阪神・淡路大震災が発生してから25年です。
当時住んでいた集合住宅の窓から見える、煙で真っ黒になった神戸の空を、小さかった娘を抱いて不安な思いで見つめてたあの日から…。
もちろん、揺れた瞬間も怖かったですけど、明るくなってどんどん被害の状況が分かって来ると、恐ろしさに震えが止まらなくなりました。
家はささやかな被害で済みましたけど、よく知るよく行く場所の変わり果てた姿に愕然としたのをよく覚えています。というか、一生忘れられません。
携帯がない時代ですから神戸や北大阪方面の友人知人や、当時寮にいたジェンヌさんとも、なかなか連絡取れなくてめちゃくちゃ心配しました。
今日は、地元で防災訓練がありました。
今住んでいる所は、震災の被害が大きかった様で、以前の所より遥かに意識が高いです。
日々の雑事に追われて、「防災」というものをおざなりにしがちですが、毎年、必ず、この日に防災訓練をするというのは、意義のあることだと思います。
今日みたいな平日は、お仕事で参加出来ない人もいますけど、あの時のあの日に思いを馳せる事が出来ますから。
25年歳を重ねたぶん、人の命というものが近く感じるようになりました。
亡くなられた皆さん、大切な方を亡くした皆さんの心に少しでも思いを寄せられたら…と思います。