何故か、今月(や、先月か)はあっちゅー間に過ぎていきました。

嵐の様……。

祭りの様……。


楽しい一ヶ月でした。



それというのも……

月組公演「カンパニー」と「BADDY」があったからです!

毎回毎回、楽しくて楽しくて……幕が降りた途端に「あ"~、終わっちゃったよー↓↓」と寂しくなるという……。



今更ですけど、今回もしっかりネタバレです。
むしろ、作品観てないとわからないレベルです(笑)
すみません、ご了承くださいませ。


まず。
カンパニー」。
あの。本当に……わかば(早乙女わかば)が凄いんですけど……。今回、楽日に行くにつれ、めきめき芝居が面白くなって!ま。それは、絶対的に脚本が変わったとかではなく役者の役者の芝居が変わってきたからで。
こないだも書いたんですけど、とにかくわかばの演技が変わったのが大きかったと思うんです。

聞くところに寄ると、わかば、原作をめっちゃ読み込んで、紗良さんのキャラ(性格)を原作に寄せてきたそうですよ。
あー、だからこないだ「原作の紗良さんみたいや」って思ったのねと、納得しました。

はぁ。
退団公演で見事な花火打ち上げた生徒さんは何人も観てますけど……。
私は、わかばの「華やかな容姿と、一寸アレな歌唱力」の影にある「堅実な芝居力」が、本当に好きです。

この最後の作品で、ここまで芝居を引っ張り上げる力を発揮するなんて……。

たまきち(珠城りょう)、良い同期を持ったね。と、心から思います。


で。
全体的(?)な気になった、気付いたところなんですけど。


お月様コンビニ店長・ひびきち(響れおな)。毎回、芝居変えてて本当に……一寸した場面にも関わらず、楽しみにしているんですけど。楽日は、コンテナに入ったお弁当持ち上げて喋ってました。自分も、「勿体ないよなぁ」って思ってんだろうなって感じです。
いつかは「(持って帰っちゃってるの)君か?」って感じの時もありましたね(笑)


お月様瑞穂先生・いっちゃんさん(京美沙)の芝居が本当に素敵すぎ!で。
「白鳥の湖」のナレーションをしている瑞穂先生、前楽はめっちゃ芝居がかってて面白かったです。楽日は結構あっさりしてました(笑)

バレエ研究所の「研究」に引っかかる誠二さん・たまきちが「バレリーナが研究生……」と言った事に「そだねー」と答えて、大ウケしてました。


お月様バレエ団のさち花ねーさんのソロ、楽日はギリギリ(朝霧真)がリフトしてました。よく見てたらあそこ、結構大技仕込んでいたりして面白いです(こないだは、たまきちがリフトしてましたね)。
流石です!


お月様瑞穂先生の「来週の学校公演の人、一寸来て」がめっちゃご機嫌でした(笑)
もう、歩いてくる(見切れるか見切れないかの所から)芝居していて、本当に楽しいです(笑)
因みに、乃亜さん・とーかちん(憧花ゆりの)は、一寸呆れた感じで蒼太・ありちゃん(暁千星)を呼びにきてました(笑)


お月様蒼太の「学校関係者のオバサマ」の声マネの裏声がめっちゃしんどそうで面白い(笑)
あれ、段々高くなってません?(笑)


お月様紗良さんが、ハルカチン・みやるり(美弥るりか)にご褒美をおねだりする所、今回は思い切って言ってました。「わ、本気や」って感じ(笑)もう少し押したらハルカチン、落ちたかも(笑)


お月様「新白鳥の湖」の説明にと、踊ってみせるハルカチンに迫られてタジタジする誠二さん。このくんだりも、段々エスカレートしてきた気が……(笑)
すっかり「真面目な誠二さんを、慌てさせる」いたずらしてるみたいになって来てて。
笑ってしまいます(笑)
それにしても……みやるりは、キスする姿(未遂だけど)もキスされる姿(@スイートハート)も、美しいね、男前にハート②


お月様フラッシュモブも、遊んでるよね。
もう、場面的にアレすぎて、ご贔屓ガン見という楽しみを満喫してるのですけど(笑)
よく良く3人ソロ(ハルカチン、那由多っち、蒼太)の時綿あめを持って踊ってたんですけど(色はその日によって変わる)、前楽はりんご飴持ってましたね。タイミングの問題か、この時初めて見ました(笑)楽日は、三人揃って綿あめ持ってました。
踊り終わりにそれ持ったまま、下手のテレビカメラに愛想して退場したのが……可愛くて笑えます。でも、これってアイドルの水上那由多は、やるかなぁ?と思ったり思わなかったり(笑)
あれだね。蒼太に感化されて、親しみやすいアイドルになったのね(笑)


お月様夜中の自主練の那由多っちと、覗きに来た蒼太が、本当にやたら仲良しなんですよねー。
楽日、蒼太に「そんな事言うなよ、お前のダンスパートナーだろ?」と紗良さんの事言われた時の、蒼太をチラッと見た目線とか、フッてはにかんだ様な口元とか、ちょこっと傾げた首とか……めっちゃ心許してるやん~と、感じました(笑)
そして、その一言で一寸紗良さんの事意識しちゃった?って感じにも見えました(笑)
……本当に……ありちゃんって、人の心にスルッと入って行っちゃう天才かよ苦笑って感じですよね(笑)


お月様本番の2日目が終わって、軽く打ち上げしている所で、那由多っちと阿久津さん・としくん(宇月颯)が、王子とオデットのパドドゥに「リフトとか、大技を入れて欲しい」と頼むくんだりの、わかばが迫力でしたっ!泣汗汗
紗良さん、めっちゃ怒ってる!
そりゃ怒るわ。「あんたがちゃんと踊れてないだけでしょっ!」って言うのもわかる(笑)
この作中でも怪我しちゃうけど、リフトってほんとに危険で上げられる方(女性)は、めっちゃ怖いから。信頼出来ない人には身を任せられないからねー(信頼してても、事故は起こるし)。
でも、そうなると……「私が、私の王子様を選んだのよ」って、ハルカチンに強気に言ってたアレは何だったんだってなるのよねー汗
やっぱり、脚本が原作と紗良さんのキャラ(性格)変えたのが問題だったと思うわ。
原作では、ずっと認めてないスタンスだったもんねぇ。
ま、「行けると思ってたけど、それほどでもなかった」って感じに持っていけなくもないけど……。それはそれで、れいこちゃんファンとしては大変切ない話で……(笑)


お月様瑞穂先生・いっちゃんさんの、「やらないで後悔するより、やって後悔する事も芸の肥やしだからね」ってセリフ、めちゃくちゃ好きです。
で、そういいかながら、那由多っちの胸を拳で小突くのがめっちゃ格好いい!と思います!瑞穂先生、表現者として、本当に好きだわ。


お月様大技のリフトは、案の定失敗して凹みまくりの那由多っちを、怪我して痛い思いしてるのに逆に励ます紗良さん。

……何度も言いますけど、このくんだりは原作のがめっちゃ良かった!
本当に、有明紗良というバレエダンサーの覚悟と思いが出ててとても良い場面なんだけど……。残念ながら、それの半分も表現出来ない脚本になってしまってて……めちゃくちゃ不満ではあったんですけど……萌えは死ぬほどありますよ!だって、演者がいいんだもの。
楽日、泣きましたっ!もう、なんなん?わかばっ!
那由多っちと一緒に「さらさぁん~泣」ってなりました。
れいこちゃんも、みやるりもとても熱がこもった演技をしていたと思いました。

あ、その怪我をさせてしまったのは、自分たちのせいだと、誠二さんに頭を下げる阿久津さんが男前でねー。
いつもカミテに退場する直前にもう一度、 頭を下げるすがたが……漢だなぁと、惚れ惚れします。
この姿見るのも最後なんだなぁと……。


お月様阿久津さんといえば、「幕間のミニライブ(笑)」のソロ!
としくんって、本当に何でもできるよねぇ。歌も上手いし、ダンスはお手のものだし、芝居もいぶし銀だし(かなり好き)、なんといっても、殺陣が上手い!泣ハート②ハート②本当に……勿体ない……。

みんなそう思ってるんですよね、びっくりするくらい大きい拍手が沸き起こってました。


お月様新会社発足記念パーティー。
いつもいつも、「なんで、『白鳥の湖』の三幕をやんないのさムカムカ」と思いつつ、後ろの小芝居に釘付けな日々なんですけど(笑)

ま、本当に那由多っちと紗良さんにロックオンなんですけどね(笑)……なんでももうこの頃には付き合ってる設定なんですってね?

今までも大概ラブラブハート②してましたけど、楽日は本当にこのまま婚約発表しそうな勢いでした(笑)てか、又、ほっぺにキスしてた?人目をはばからず抱き合ってましたよね(笑)

シモテの蒼太の所に行く那由多っちが、めっちゃ紗良さん見てるのが可愛くて´艸`*ハート②ハート②
なんなん?れいこちゃん、この年下彼氏感!雪組ではおよそなかったキャラですよねハート②

前楽かな?蒼太たち三人の所に女の子(はるの(晴音アキ)かな?)が来て、「(蒼太の)彼女?!」「違う、違うっ!」みたいなやり取りをしていた様で、なかなか面白かったです。

楽日、そのシモテの蒼太の所からぐるーっとカミテに移動する間も、ずっと那由多っちと紗良さん引っ付いてて(笑)

幕が降りる時もしっかりハグしてたんですけど……れいこちゃんがわかばを抱きしめている様に見えました。



お月様幸せそうな誠二さんと美波を見送る皆の幸せそうな顔!
なんか……見ていて幸せな気分になる位、いい顔してました。組子みんな。
これからのたまきちトップ体制を支える人、去る人、それぞれが、それぞれの思いを持って2人を見つめている様に見えました。


……本当に……作品的にアレだったのに、今の月組にはとてもあっていて、今の月組だからこそ良い作品だったなと思えたのかな。と思いました。



あぁ……「BADDY」は、次に……。