

とりあえず、「カンパニー」と「BADDY」の東京公演が始まるまでに、「れいこちゃんが演じるという目でもう一度見てみよう」と思いまして、引っ張り出して来ました。
2006年月組、大空祐飛主演版。
ヒロインは、かなみ(彩乃かなみ)。
……大人です。
本当に……



2人とも芝居上手いなぁ。
てか。
改めて見ると……。
さすがけーこちゃん(植田景子)先生……。
なんとも、難しくもやりがいのある芝居なんだ……。
めちゃくちゃ凝った、シンプルないっぱい飾りの舞台セット。
最小限だけど、生演奏の美しい音楽。
拘りまくりの、時代を映すお衣装。
集中力のいる、重たく緊迫感のある会話。
「フィッツジェラルドを演じている俳優」目線の導入部と「登場人物を演じた俳優たち」が語るラストシーン。
主人公の転落人生が、本人にとって幸せであったのかもと思える脚本。
アメリカのその時代の匂いがする様な、計算された演出。
初見の時より、はるかに「面白い!」と感じてしまっている私がおります。
やー、凄い芝居だわ。
アメリカ文学が……や、アメリカの(典型的な)女の子がかな……があまり好きでないので、作品自体は好みではないのですけど(転落人生な流れも苦手)、凄すぎて見入ってしまいました。
れいこちゃんとゆーひちゃんは、タイプ違うけど(てか、初演のタニオカサン(大和悠河)とは全くタイプ違うし)、こういう視界の狭そうな(笑)何かに追い詰められている、繊細な役似合うと思います。
タバコの扱い方は「BADDY」で培ってるし(笑)
あ、でも、アルコールに溺れる役なんて、初めてかも……。
……でも、本当にしんどそう……。
役者として、本当にしんどいと思います。
松吉(@銀二貫)の比ではない位、辛抱役……。
晴興(@星逢一夜)並に「魂レベル」で演じなければいけない役……。
本当に……
(れいこちゃんは)難しいだろうけど……
(観客は)しんどいだろうけど……
れいこちゃんのフィッツジェラルド……。
めちゃくちゃ見応えがあると思います!
めちゃくちゃ楽しみになりました!
チケット……。
や……回数は観られませんけど……。
頑張らねばなりませんわっ!
因みに、タニオカサンのポスターはこんな感じ♥

れいこちゃんのは、どんな感じになるでしょうねぇ……




