大変ご無沙汰しております。
はい。
こんなご時世なのに、めちゃくちゃ仕事が忙しく、その上観劇に勤しんでおりましたので、体調崩す暇もなかったので、めちゃくちゃ元気です(笑)

さて。
毎年恒例、「チケット半券にみる2020年観劇記録」やりたいと思います。

※書き上げるのに時間がかかりまして、年が変わっておりますので……文中の今年は2020年、来年は2021年でお読み下さいませ※


観劇記録(月を跨いでいる公演は、初日月にカウント。☆はOG出演公演、※はその他の公演)







1月  ☆「天使にラブソングを」梅芸 1回 
           花組「マスカレードホテル」DC 2回
           雪組「ワンス・アポン・ア・タイム」大劇 3回(うち1回ライビュ)

2月  ☆「紅ing」梅芸 1回
          月組「出島」DC 1回
          星組「眩耀の谷」大劇 3回

7月  花組「はいからさんが通る」大劇1回

8月 雪組「炎のボレロ」梅芸1回
           宙組「壮麗帝」ライブ配信1回

9月  花組(公演再開後)「はいからさんが通る」1回
           雪組「NOW ZOOM ME」ライブ配信1回
           月組「ピガール狂騒曲」大劇15回

10月 専科・雪組「Passion damour」バウ1回

11月 宙組「アナスタシア」大劇2回

12月 月組「ピガール狂騒曲」東宝2回


とにかく、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため公演が中止になったり、罹患者が出て中止が延長されたりと、2月末から7月、8月いっぱい全く舞台が動かない日がありましたので、観劇回数はかなり少ないです。ライブ配信なんてものも利用したりと、今までにない観劇の形が出来た1年でしたね。
結果、35回。
そのうち約半分が月組のピガールだという(笑)
外部はそのうち2回。奇しくも仲良し88期の2人が主演の作品でした。まー様(朝夏まなと)の「天使に」は、原作の映画が好きで(ハッピーエンドとかコメディーならアメリカ映画好き)、期待して見に行きました。めちゃくちゃ面白かった!まー様は何本か観ましたけど、上手く女優になったなという印象です。
そして、べに(紅ゆずる)のコンサート。面白かった!腹筋使いましたよ。ほんとにこの人好きだなと思いました。ロビーでチョコもらいましたね(笑)
来年も色々楽しみです。

で。
総評という名の感想です(笑)。
花組は、国際フォーラムのダンオリ以外観られた事になりますね…奇しくも…。
マスカレードホテルは、そんなに期待せずに行ったんです。東野圭吾の小説を食わず嫌いで読んでなかった事と、谷(谷正純)先生の「小説舞台化」に警戒感ありましたし←「カンパニー」のガッカリ感を忘れられない😅
ま。アレな所はちょこちょこありましたけど、それ以上によかった!
あまり面白くて、原作借りて読んじゃいましたよ(笑)あまり現代もの読まないんで、ほんとに珍しい…やっぱり東野圭吾って凄いなと思いました(笑)
あきら(瀬戸かずや)とひらめちゃん(朝月希和)の並びも良くて、こりゃ楽しみだなって思ってただけに、まさか花組にでん着いてすぐ雪組に戻っちゃうとは思わなかったよ。
なによりおとくり(音くり寿)の怪演には、舌を巻きました。この子、ほんとに歌も芝居もダンスも上手くて...なんで(まだ)トップになってないのかほんとに不思議です。
大劇での柚カレー(柚香光)と華ちゃん(華優希)のお披露目「はいからさんが通る」は、まさかの初日延期。前の星組から休止していた宝塚歌劇が、政府の方針に従い完全ストップしました。
ほんとに、柚カレーたちの心中いかばかりかと、こちらも辛い思いをしてましたが...。
4ヶ月時期をずらして、なんとか開演出来ると発表があった時は、ほんとに大喜びしました。
my初日、特に花組さんに推しはいないのに、オープニング始まった途端、嬉しくて涙が止まらなくなりました(笑)
初演も観てたので、比較しながら観られたのも楽しかったですし、やっぱり大劇場サイズになると色々華やかで豪華でしたね。退団したキャストに変わって新たに配役された子たちも、頑張ってたと思います。ここでもやっぱりおとくりが凄くよかったです。ひとこちゃん(永久輝せあ)の花組初見だったんですけど、袴捌きが堂に入ってて、笑っちゃいました(笑)さすがです!
元々3回程しか観ないつもりだったのですが、初日から2週間で、また公演がストップして心配でした。
千秋楽目前の9月に再開。たまたまその日のチケットを持っていたのですが、演出が若干変わってた事に、対策の大変さが伺い知れて、それでもなんとか幕を開けようとしてくれた劇団に、頭が下がる思いでした。
通常公演にはない終演後のご挨拶があって、泣くまいと、言葉を噛み締めるように小さい声で話す柚カレーにもらい泣きしてしまいました。
拍手、ほんとに凄く大きかったです。

東京はつつがなく済み、ほっとしたところに華ちゃん退団のニュースが飛び込んできて、びっくり所ではない程に驚きました。
来年の花組さんはどうなるのでしょう…。
はいからさんで、柚カレーな魅力を再認識した私としては、ほんとに色々心配です。


月組さんはですねぇ…。
私、本当に「赤と黒」って作品が大嫌いで(笑)再三のお誘い断りまくってた訳ですよ。
ほんとに無理なんです。原作+脚本家の考え方自体が。これと、「仮面のロマネスク」と「激情」...マジでダメ。
と、言うことで、泣く泣くれいこちゃん観るのは諦めて、同時期別箱の「出島」観ました(笑)
もぉ、ほんとに!若谷(谷貴也)先生大好き!今の若い人たちのニーズ分かってる~♥(私は若くないけどね)
こういう話、ほんとに好きです。軽くてオシャレで...でも芯はしっかりしてて。なんと言っても男は格好よくて、女は可愛い!(見た目+α)
サイコーです(笑)
ジャンルの問題でなく、ストーリーのテンポとかセリフ(言葉)のチョイスとか、音楽とか、セットとか。エンターテインメントとして、客を飽きさせない工夫がある。...重要だと思います。
ちなつちゃん(鳳月杏)のビジュアルは、素晴らしかった!あんなに着流し格好いいだなんてっ!独特な世界観のお衣装サラッと着こなして、流石の上級生!ありちゃん(暁千星)は、兄弟弟子それも、兄の方って一寸アレでしたけど(笑)アイヌの羽織ものめちゃくちゃ格好良かった!てか、どのお衣装も似合ってた!ありちゃんって、格好良かったんだねぇ(爆)可愛いしかなかったのに...。
「恐ろしい子」おだちん(風間柚乃)はこれまた、超個性的なお役を、いとも簡単に演じていて、ほんとにこの子研30位じゃないの?って思います(笑)山場での、客席登場にはびっくりしました。やー、ほんとに格好良かった。
ちなつちゃんの子供時代を演じた、尚樹くん(蘭尚樹)もよかった。師匠のるうくん(光月るう)とのやり取りに一寸感動しました。てか、るうくん、イケおじ(おじじ)でしたね。や、私この人が1番好きなもって思いました(笑)
月組の、トップ3人を支える立場の人たちの伸び伸びした芝居観て、次代に繋がるものを感じました。れいこちゃん...こっちに出ててくれたら、何回でも通ったのに...(涙)
何ヶ月ぶりか分からないくらい待った大劇場公演。夢にまで見た(笑)れいこちゃん(月城かなと)の若衆姿に興奮しながらも、植爺(植田紳爾先生)作演という事で、一抹も二抹も不安でした。ま、案の定小馬鹿にされた感にイラッとしながらも、雪組とは違う月組のスキル(和物の所作というより日舞の動き)の高さに驚いた訳ですけど。みんな美しかったです。松本(松本悠里)先生はほんとにほんとにフェアリーだなと、感動しました。
初舞台生の口上も、初日は泣きそうになりました。ほんとにいっぱい我慢して頑張ったね!
...ですが、あのバカみたいに繰り返す「welcome」には最後まで慣れませんでした。ほんとに植爺とは合わないわ。
ま、そのイライラも、「ピガール」が吹っ飛ばしてくれました。
元々「十二夜」自体が好きだったので、ほんとに期待してたんですけど...期待以上でしたね。
「十二夜」はあくまでもベースで、物語はオリジナルのハッピーエンド。キャラクター一人ひとりが粒だっていて、個性的。テンポも良くて、いつもより多い(気がする)歌のナンバーで、とんとん話が進んでいって、集中が途切れない。
そして、キュン死にしそうな程に、可愛い!よもや包容力の塊、男くさい男役のたまきち(珠城りょう)があんなに可愛い女の子になるとは!そしてれいこちゃんのイケおじっぷり!れいこちゃんの歴代お役の中でも、一二を争う位好きになりました。そんな2人がハッピーエンドだなんて!
おかげで、通算18回(ライビュ入れたら19回)も観る事になった訳です(笑)
月組東京公演は、前代未聞(私的に)な年またぎ公演になりましたね。千秋楽まで落ち着きませんが、無事に幕を下ろせる様に祈ってます。


雪組は、お正月公演の「ワンス」が、東京で(コロナの影響で)止まって、千秋楽が出来るかだいぶ心配しましたが、ヒメ(舞咲りん)、きゃびい(早花まこ)がなんとか卒業ご挨拶出来てほんとによかったです。
作品的に...は...。ごめんなさい、私ほんとにこういうのダメで(ダメ多いぞ)、なかなか主人公に感情移入出来なくて...てか、アメリカ映画が受けつけないのかもですけど...。とてもとても素晴らしくて美しくて、だいもん(望海風斗)、きーちゃん(真彩希帆)はじめ組子みんなの力演は感動したんですけど...って感じでした。
「NOW ZOOM ME」は、ご縁がなくてライブ配信で観る事が出来ました。チケットない人でも、見ることが出来るって、ありがたいコンテンツだなぁと思いました。本当は生で見たいけどね、見られないからさって。
面白かったですね。だいもんたちの歌も堪能出来たし、今の雪組らしくない(笑)お笑いもあったし...(笑)
サイトーくん(齋藤吉正先生)ったら、同世代だから、曲のチョイスにウケるウケる(笑)「(若手の子たち)みんな、知ってるの?」って思ったけど(笑)
生で観たかったなぁと、思いました。
全ツの「炎のボレロ」は、初日直前に罹患者出て、あわや中止となる所、なんとか延期という形で上演出来ることになって、ほっとしました。
この作品は、苦手な柴田(柴田侑宏)先生の作品の中では好きな方で...観たかったんです。てか、月組、これやって欲しかったよ(笑)
演出も少しだけ変わってて(ネッシーさんの時比)観やすくなってたと思います。なによりさきな(彩風咲奈)とじゅんはな(潤花)の似合いっぷりったら!お役のイメージ通りでした。
悪役演じたあすくん(久城あす)の力演も素晴らしかった。密かに楽しみにしていた(笑)ジェラールとモニカのカップルを演じるあーさ(朝美絢)とちるちる(彩みちる)の息の合いっぷりもよくて、大喜びした覚えがあります(笑)
専科のかちゃ(凪七瑠海)との「パッション」は、まぁ、ほんとに懐かしい楽曲が多くて...かなりテンション上がりました(笑)ルポアゾンとか、もぉ...たぎる(笑)
岡田(岡田敬二)先生の作品は、クラシカルで一寸退屈な時もあるけど(笑)、やっぱり好きです。
年明けにはとうとうだいもんたちの退団公演が始まりますね。どうか無事につつがなく済みます様に...。退団者には思い入れのある人が多いので、しっかり観にいきたいと思ってます。


星組も、別箱は全く行けずで、唯一の大劇は花組と同じくお披露目公演でした。95期のまこっちゃん(礼真琴)の...。
ムラの初日は問題なく開けたのに、後一寸で楽日ってところでストップしてしまい、多分苦渋の選択で楽日だけなんとか公演をするという綱渡りを決行しましたね。賛否ありましたけど、結果よかったんじゃないかと思います。みつる(華形ひかる)をちゃんと卒業させてあげられましたし。柚長(万里柚美)の組子最後の公演でしたし。
作品は...まぁ...あれですよ...ええと...これでお披露目かぁ、可哀想に...ってのが正直な所です。謝(謝珠栄)先生、お芝居の脚本は止めた方がいいと思いました。ショー(MAHOROBA)はよかったのにねぇ。でも、まこっちゃんもひっとん(舞空瞳)もよかった。ま、1番きゃーってなったのはせお(瀬央ゆりあ)ですけどね(笑)ほんとに、ヒゲのおじ様好きやわ、私(笑)
これからどういう組に成長するのか...ほんとに楽しみですね。

宙組も、生では「アナスタシア」1本しか観られませんでした。
「壮麗帝」は、受信状況が悪かったのか、何度も止まって、結局よくわかんないままに終わってしまいました。樫畑(亜依子)先生の2作目だったのでほんとに楽しみにしてたんですけど...。この状況で見た限り、上滑りしてる感が否めない脚本だったなと思いました。
この作品でも、95期のおヒゲのおじ様...ずんちゃん(桜木みなと)がいまして←や、主演だから!
そういう意味では楽しかったです。後、ヒロインがお気に入りのららちゃん(遥羽らら)だったのでほんとによかった(笑)そらくん(和希そら)は、ほんとに大人の男になりましたね。押しも押されもせぬ堂々とした役者っぷりに震えました!
CS放送待ち遠しいです(笑)
で、「アナスタシア」ですよ。観る前は、「神々」が記憶に新し過ぎて、絶対暗くて重たい話やん!(ロシア系苦手)とか思って、1枚しかチケット取ってなかったんですよね。
まぁ、ところがどっこいですよね。めちゃくちゃハートフル ハッピーエンド♥キュンキュンしまくりました!「成長物語」って前向きになれていいですね。お衣装も、思ったより地味でなかったし、ほんとに楽しそうでした。前作に引き続き、ずんちゃんの「おヒゲのおじ様」観られたし♥1度目で感涙した私はすぐさま次のチケット押さえましたよ(笑)
仕事でバタバタしていた楽日そして、翌日。まさかのビックニュースに文字通りひっくり返りました!まかまど解散なの?なんで専科なの?...ほんとに人事...よく分かりません!
とはいえ、決まったことですし...じゅんはなもめちゃくちゃ可愛いから、頑張って欲しいです。マカゼくん(真風涼帆)は、おっとりした優しい子だし、すぐいいコンビになると思います。
楽しみにしよう。

今年の1番好きだった作品は...言わずともがな、「ピガール狂騒曲」です!脚本も演出も、大道具もお衣装も楽曲も...なにより演者も...全てがどストライクでした!これ以上好きな作品が(月組で)出るか不安になるほどに好きです!
仕事と身体が許す限り観られてほんとに幸せでした!



観劇後、感想を書かずの作品が多くなっていましたので、感想がてらの総評となり、昨年に引き続き、長くなってしまいました。
申し訳ございません。
今年も超ペースダウンしたブログになるかと思いますが、ぼちぼち続けていくつもりですので、どうぞよろしくお願い致します。

2021年   稲葉ひとみ