの)
  

 高血圧症、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、心臓弁膜症、腎疾患,


 肝疾患、甲状腺機能亢進症、肺結核、胸膜炎、気管支喘息、肺気腫、

 関節リュウマチ等。
 頚肩腕症候群、腰痛、膝痛、外傷等


* 運動実施するのに直接影響を及ぼすものです。


③. 症状についての質問


‹1›風邪をひきやすいですか
‹2›ゼイゼイすることはありますか
‹3›よく息苦しくなって困ることはありますか
‹4›時々寝汗をかくことありますか
‹5›血圧が高すぎるといわれたことはありますか
‹6›ひどく頭が重かったり、痛んだりしてつらいことはありますか
‹7›体がカーとなったり、ゾクゾクしたりすることはありますか
‹8›ときどきめまいはしますか
‹9›耳鳴りがすることはありますか
‹10›よく動悸がすることはありますか
‹11›胸が痛みつらいことはありますか
‹12›少し動くとすぐにくたびれてしまいますか
‹13›最近黄疸にかかったことはありますか
‹14›足や顔がむくむことはありますか
‹15›かがみ込まなければならないほどの胃痛はありますか
‹16›最近ひどく痩せてきましたか
‹17›関節が時々腫れて痛みますか
‹18›ひどくのどが渇きますか
‹19›肩や背筋が張って仕事が続けられないことはありますか
‹20›腰や背中が痛んでつらいことがありますか


④. 負荷テスト実施前の問診
‹1›風邪などの伝染性疾患にかかっていないこと
‹2›体温(腋窩温)37℃をこえていないこと
‹3›安静時の心拍数が100回以下であること
‹4›安静平均血圧が120㎜hgを越えないこと
‹5›酒気を帯びていないこと
‹6›睡眠が十分とってあること
‹7›規則的な食生活をしていること
‹8›医師の許可があること


 

⑤. 運動負荷テストの種類


‹1›最大下テスト:呼吸器。循環器機能が最大に働かないので安全です。
‹2›最大テスト:緩やかな運動から激しい運動までの体の変化を確認し運動の

  実施の正しい評価ができます。しかし危険を伴います。
‹3›危険防止の爲下記のA、B、Cに該当する場合には中止する
 A、症状:顔面蒼白、チアノーゼ、高度の呼吸困難、胸内苦悶、足の疼痛、

      外傷等
 B、心電図モニター:
   a、水平型あるいは低下型のST低下が0.3ミリボルト以上
   b、不整脈の発現
   c、その他の重大な異常所見


 C、定期的血圧測定
   a、収縮期血圧250㎜hgを超える時
   b、脈圧が負荷を増すに従って低下するとき
  
⑥. 医師の運動適否の判断


A,あらゆる体力テストやスポーツを実施して差し支えない。

B,つぎの体力テストやスポーツを実施してはならない。


C,医師と相談して注意しながら体力テストやスポーツを実施する

  必要がある。


D,一切の激しい運動を禁止する。


*上記の判定を医師は明確に下さなければならない。


*上記の判定のもとに、A評価者は体力テストやsportsを安心して行うことができる。しかし、体力測定やスポーツを行う、当日や前日に寝不足や体の不調を感じた場合には体力測定やスポーツの実施を中止すべきです。

C評価者は医師との相談を必ず行いその指導のもとに実施すべきです。
 

2. 潜在性疾患を見つける爲に


(1) 検査は一般的検査に以下の検査が必要です。胸部Ⅹ線、

  心エコー、心電図、運動負荷心電図、ホ-ルター心電図。

(2)負荷は自転車エルゴメーター、トレッドミル、ステップテスト等で

 定量的運動負荷試験を行う。


(3)心疾患は特発性心筋症、先天性心疾患、虚血性心臓病、

  僧帽弁逸脱症等。


(4)風邪の症状の有無、
  罹患している場合には急性心筋症を発症し死に至る、

  (重要な 基礎疾患)循環器疾患、呼吸疾患が症状ある場合は

  激しい運動は参加させない等の対策を講じることが必要です。
  
3.突然死の予防法


① 潜在性疾患の検索、病態、評価
     自覚していない心疾患の検索・評価運動の可否判定
② 自覚的体調
③ 脱水症、熱中症の予防
④ Warming up Slowdownの実施
⑤激しい運動の直後、熱水、冷水シャワーを避ける。喫煙、大量飮水などを避ける。


4.東洋医学的予防法


 西洋医学でのメディカルチェックで心疾患の有無を確かめられたうえで、東洋医学診療で日頃から心身の調整などのお体のお手入れが大切です。


スポーツを行う前には心身のコンデショニング診療で体調を整え、競技のパフォーマンスをあげる等がお勧めです。


何よりも、日頃からの医学管理を行い、競技前のストレス、不眠、過労・疲労回復などを東洋医学診療で心身を調整することは当日の気候(雨天、寒冷、猛暑等)の変化やhappening等に適応して競技中、競技直後の自律神経の

 

働き過ぎを防ぎ、競技の終了直後の交感神経支配から副交感神経支配へと切り換わる時に頻脈から徐脈へ急激且過度に働いてしまい心停止の発症を未然に防げる可能性は大きいと思います。


参考資料
  スポーツと健康  石河利寛著  岩波新書
 WEB Japan sports 日本体力委員会
 WEB  静岡県教育委員会


<骨粗鬆症(Osteoporosis)とスポーツ> 


                                            東洋医学 スポーツ傷害の臨床  32

概 要
今日の高齢化・超高齢化社会において、骨粗鬆症が原因で骨折して要介護になるケースが非常に多い現状です。骨粗鬆症はスポーツによって、予防や改善が期待できるのでしょうか?  結論から言いますとスポーツや運動は骨粗鬆症の予防・改善が各種の実験や観察により有効です。


さて骨粗鬆症とはどんな疾患かといいますと、骨がスカスカになり、もろくなって、ほんのちょっとしたことで簡単に折れてしまう疾患です。
背が縮んで背丈が短くなった。背が曲がった。いつの間にか骨折してしまった。などの症状があります。


スポーツと骨粗鬆症について、ある観察結果はスポーツ愛好家と非愛好家の骨量は非愛好家の方が小さく、スポーツ愛好家の方が骨量は大きい結果が出ています。また、スウェーデンでの実験、トップクラスの選手、運動郡、非運動郡の実験結果はトップクラスの選手、運動群、非運動群の順に運動量に応じて大きい骨量から小さい骨量へと運動量に応じた骨量の相関関係が認められています。


以上のことからスポーツ・運動は骨粗鬆症の予防および改善に有効であります。
また、東洋医学診療は骨粗鬆症やその他の原因で疼痛及び関節運動制限などでスポーツや運動が出来にくい状態であっても、疼痛を鎮痛し関節の可動制限を改善してスポーツや運動がしやすい身体へと導くことが可能です。  (概要 以上)


 ********************************骨粗鬆症(Osteoporosis)とスポーツ



はじめに



高齢化社会になって、骨粗鬆症は社会的問題のひとつになっています。
その解決策の一つとして、スポーツや運動が骨粗鬆症の予防・改善が出来るか大いに期待されているところです。


骨粗鬆症の発症はアメリカでは3000万人の人達が骨粗鬆症に罹患しています。その内の8割が女性です。


日本では1年間に97万人が罹患し、81万人が女性で16万人が男性となっています。


60代女性では3人に一人、70代女性2人に一人は罹患しています。


骨粗鬆症の種類は原発性と続発性(二次性)の2種類があります。
薬物療法ではステロイド剤、ループ利尿剤等が骨粗鬆症の原因となっています。


骨粗鬆症の症状は「骨がスカスカ」となり、「骨がもろく」なり、「骨折しやすく」なり、「いつの間にか骨折している」、「背丈が短くなる」、「背骨が曲がる」、「腰が痛い」などの症状が現れます。


原因は40歳以上に発症し特に女性で閉経後の女性ホルモン分泌低下により、骨量が減ります。女性は男性の2~3倍の発症となっています。


骨は新陳代謝が繰り返し行われて、骨は常に新しく作り変えられています。
健康な骨は新陳代謝のバランスが取れていて、丈夫に保たれ簡単には折れません。


特に女性は女性ホルモンが骨の健康管理の大部分を司っています。
加齢により骨粗鬆症の増加は背骨や桃の付け根の骨折により、その他の病気も悪化させそのまま寝たきりとなり、大きな社会問題化しています。


さて、
スポーツや運動は骨粗鬆症の予防や改善に効果があるのか各種の実験や観察があります。


まず、スポーツ愛好家とアスリートおよび非スポーツ愛好家の骨量の測定結果はスポーツ愛好家とアスリートの方が骨量は大きく、非愛好家の骨量は小さいという結果があります。


スポーツ・運動と骨量の変化


実験1、1971年スウェーデン
   64名のスポーツ選手、39名の健康男子、対照者の大腿骨の骨量をγ線  

      吸収法測定の結果は骨量と運動量と相関している。

実験2、トップクラスの選手、通常の運動している選手、運動をしている対照 

        者、運動をしていない対照者の順に骨量が少なくなる。
   *下肢加重の大きなスポーツでは骨量が大である。
    <重量挙げ、投擲、マラソン、サッカー、水泳の順>


スポーツ・運動の骨への効果
     <スポーツ・運動は実際に骨量を増加させるか> 
     「一定期間―計画的運動―前後の骨―測定― 効果の有無」


実験1、ALOIA 1978年
   18名の女性、平均53歳、閉経後、半数に対して、週3日1時間運動させる。
    TBCa測定:非運動群―824±121g→804±116g 減少
           運動群―781±96g→801±118g 増加 
     (TOTAL BODY CALCIUM)


実験2、SNITH 1981年
    69~95歳、80名、4群に分ける。
    1群3年間、週3回、30分、中等度の以下の運動、
    橈骨のBMC測定
    対照群は3.29%減少
    運動群は2.29%増加
    (BMC BONE MINERAL CONTENTS)


実験3.WILLIAMS 1983年
    20名ホノルルマラソン参加希望者に9ヶ月間トレーニング
    持続的走者 一ヶ月平均141km走った。
    非持続的走者一ヶ月平均65km走った。
     対照群       走らなかった。 
    踵骨BMC測定 (前後)
    対照群   :増加が見られなかった。 
非持続的走者:1.1% 増加
    持続的走者:3.1%  増加


実験4. MARGULIES  1986年
    18~21歳  新兵
    強力なトレーニング
    訓練:1日、8時間、週6日、14週
    訓練方法:荷物を背負っての強度のトレーニング、ジョギング含む。
    訓練中断:110名  疲労骨折で中断
    完了者:BMC  左下腿骨:11.5% 増加
            右下腿骨: 5%  増加
      (BMC  BONE MINERAI CONTENTS) 


考 察
    上記の各種実験の結果から
  1.スポーツ・運動はスポーツ選手・愛好者の年齢を問わず対照群より骨量

       は増加した。
  2.高齢者のスポーツ・運動は運動刺激となり骨量をある程度増加させる。
  3.中年以降は一定量のスポーツ・運動の持続をすることが望ましい。
  4.若年者からスポーツ・運動を続けることは骨粗鬆症の予防効果となる。
  5.骨粗鬆症で脊椎の圧迫骨折患者の運動療法は低下した酸素消費量に対

      するものとして行うと良い。

東洋医学では


2.骨粗鬆症で思うように動けない人には疼痛緩解、運動制限の改善を図り、生活活動の萎縮から開放し骨自体を再生し、丈夫にし、自分のことは自分でできる身体を取り戻します。

3.東洋医学診療は全身組織の柔軟性を取り戻し、バランスを改善し運動をしやすい体に導く結果、筋力アップ、持久力アップさせ日常生活をとりもどすことができます。
更に適度な運動からスポーツも楽しめる身体へと導くことが可能となります。
*『鍼灸師へ伝えたい外科医からのメッセージ』
        福地益人 著: 文芸社 


*骨粗鬆症の圧迫骨折について








1. 運動療法は特別な配慮が必要
2. 強いストレスを与えない、骨折を起こさぬように、最大酸素消費量に対応する運動量をおこなう。
3. 戸外での運動は全身の骨が適度に伸縮・圧迫が加わるようなプログラムを工夫する。
4. 戸外での運動は柔軟体操を中心とすると良い。
5. 運動療法は患者の意欲が沸き立つように配慮する。
6. 薬物療法と運動療法を積極的に併用することが望ましい。


* 転倒予防
  段差、階段歩行、外出には転ばぬ先の杖、天候にも気をつける(雨降り、風が強い、気温が高い、等々)、靴は抜けにくい・滑りにくいものにする。


住まいでは通路などに新聞雑誌などを積み上げておかない、コード類、引っかかりやすい、躓きやすい、絨毯は湿度の高いときには要注意滑りやすい、暗く見えにくい場所も要注意です。


また、普段から足腰を鍛えて健康寿命を延伸しましよう。*ロコモティブ シンドロームの予防をしましょう。
*ロコモティブ シンドロームとは「筋肉、骨、関節、椎間板といった運動器のいずれかが、もしくは複雑に障害が起き、歩行や日常生活に何らかの障害を来たしている常態をいう。」


* 骨粗鬆症予防
 

閉経後の女性は筋力と骨が脆弱になりやすい爲、適度な運動、日光に当たる、食事内容はビタミンD、カルシウム(乳製品以外に魚など他の食材から)摂取する必要があります。


*宇宙飛行士の骨代謝
 

宇宙飛行期間に比例して骨量の減少が進行する。
 Skylub計画:1973~1974年
     28日、60日、84日間宇宙滞在
     Calciumバランス:初期は-50㎎ 2か月後 ‐250㎎
    前腕骨はCaの減少はおこらず、踵骨の減少は5年後も対照者よりも低 

         値であった。


(無重力や長期間の臥床などは荷重骨のCaを脱出させるという現象は身体の合理性を感じさせられます。)



参考資料:新図説臨床整形外科学講座 スポーツ整形外科学 

                 MEDICAL VIEW刊
   スポーツと健康 石河 利寛著 岩波新書
   標準整形外科学、  神中整形外科学、片山整形外科学、柔道整復理論 
       Osteoporosis 吉川靖三著p23~p26著書名不明
                                          以上

1.東洋医学では骨粗鬆症においても、骨折の鍼治療(*外科医師福地益人氏症例)、掃骨療法(小山曲泉氏提唱)などのように直接骨に働きかける治療法や骨の周囲から組織循環を促進させながら、骨の再生を促してゆく方法などがあります。