あ。
相当辛口な上、ネタバレ含みます!
初見をクリアな気持ちでご覧になりたい方は、スルーでお願いします。

とにかく…私個人の意見を書かせて貰うと、原作から既にアレだったんですよねー。
キャラクターに魅力を感じない。←あんなに有名なキャラなのに?!
似たようなエピソードが繰り返されて、だらだら長い印象を受けた。←話のヤマが見えない。
最終的にどうなったの?がわからない。←オチが見えなかった(の割に、最終回の登場人物総出演感はハンパなかった💧)
ので、さて、この「名作」「ベストセラー」と言われているけど、(私的に)ビミョーな長編小説をサイトーくん(齋藤吉正先生)はどう料理してくれるんだろうと、期待と不安が入り交じった心持ちで、初日を迎えたのですけど。
どーしようもなかった感じですね

とりあえず、佐々木小次郎を宮本武蔵より年上設定(原作ではほぼ同い年)にして、武蔵父(新免無二斎)と…戦って勝ったというエピソード足して、2人に「敵(かたき)」的な因縁も持たせたり、小次郎がキリシタンという説を入れて(原作にはなし)トンデモな性格の小次郎を2番手が演るキャラとして膨らませていました。でも、恋人(?)せっては割愛(笑)
みやるり(美弥るりか)、少しは演じやすかったでしょう(笑)でも、「神の 御恵みあれ 御加護を←すみません間違ってました。」って言われた時にゃ笑っちゃいました←アラミス…(笑)
キャラ変といえば、武蔵の幼馴染本位田又八も、正直、3番手(もっというとれいこちゃん(月城かなと))が演じるには厳しいお役やなと感じていたのでキャラというか、エピソード抑えるのはやっててよかったというか、やらんとすみれコードヤバめでしょう?!って位だったので、まぁまぁオブラートに包んでくれてよかったです。
笑い取れてましたしねえ(笑)←れいこちゃんお笑い担当なの?!
ま、そのおかげでどーしよーもなく中途半端なお役になった感は否めなかったですけど…。
それに付随して、本位田のお婆(又八母)と権六おじのキャラも設定も若干変わってました。
むしろ…いるか?って思ってしまいました(笑)
お甲や朱美も、なんだか中途半端でした。てか、本当になんであのお役がときちゃん(叶羽時)なのか本当に不思議なんですけど…(二人とも原作とのギャップが…)。
お通も、まぁ、原作でもこんな感じだったんで仕方ないですけど…こういうキャラが良いって思うの、男性だけなんじゃないかしら?
それに…せっかくのお披露目なのに別れとるやないかーい

サイトーくんの脚本では、最初から強くない、一寸コンプレックス持った(勝てない父を倒した少年と引き合いにされる)男の武蔵が、色々な人と出会って勉強して、戦って強く成長して、最後にコンプレックスの根源な小次郎と戦って…勝つ…って流れにしたかったんだと思うんですけどねー。
分かるんですよ、うん、わかる。
でも…弱いのよ…エピソードなり説得力なり、演出なりが…。
人物相関図見た時「ん?これ全部出すの?」とびっくりしたんですけど、やっぱり長すぎる原作のエピソード突っ込みすぎて、最早ダイジェストですし、繋がりも見えない上に、設定変えてたりで、もぉ…なにがなんやら…

舞台転換…というか、セットも…なんと言いますか…お金かけてる所とそうでないところが極端…と言いますか(杉の木でしたっけ?吊るされてる感…原作読んでないと絶対わからないですよ)…カーテン前多すぎ!とか、盆回り使えば良いって訳では無いのよとか、 舞台上の人員整理してー(死体いつまで転がしとくの)とか…そういう不味さもありました…。
本当に…サイトーくん…やっちゃったな…と…それでも最後まで諦めずに観たんですけどね←頭は傾いだままでしたけどね(笑)
初日らしく、転換ミス(明転したらまだ大道具さんがいた)とか、セリフ間違い(子供時代のとこ←言い直してました)とかありましたし、殺陣のテも、段取りもめっちゃスローリーでしたし…きっと数日経ったら良くなってるはず

と、思って次を観たいと思います。
たまきち(珠城りょう)もさくらちゃん(美園さくら)も、もう少し消化出来てくると思いますし…。
そうだ、城太郎さんのかれんちゃん(結愛かれん)、可愛かったです!←相当美味しい
吉野太夫のくらげ(海乃美月)も、よかった!←やっぱり一寸増えていましたねー、エピソード。一寸だけど(笑)
個人の感想は、また次を観た後に…。