※書き上げるのに時間がかかりまして、年を越してしまいましたが……文中の今年は2017年、来年は2018年でお読み下さいませ※

今年は、なんとか観劇回数減らそうと頑張ってみたんですけど……なんやかやで遠征も3回してしまいましたし(笑)
めっちゃ少なくなったとは言い難い……(笑)
その上、ムラが近くなったので、入り出とか友人に会いに行くとか、殿堂見に行くなんて事を、フラッとする様になっちゃいましたし(笑)

いかん、いかん(笑)



観劇記録(月を跨いでいる公演は、初日月にカウント。☆はOG出演公演、※はその他の公演)

1月
   ※TOHOシネマズ梅田(ライブビュ)「刀剣乱舞」  1回
     星組バウ「燃ゆる風」1回
     月組大劇「グランドホテル」1回


2月
    宙組大劇「王妃の館」1回
    雪組バウ「NEW Wave!」2回
    雪組中日「星逢一夜」2回(うち1回はライビュ)


3月
    星組大劇「THE SCARLET PIMPERNEL」1回


4月
    花組DC「MY HERO」1回
    雪組大劇「幕末太陽傳」6回


5月
    月組DC「瑠璃色の刻」2回
    月組ACT「瑠璃色の刻」1回
  ※角座寄席 1回


6月
    花組大劇「邪馬台国の風」1回
☆メルパルクホール「NARUTO」3回
    雪組東京(ライビュ)「幕末太陽傳」1回


7月
    月組大劇「All for One」9回(うち1回は新公)
    星組梅芸「オーム シャンティ オーム」 1回


8月
    宙組大劇「神々の土地」2回(うち1回はライビュ)
  ※八聖亭「宝塚を語る落語会ヅカメンズ」1回

9月
    星組大劇「ベルリン、わが愛」1回
    月組東京(ライビュ)「All for One」1回


10月
    花組DC「はいからさんが通る」1回
 ☆ミュージックバル ボニーラ「悠未ひろスペシャルアコースティックライブ」1回


11月
    雪組大劇「ひかりふる路」6回(うち1回は新公)
    月組全ツ「鳳凰伝」3回


12月
    梅芸「タカラヅカスペシャル2017」1回


合計、51回がっかり
……とはいえ、去年より10回以上減らしました(笑)がんばった……?(笑)
減らした分って、ほぼともちん(悠未ひろ)の公演(遠征)の様な感じですね……いっぱい我慢しましたううっ...汗
とはいえ、ともちん絡みが4回、2.5次元(のライビュ)が1回、落語、寄席が各1回ずつ(笑)
あまり我慢してる感がないという……(笑)


逆に、月組の大幅アップったらないですね(笑)去年まで1回観劇とかだったのに(笑)れいこちゃん(月城かなと)のせいです(笑)




総評です。

花組
今年の花組は、東京からのスタートでしたので本公は1度だけ(1回観劇)、別箱の2本をそれぞれ1回ずつと、めちゃめちゃ観てない感ありますが……(笑)
今年観なくて後悔した作品のひとつ、みりお(明日海りお)の「ハンナのお花屋さん」はじめ、ききちゃん(芹香斗亜)主演の「MY HERO」、柚カレー主演の話題作「はいからさんが通る」など、別箱は良作ばかりだった(「仮面ロマ」は対象外)のに対して、唯一の大劇公演がえらいことになっていて……。先駆けて公開されたポスター等のビジュアルが良すぎた(+ゆきちゃん(仙名彩世)お披露目)事もあって、期待だけが膨らみまくってとても残念な結果になったと感じました。演者は頑張ってただけに、観ていて切なかったですね。
次はお正月公演の「ポーの一族」ですから、このまま話題作、良作続くといいなと思います(良すぎると通いそうで困るけど(笑))。


月組
お正月早々、たまきち(珠城りょう)のお披露目公演から始まった月組。
フレッシュさと同時に、やたら安心感を覚えるたまきちの存在に、期待を抱かずにはいられないという感じでした。
別箱は、月組の力量を試すが如くな「まぁ、どうしましょう……」という作品でしたが、その試しに大いに応えて勢いを付け、その後のイケコ(小池修一郎先生)の新作「All for One」で加速した様に感じました。その勢いのままに、5つの班に分かれて(舞踊会入れたら6つ?)、それぞれが己の職務を全うして、次の作品に繋げていっていると……。
個人的な気持ちも多分にあるとは思いますが、それでも、月組の勢いは(ちぎ(早霧せいな)が退団した今)宝塚を牽引する一つになると思います。


雪組
本当に、本当に……ちぎが雪組のトップになった時、こんな素晴らしい記録を打ち立てるなんて想像してませんでしたし、こんな気持ちになるなんて思わなかったです。
全身全霊で、それこそ身を削って舞台を務め、全力で組子みんなを引っ張って走り抜けたちぎ。
雪組を見ていると、作品の楽しさや素晴らしさ以上に、「全員が全力で立ち向かう爽快感」を覚えました。
今回、そんなちぎからだいもん(望海風斗)に引き継がれた雪組には、その勢いと爽快感はそのままに、更に(特に歌唱力が(笑))パワーアップしたなと感じました(笑)
とても良い代替わりだなと。
ただ、やっぱりだいもんはクラシックな印象がありますし、きーちゃん(真彩希帆)も並外れた歌唱力と堅実な演技力がある娘役なので、大御所先生に目をつけられて気に入られて、かび臭い再演ものばかりやらされないかと……それだけが心配です。


星組
べに(紅ゆずる)も、今年トップに就任した1人ですが。
彼女は足踏みを一寸したので、ある意味「満を持して」のお披露目の様に感じました。
べにの一番の持ち味は「ハングリー精神」だと思ってて、お披露目公演の「THE SCARLET PIMPERNEL」は、その最たるものだった、あの新公の作品。
組子たちが、それをよくわかっていて力の限り後押ししようとしている様子も感じ取れて、まだこれから感はあるものの、かつての「暑苦しい星組」が戻ってくる予感がしました。
ただ、「粒ぞろい」ではあるけど「粒立っている」という印象が薄いので、これからの課題になるかなと思います。
別箱は、良作続きだった様なので(2本しか観てないので)その「粒立つ」為の勉強が沢山出来たのではないかなと思います。


宙組 
宙組は今年かなり大変でしたね。大劇1本目でトップ娘役のみりおん(実咲凜音)が退団して、続けて2本目でトップのまーさま(朝夏まなと)が退団と。
一年中落ち着かない状態で、新作……それも、コメディーと、「魂レベルで演じなければならない」上くみ(上田久美子)先生の歴史もの(それも悲恋もの)に取り組まなければならなかった組子たちの大変さは、察するに余りあります。
別箱は、まーさまのコンサートや、ずんちゃん(桜木みなと)初主演など新しい事も沢山で、これからプレお披露目公演を控えている、マカゼくん(真風涼帆)とまどかちゃん(星風まどか)のコンビの支えになる人が沢山育つんだろうなぁと思いました。
プレプレお披露目?の「タカスペ」では、いい雰囲気だなと思いました。ので、お披露目、期待しています(笑)



と、言うことで。
今年の一番良かった作品なんですけど。
今年は、大劇公演もいい作品多くて……(笑)悩んでるんですけど。
やっぱり「All for One」が一番だと思います。
座付き脚本家としてのイケコ(小池修一郎先生)の着眼点、選択力、構成力、演出力……全てがすごい……。
そして、それに応えた月組生のスキルの高さと、チームワークの良さ全てが上手く発揮されて、作品をより面白く、よりレベルの高いものに仕上げたと思います。
色々新しい事(お衣装にデニム使うとか、照明機材とか、ヒーローものの様な楽曲とか)にも挑戦していて、イケコの攻める感をこの新しい組が刺激したのかなと感じました(笑)


花組の「MY HERO」と、「はいからさんが通る」、雪組の「ひかりふる路」も、ものすごぉく、捨てがたいです……。
サイトーくん(齋藤吉正先生)の挑戦は、私にとってどストライクで(笑)笑って泣いて、忙しかったですし、奈穂子ちゃん(小柳奈穂子)先生の「はいからさんが通る」は、原作知らなくてめちゃくちゃ衝撃なストーリーと演出でしたし(笑)、ナマタ(生田大和)先生の「ひかりふる路」には、小池修一郎の後継者の片鱗を感じましたし。

後、宙組の「神々の土地」。
素晴らしい脚本だったと思います。上くみ先生のこだわりは、本当に素晴らしくて。
キャスティングはもちろん、セットや照明や、お衣装に持ち道具に至るまで……どれだけ考えて作ってるんだろうと思うと、もぉ、リスペクトの域です。
悲恋ものが続いているので、次は明るいのを……とも思うんですけど、「悲恋専科」でやって欲しいかもとかも思います(笑)
泣きたい時は上くみ先生」みたいな(笑)
来年は、月組で初めてのショー作品を書かれる上くみ先生。
どうなるのかな?ハッピーエンドかな?
楽しみで仕方ないです。


来年は、宝塚に限らず、どんな素晴らしい作品を観られるのでしょう。
既にワクワクしています。