大変ご無沙汰しております!イナバです。
私事が色々ありすぎてメンタルヤバめですが、れいこちゃんはじめ月組の皆さんに支えて貰ってます。

と、言うことで...、ハリー×れいこちゃんというこれ以上ないぐらい私的にありがとうな組み合わせの公演、月組全ツ「ブラック・ジャック」の観劇記、やっとこupしていこうと思います。


もたもたしている間に全ツが終わってしまいました💦
年末の特番位までれいこちゃんを見る機会もないかなと思いますので、その間に一生懸命感想書きたいと思います。
いつものように長文です。
気長にお付き合いくださいませ。

🌙幕開き
開演アナウンスに被せて響く、ヘリの音。
暗い中幕が上がると、男が二人。
奥にヘリのライトを背に1人の男のシルエットが浮かび上がる。
バックフット(ライト)とロスコと、暗めの地明かりの中、ブラックジャックがスっとストールを投げ捨てる...。
もお、「正塚晴彦作品」だわー😆💕と、テンション爆上がりです⤴

ここでブラックジャック先生の定番のスタイルじゃないのも、萌えました❤(笑)
やーんもぉ、やっぱりれいこちゃんは、かっちりしたスタイルが似合いますよね💕
そして、一寸ブーツカットなパンツのラインがめちゃくちゃかっこいい❤絶対骨格ストレートですよね!←ずっと言ってる(笑)

ま、それはともかく(笑)

2人の男をジロリと目で見る演技だけで「ブラック・ジャック」になってるー!とまたテンション上がりました。

🌙記者会見
...結構記者会見というか!マスコミの役の人よく見るなって思ってたら、後ものの「full swing」にいたね、るうくんとか(笑)

それにしても、こんな結構フツーのお衣装(女子勢なんて結構タイトな子いる)なのに、びっくりするくらいガッツリ踊らせる謝珠栄先生にビビる(笑)
一寸...なんか...工夫欲しかったなぁ(笑)そこ行くと、かれんちゃんなんて、お衣装にあった踊り方しててすごいなと思いました。

ダンサーのるねくんがめちゃくちゃ喋るレポーター役ってのが面白いなと思ったんですけど、「医者でしょうか。」のくんだり、ウケてましたね(笑)
ぐっさんの将軍役は、言ってる事結構アレだけど、極悪非道な独裁者に見えなかったのは、私が、ぐっさん自身のキャラに引っ張られてるからですかね(笑)
せんちゃんのヴィクトリア女王はさすがの威厳でした。そして姿も声も美しい...。
色んなところで「この人いれば安心」ってなりますね。

別に名前のある(同業の)お役もしてるりりちゃん。どこでもナースやな(笑)

その女王陛下がナースに付き添われて退場しようとするのに食い下がる記者たちの前に立ちはだかる白衣姿のちぇんちぇい❤
下手の袖パネルの辺りでじっと立ってる時から、患者には優しい...というか「看てる」って視線なんだけどその他の人にはなかなか厳しめな視線を送ってて。
威圧感甚だしい(笑)
それにしても、「ドクターコート」の似合いっぷりったらないですね❤

めちゃくちゃかっこいい❤

オペの場面で、長い丈のケーシーを術衣として着てますけど、私的にはれいこちゃんのちぇんちぇいにはドクターコート(白衣)の方が合ってると思いました(笑)

記者たちのナンバー(激しめ(笑))の後、トレードマークのマント姿になったちぇんちぇいがセンター奥から登場して、主題歌を。
後ろに「影」従えて。

途中まで、輪唱みたいに「影」のわかちゃんもれいこちゃんの後ついて歌うんだけど...「かわらぬ思い」って...そうだった、最初の音めっちゃ低かったんだって思い出したくらい、出てなかった(笑)
れいこちゃんったらしれっと歌うから、難しいって忘れてたよ(笑)

シビアな話をすれば、(影は)歌わなくて良いんじゃないかなと思いました。作品に...やっぱりスッと入って行こうとしてるとこ引き止められた気持ちになったので。
あ、ダンスはお任せします。よろしくお願い致します(笑)

バックのコロス達は、安心安定のダンサーさん達で...「コロス」なんだけど「黒天使」みたい(笑)って思いました。
みんな立ってる姿とかかっこいいんだもん❤
あ、れいこちゃんの「かわらぬ思い」は、去年末聞いたそれよりもっと気持ちがこもってて、とてもステキでした。

🌙ロンドンのパブ。
ブックマークをやっている、ケインとジェイの場面。
いやいや、おだちんとぱるくんって一学年しか変わらないからか、「兄貴分と弟分」感がよく出てて…少しおだがちゃんと研9に見えたよ(笑)
小さい兄貴分とでかい弟分(それも使えない系)って、ちょっとエモい(笑)
で、そのでかい弟分の彼女がまた小ちゃくて可愛いまのんちゃん❤(や、決して小ちゃくはないんだけど…イメージね)
今回はなんせ主役二人にLove要素がないもんだから、この二人の可愛いやり取りに癒される(笑)
ケインの情報が元で賭けで損をした相手から逃れようと空港に向かう二人。
通りがかった女の子を突然巻き込んでダンスするくんだり、「愛するには短すぎる」を思い出しました(笑)
ニース辺りに行こうみたいな話をした時「砂浜にねそべってたら、ぷりっぷりの女が寄ってくる」ってセリフが印象的でした。…「ピチピチ」じゃなくて「ぷりっぷり」なんだって(笑)
後、下手からヌッってハンドルが出て来た時は笑いました(笑)
初日は前席だったので、袖でハンドル渡す大道具さん(舞監さん?)もしっかり見えました(笑)その後は後列だったので、ぬっと出てきた手に握られたハンドルがいい感じに見えて、よかったです(笑)
上手でジョイが違うルート行こうとするとこ、上手際々に置いてるスピーカーを人に見立てて芝居してる?って感じでしたね。
コロスちゃんにハンドル渡してチケット(航空券)受け取ってゲートに向かう流れがスマートで好きです。流石、ハリー演出❤

🌙空港
賭けで損をした相手(サザーランド)一味と一悶着あってケインが倒れた時に、たまたま居合わせたBJちぇんちぇい(笑)
第一声が「動かすんじゃないっ!」って怒鳴り声なんでびっくりする(笑)

てゆーか、れいこちゃんの語尾に小さい「っ」が付く喋り方が、めちゃくちゃブラックジャック先生に合っててすごい好き❤

さっと近寄ってステート出して頸動脈で聴診して、注射器でバイアルから薬(血圧降下剤?)を吸い上げるちぇんちぇい。呆然と見てるジョイ叱りつけてケインの袖まくらせて処置して、下瞼診て、救急隊に指示しながら、ささっとメモする一連の動きがほんとドクターっぽくてカッコイイですよね。
ぶっちゃけ、ちぇんちぇいの医療行為の場面ってここだけなんですけど(レントゲン写真見るとこも医療行為といえばそうかな)…「あ、この人(ちゃんとした)お医者だ」って納得できる。ほんとにれいこちゃんってすごいなって思ったとこです。

あ、すごいといえば。福岡公演の時(6日ソワレか前楽)、ドクター鞄からステートがなかなか出てこなくて(引っかかった?)見てた私達も焦ったんだけど、いつもはステート片付けてからメモ出すところを、先にメモ出して書き出してからステート鞄に放り込んでました。あんな時間の巻き方するとは…すごいなって思いました。
ぱるくんやみかこちゃん、焦ったろうな。
めちゃくちゃ蛇足なんですけど、下瞼診るとこで、左手でマントやストールやステートをひと絡げにまとめる仕草がめちゃくちゃ好きです❤
そういえばここの救急隊員さん、ぐっさんでしたよね。エンリケ将軍なにしてんのって思ったのは内緒(笑)

🌙ピノコ!
もう…発表あった時からわかっていたけど、みうみんのピノコはほんとに可愛かった!!!
目がめちゃくちゃ大きくて、舌っ足らずで…「ピノコがおる…」ってなりました。
お衣装が、前回の雪組版で「ピノコの影」が着ていたものでしたね。カラーでちょっと見たかったな(笑)

場転を、コロスたち(と大道具さんたち)がやってるのが、完全暗転でないとこが多くて、それも「生」観てるって感じで好きなんですけど、コロスの男役ちゃん、あのテーブル1人で出すの大変だよね。何事もなかった様に座ってたけど…(笑)

🌙CIAのオフィス。
ここのちぇんちぇいは、日によってご機嫌が少しマシな時とめっちゃ悪い時がある様で(笑)
ソファーに座る時めちゃくちゃ声漏れてる時ありましたね(笑)
それにしても、普段は横にちなつちゃんがいるからフィーチャーされないですけど、れいこちゃん…長い御御足持て余してますよね、この場面(足組んで処理したね)。
めちゃかっこいい💕

そこへ出てくるりんきらのスノードン卿。
本当に…本当に…あなたがいてくれて嬉しいってなったよ、りんきら!
びっくりする位、マヤさんに似てるの!
マヤさんは「正塚作品に絶対必要なキャスト」だから、退団された時どうするのか(先生、作品出さないかもとか)心配したんですけど、もう絶対安心だわ。
元々芝居上手い人だもんね。
雪組で一緒だった頃からお互い立場は大きく変わったけど、れいこちゃんとお芝居してるの観られて、本当に嬉しかったです。

花組版を見たので、ストーリーはわかっているのですけど、くらげのアイリスを見た時の、ちぇんちぇいの固まり具合にドキドキしました。
握手の手にすら反応できない位に固まっちゃってるちぇんちぇいがやっと絞り出した「…いや…」の一言。

ここも毎回ニュアンスが違うと感じたんですが、掠れたような声で言った時が特に印象的でした。かっこいいんだってばよ❤

ジュラルミンのアタッシュケースって(小道具とはいえ)扱いにくいのか、くらげ、開けるの失敗したりしてましたね(笑)でも、それすらリアルに感じました。
私は観てないんですが、れいこちゃんが札束落としたこともあったそうで。ちぇんちぇい、動揺隠せなかったのかなって思いますよね(笑)

ここ以外でもいますけど、まるで「黒天使」かのようなコロスたち…どういう立ち位置なのかなあ…。
BJの内面を表現してるってより、彼を俯瞰的に見てる感じがして…。…いや、それすらも彼の視点なのかもとか思ったり…。
ただのダンサーではない難しいお役ですね。

🌙回想の恋人
…レイネプ再びの、超早替わりなくらげ。ヅラから変えるの…毎回ご苦労さまでした。でも、パンプスはそのままなのよね。…それは変えて欲しかった(笑)イヤリングは、仕方ないかな。アイリスの時ほぼ見えないし💧‬

ところで、原作通りだから(書かれた時代的に)か、恵さんって言葉使いめちゃくちゃいいんですよね~。
「どうしてご自分の事をそんな風におっしゃるの?」とか「聞かせてください、本当のお気持ちを(だっけ??)」とか。
トップコンビでラブなしといってましたが、この回想シーンはきゅんきゅんしますよね。
てか、あのちぇんちぇいにこんな過去があっただなんてって…ストーリー知っててもきゃ~💕ってなる。

🌙公園
ホリゾントの街並みは作中ずっと変わらないのだけど、窓に明かりが入ったりして時間の変化とか見える様にしてるのが憎いと思いました。

で、ロンドンの街なかの公園のベンチにため息とともに沈むちぇんちぇい。
膝に肘載せて、客席につむじ見せる位頭下げて…。
靴磨きの少年の声かけにも、弱く頭を振るだけで…。
余程元カノにそっくりな人に出会って、心をかき乱されたのね。その心の動きが手に取るようよ…。
「(二度と会う予定ない人が)たまたま似てただけ」って落ち着こうとしてるところに、よりによって本人が追っかけて来て。

「…どうして…。」って呟いた言葉には「なぜ追って来た」だけでなく「なぜ似てるんだ」「なぜ思い出させるんだ」的な意味もあったように感じました。

初見(花組版)…というか今回の初日でも、この段階では、恵さんて子宮がんで亡くなったと思ったんです、私。
いや…私は子宮がんになった事もないし、好きな人にオペしてもらった事もないから分からないけど、少なくとも現代なら子宮を全摘したとしても、愛し合った人と別れる理由にならないかなって思ったんですよ。…まあ、人それぞれだし、めちゃくちゃデリケートな話なので、恵さんの判断を否定するつもりはないですけどね。…純粋にちぇんちぇいが可哀想だなと思ったんです。「君でいてくれさえすれば…生きてさえいてくれれば」って思ってたのにって。

一寸話が逸れました💦
その恵さんのそっくりさんなアイリス中尉は、至って個人的な理由で彼を追ってきて。
元同僚で恋人のオペを引き受けて欲しいと、レントゲン写真やカルテ持参して。…用意いいな(笑)

なんかこれも切ない話ですよね。元カノそっくりさんから恋人の話されるなんて。ちぇんちぇい可哀想…。

ここのやり取りも、めっちゃ機嫌悪い時は、カルテ受け取りながら軽く舌打ちしたんです(笑)
「なんでやねん」って思いながら受け取ったんでしょうね。
でも、街灯の明かりで写真透かして見た途端、ちゃんとドクターの顔になるのがプロやなってなりました。

ここ、結構しっかり読影してるんですよね、その気がないなら一瞥だけでいいはずなのに、所見説明してるし。
ピノコのいうところの「ああ見えてお人好ち」なんでしょうね。
てか、やっぱり根っからの医者なんでしょうね。

くらげのアイリスは、ちぇんちぇいの指摘通り「彼への愛情」と言うより「罪の意識から逃れたい」が為にオペを依頼してる様に見えます。
上手いんだわ…そのさじ加減が…。
歌詞にもあったように「気遣うあまりに寄り添う温もり いつしか忘れてた」とこから(感情を)スタートさせるんですものね。

それにしても、ほんと…色んな意味で強い女性だなって思います。そしてくらげ…めっちゃ似合ってる。昔別箱でやった「kingdom」思い出します…もしかして、ハリー的にくらげのイメージこうゆう感じなのかな(笑)

こっそりと「喧嘩ップル」が大好物な私は、ここからニヤニヤしてる訳で…。

オペは引き受けないといいつつも、アイリスが置いていった連絡先のメモは回収する律儀(というか日本人)な、ちぇんちぇい。
てか、このご時世、個人情報はもっと慎重に扱わなきゃ!って斜め上なツッコミ入れてしまいました(爆)

アイリスの「恋人」が、空港で助けた男だと知り、二度と無謀な行動をしないよう思い知らせてやると決めるBJ。
彼にとって、(他者自分関係なく)命を粗末にする輩が一番許せない人間ですからね。

🌙病院
ここの転換の時、長椅子がパネルと変わらない長さなのか、気持ちいいほど見切れてて(笑)、それも「お稽古場の長椅子じゃね?」ってデザインで(笑)
ストーリーとは別のとこがやたら気になるんですけど。

…気になるといえば…ナース。下級生娘役ちゃんだから、もしかして「ナースキャップ」見た事ないのかもなんだけど…。梅芸での期間中、二度見するくらい斬新な付け方してました(笑)
や、誰か教えたって~って思いましたよ?
福岡では、改善されてて安心しましたが、あの付け方でどこまで回ったのか気になります💦

あ、そうそう、松葉杖付いてるるねくんも気になりました(笑)お役としては「群衆男」なんで、レポーターではないのだけど、お衣装おなじなんで、「レポーターさん、クーデターの取材で怪我したの?」とか思ってしまいました(笑)

ここの場面のドクター(ベリンダ)とナース(ヨランダ)はとても美味しいお役ですよね。
そんなところにかれんちゃんとりりちゃん配してくれて、ハリーありがとうございます。

特にベリンダのかれんちゃんは、れいこちゃん向こうに回して激論交わす、キャリアもプライドも高めの…娘役ちゃんにはなかなかなお役で。でも、ほんとに、火花散る位ぶつかってましたね。
もう…額に青筋たってんじゃね?って位、ちぇんちぇい、御立腹でしたよね。
「なんだあ⤴💢」とか「それでも医者か!!」って…。
多分こんな怒り方するれいこちゃんも、初めて見た気がします。

そうしてブチ切れながらもケインを少しでも安静にさせようと、ナースに付き添わせようとして、名前呼び間違えるっていうくだり(笑)
初日、まじれいこちゃん間違えたと慌てました。それだけナチュラルな芝居でした。

りりちゃんの返しも、かれんちゃんのリアクションも、本当にだまされて、笑わされました。
ハリーのこんな演出、大好きです❤

ナチュラルといえば、おだちんケインの「フンッ!」って言い方も好きでした。
こういう普通の会話のやりとりのお芝居、ほんとに好きです。

ケインが病院飛び出して行ったのを追いかけようとしたBJに、「先生!」とヨランダが突然よびかけて、怒りに任せて「なんだっ!」と返されるけど、怯むことなく「今度サインください!」と叫んで、ちぇんちぇいの毒気を抜くという…。
こういうお芝居も、ハリー作品ならではですよね。
本当におもしろかったです。

🌙街
この場面のなにが好きって…もう…れいこちゃんとおだのデュエットですわ(笑)
二人とも元々力強い声質なのに、感情に任せた怒りモードで歌うから…めっちゃ迫力がある。耳が喜ぶかっこよさ❤だと思いました。

「やがて本が閉じるように終わりが来る」って歌詞が妙に響いた場面でもあります。

多分、ちぇんちぇいの言うことのが正しい。でも、ケインの様に「したいことも出来ずに生きるより、自由に生きて死にたい」って考え方もわかる。きっと自分がそんな立場にならないとほんとのところは理解できないんだろうけど…。

二人の話は平行線のまま終わらない…。そこへ、まのんちゃんのローラが、ケインを呼びに来る。よく見てたらローラ、一寸オドってしてるのよね。
多分、感情が高ぶってるケインにはわからない程度に。

話を切り上げてジョイのもとへ行こうと駆け出すケインに「走るんじゃないっ!」と怒鳴るBJ。「すぐには死ねない(から少しは気をつける)」と言った手前、忌々しそうに歩くおだの顔がよかった(笑)

🌙ケインの部屋
この場面が一番小道具多いんじゃないかな?…とはいえ、全ツ仕様なので「荒らされてる部屋」らしきものは書類数枚と花瓶位?カウンターぽい上にも書類を広げてるけど…。ま、「これが限界かな」ですね。完全暗転ちゃうし…。

部屋を訪れたアイリスが、この荒れ具合に呆然とするところから始まるこの場面。
床の書類集めて、零れた花瓶の水拭いて机に戻して(男の一人暮らしで花飾ってるってどーよ??って思ったのは内緒)。
その時ふっと目に付いた書類手に取って「えっ?!」てなるとこ、「えっ?!」てなりつつPC起こして画面開ける流れがかっこいい(笑)

PC自体は、時代設定(1980年代)の関係でめちゃくちゃ古いけど…プリンターなんて、あれ、A4出てたけどそんな可愛い用紙じゃないですからね、本来(笑)花組版ではそれだったけど…もう、ないのかな…用紙が...多分(笑)

その書類に集中してる時にBJが入って来てハッとするのが、あまり警戒してなく感じました。…BJが来るのわかってたからかな。
ここの二人って、最初はアイリスがめっちゃ怒ってて、ちぇんちぇいが落ち着いてるのが面白い。
なんだったら面白がってるよね、ちぇんちぇい…(笑)

PC前の椅子に腰掛けて、画面を見るBJ。…原作漫画知ってたら、すごく不思議な気持ちになる…「あの、BJの世界にPCがある!」って(笑)
ここ50~60年の化学の進歩まざまざと見せつけられた思いがしますよ。
ま、それはともかく。

楽日だったかな、入ってきたちぇんちぇいと話してる時に、くらげがデスクに置いた花瓶倒してしまって(気付いてなかったかも)、椅子に座るついでにそっと直すちぇんちぇい…とゆーかれいこちゃんに、ニヤってしてしまいました💕

ケインがやってた事の重大さを知ったアイリスは、彼に裏切られた形になるから、…一寸言葉違うかもだけど「可愛さ余って…」状態で、つい「(逮捕されて恥を晒す位なら)死ねばいい」と口にしてしまう。や、この時は本当にそう思ったと思う。
それ位ショックを受けてたし、そういう世界に生きてるから。
でも、聞いていたBJはそうじゃない。「そんな言葉を口にしたら、いくら女でも殴るぞ!」って、マジギレする。
そう言った後にまた「死ねばいいのよ!」って言うアイリスに、ずんずん近付いて行くところで、いつの回か、腕を組んだままだった事があって。
もちろん殺気級の怒り発してたから、アイリスも後ずさりしてたけど(段取り以上の)、こんな乱暴な口の利き方していつも機嫌悪いけど、ちゃんと女性を立てられる(女性に暴力振るわない)人なんだってより一層感じたんです(昔の日本男性にしては珍しい)。
本当に格好いい💕

「この傷を見ろっ!」
「私はなあ、1度死んだ人間だよ」
「この世に命以上に大切なものなんてないんだよ!」
彼の怒りの根底には、「命」への愛というか想いがあって。
それを理解しないもの、粗末にするものを許せない。
一度失ってしまったら二度と取り戻せないものなのに…。
そんな悲しみに似た悲痛な叫びが、怒りとなって出てくる。
彼の心情を思った時、切なくて苦しくなる。
多分この気持ちを共有出来るのはピノコだけなんだろうな。

後ろとかで見ているコロスたちの表情も印象的です。

この場面が作品中一番キモなんだと思うんです(起承転結的には承辺りだけどもさ)。
星組があのタイミングで「王家に捧ぐ歌」を再演したのと同じく、今、この時に「何よりも命が尊い」と言うことを、発信していくことに意義があるんではなかろうかと…。
だから、数ある正塚作品の中からこの作品が全ツに選ばれたのかなと…。

全然違う次元で、れこうみの「言い合い(舌戦)」観たかったので、個人的に嬉しい作品選んでくれたなと思いました🤭

また脱線してしまいましたね💦

幸い、アイリスにはその言葉が響き、彼を探す事になった。だいぶキツイこと言われてたけど…。
アイリスだって、裏切られたとはいえ恋人で命の恩人をそんな簡単(でもないけど)に切る事は出来ないものね。

🌙回想
先に書いちゃいましたけど、恵さんは無事手術を終え(多分全摘した)、BJの元を去っていく。
彼女の決断を尊重したBJだけど、想いは強く残ってて…。だって命さえあれば共に生きていけると思ってたんだもんね。
それと同時に…今の状況が重なって、「命さえあれば」の思いが揺らぐのを感じて「…君は今、幸せか…」と記憶の中の恋人に問いかけてしまう。

はあ…切ない…😢
れいこちゃん、元カノを思い続けるのってはじめT…ちゃうわ、ジェイ(ギャツビー)もそうだったわ。…だいぶ趣違うけど(笑)
お呼びじゃないの承知で、抱きしめてあげたくなる🙈💕

②に続きますっ!