なんやかやで大変遅くなりました。
月組全国ツアー「鳳凰伝」、梅芸公演の感想です。

はい。めっちゃ長いです泣き1
ようまとめ切れませんでした……。すみません……。




まぁね、似合ってると思ってましたよ。


全ツ作品が「鳳凰伝」だと聞いた時、「また、古いの引っ張り出してくるな(某組のアレよかだいぶいいけど)」と思ったけど、今のトップコンビでこの作品出来るのは、たまちゃぴしかいてへんなぁとも思いましたし。
たまきちは、スケール大きくどっしりしたキャラ似合うし、やっぱり上背あるから大きいお衣装似が映えるしね。
ちゃぴ(愛希れいか)は、もぉ、円熟期と言っていいんではないかと思う位の安定感で、何やらせても大丈夫って思えるし(笑)
その上、全ツ二番手にれいこちゃん(月城かなと)が入ったからね。もぉ、バラクしかないでしょうという……。



ネタバレ注意です。
真っ新な心でご覧になりたい方は、ストップです。














脚本も、演出も少し初演と変わってました。
やっぱり大劇でやった……というか、大勢口の芝居(北京市民ほぼ出ずっぱり)ですから、早変わりとか色々(時間的に)難しい所は割愛、若しくは変更するしかなかった感じですね。
ので。
豪華なプロローグ、カットされてしまったのは仕方ないか。
でも、出だし、笑えました。
一寸アレですよね。「暁のローマ」思い出しましたよ(笑)
緞帳を腕力で上げるタン・シモン(紫門ゆりや)とトン・からん(千海華蘭)……(笑)これ、会場ごとに違う緞帳上げてるの、シリーズで観たくなるわ(笑)

幕が開いて、まずびっくりしたのは、セット!

舞台奥に、上手から下手までどーんと段があって階段(5~6段位?)がセンターに付いてる。の位しかセットなくて(ショーでもこのまま転用してましたね)。
その段と、階段の蹴込み部分と、上下(上手下手)の袖幕前の書割になにやら抽象的な絵(柄?)が描いていて。
謝(珠栄)先生演出かと思ったよ(笑)

場転(場面転換)は、数種類のドロップ(背景などが描かれた布の吊りもの)と、書割を使い分けて表現してて。

なかなか面白い趣向だなと思いました。
1枚のドロップも、高さを変えて変化させたり工夫されてたし、かなり「中国」って感じの絵柄でしたし。

ただ、その変化と暗転多用でしたので……正直「AFO見慣れた目には辛いわ」って感じでした。
これって、全ツ仕様なの?てか、「手抜き感感じる……」って思ってしまいましたよ(確かに場転楽だろうけど)。


そういう意味では、一寸アレでしたね。
キムシン(木村信司先生)、そういう所、もう少しこだわって欲しいなぁ……。

あ、流れが「そんなに尺とっていいの?」と思う位導入部がゆっくりで、てか、もたついてて……。なまじストーリー知ってるだけに、一寸困惑でした。
そんなにめっちゃゆっくりしゃべらさんでも……とか、親子の抱擁長すぎよぉ……とか(笑)





それはともかく。
幕開きは、いきなりゼリム・れんこん(蓮つかさ)のうたた寝場面から。
ピン(スポット)当たって寝てるゼリムが、はっと目覚めてほぼ闇に溶けてるカラフと会話するのだけれど。
ここのセットは、あっさりしていながらも、良かったなぁ。砂漠の中?って感じで。

で。
たまきちのカラフは、やっぱり大きい人で、お坊ちゃんでした(笑)
なんというか……散々苦労したはずなのに、それが見えない……悪い意味でなく……苦労してもあっけらかんとしてるというか……。
苦労すら楽しんでるというか……。
同じ「元・王子」のバラクとの対比があって、良かったと思いました。
その、「お坊ちゃん」=素直な所で、トゥーランドットの本質を見られたんだろうなと。

盗賊たちのと殺陣も、お稽古場情報で見ていたけど、あんな大きなお衣装着てさらっとやっちゃう安定感たらない。

初演のたかちゃん(和央ようか)より、タッパ(身長)は少し低いはずなのに、男らしい体格だから見栄えが良くて……。
仕方ないけど、絡み(敵)の人数が一寸少ないかなぁとか思いました(笑)


ゼリム・れんこんは、もっと子供キャラでくるかと思いましたが、結構フツーにお兄ちゃんでしたね。カラフより5歳位下かな?って印象。
まぁ、でも可愛かったですけど(笑)盗賊との殺陣のくんだりなんて、ベタですけど結構ツボです(笑)


アデルマ・せんりちゃん(麗千里)は、可憐なお姫様……だけど、一寸我が強そう(笑)
お付きの侍女のアミン・とーかちん(憧花ゆりの)も、なんだかキツそうやなぁ(笑)

カラフが、アデルマの好意を受けなかったのが一寸わかる感じ(笑)
この時の、ゼリム「王子様」カラフ「控えよ」のやり取りが好きです(笑)


次の星空の場面で、冒頭のカット部分の補足セリフがありました……ね?
いわゆる「カーテン前」な場面でした。……星空って場面なのに(笑)場転の都合か……苦笑


北京の場面では、やっぱり市民の人数が少ないなぁと思ってしました。
ナンバー中で、倒れる母とそれに縋り付く子供が出て来て、カラフが助けようとするんだけど、見失うって所があって。……母……倒れた後、めっちゃ早く起き上がって(それはいい)、次のフォーメーションの先頭にいるっての……いいのか?と、気になってしまって……(笑)
人数多かったら、紛れるのにねぇ……。

で、ここのカラフと父ティムール王・チャルさん(箙かおる)との再会が、やたら長い……(笑)
てか、カラフパパ、一寸気が触れた感じにしてる?てか、アムナスロ王みたいなんだけど……一寸前はファラオだったのに(笑)

タマル・くらげ(海乃美月)は、こないだのマリア・テレサはどこいった?って位の変わりよう……。
甲斐甲斐しくカラフパパの世話を焼いているのが、可愛かったわ。
やっぱり芝居上手いなぁ。

タマルといえば、カラフのタマルに対する態度が、紳士なのよねぇ。
相手が奴隷だからって意識なくて(まぁ、父王が世話になったから恩を感じてるからもあるだろうけど)、なんか優しいというか……タマルに人として対等にお礼言いたいと思ってるけど、彼女の気持ちを考えて、「嫌なら仕方ない」って諦める「」が……絶妙……。
そんな所でも「お育ちの良さ」が出てしまうたまきち(笑)好きだわ(笑)


アデルマを襲って、カラフに返り討ちにあった盗賊の頭、バラク・れいこちゃん。
ワイルドだわ。最初、「あれ?喉潰したの? 」って位低音+ハスキーな声だったんでびっくりしました。マクシミリアン(@ケイレブ・ハント)や前田慶次(@一夢庵風流記)に近いかな。
出てきていきなり部下殴り飛ばすのも、まぁ、今までで一番ワイルドハート②ですね。
国を乗っ取ろうとしてるし。
リフトされて、群舞の中心にいるれいこちゃん観て、なんだかグッときました。

トゥーランドットの肖像画見て、「絵姿ならどうとでも描ける」と興味持たないカラフ。
めっちゃ美人で、その絵姿のままだというバラク自身は、興味湧かなかったのかな?(笑)

そのめっちゃ美人な、トゥーランドット・ちゃぴ(愛希れいか)が、出てくる所。
ものすごいお衣装なんで、全ツでやるかな?と一寸思ってたんですけど……出てきましたねキャッ☆舞台に高さがあんまりないから、大変そうでしたけど(もっと狭いコヤとかだったら、えらいこっちゃだろうなぁ)。踊り子ちゃんたちもいないので、役人とか、兵士が介錯(お裾の介添)してて、なんか面白かったわ(笑)めっちゃ人手不足やんって(笑)
途中、北京市民が介錯してたし(ま、でもこれはいいフォーメーションやなと思いましたけど)。

そんなめっちゃ大きいお衣装に負けることなく、堂々と美しいちゃぴは、凄いなぁと思いましたよ。
歌が……珍しく苦戦してるかな?と初日は思いましたけど。3日目は全く問題なかったです。

絵姿には惹かれなかったカラフも、実物見てすっかり虜になってしまって。
せっかく再会したパパやずっと付いてきてくれていたゼリム放ってでもトゥーランドットを求める程に。

みんな寄ってたかって止める中で、カラフパパに頼まれて一緒に止めようとするバラクって、なんとも人のいい事で……(笑)
ここで初対面にも関わらず、カラフの人となりをすぐに理解して(?)「こいつは本気だ、誰も止められない」って、パパ宥めてるのも(笑)
どうしてもワルになり切れない人の良さが……´艸`*ハート②ハート②たまりません(笑)
あ、トゥーランドットが出てきた時、盗賊たちは隠れるのだけど、隠れる場所が客席通路泣で……。
下手側通路2列目(辺り)のチケットお持ちのれいこちゃんファンの方、おめでとうございます♥いきなり昇天してください(笑)

トゥーランドットパパの、中国皇帝のまゆぽん(輝月ゆうま)。
本当にねぇ、大きいから(笑)迫力あるのよね、大物衣装着ると(笑)で、めっちゃ落ち着いてて……専科のチャルさんと並んでも負けない貫禄キラキラったらないです。……娘(ちゃぴ)と同期とは思えないよ(笑)
ラストにかかるからか、一寸厳し目に(役を)作ってた様に感じました。


アデルマたちが歌ってる所に、トゥーランドットが来る場面。
流石、せんりちゃん……歌うまっ!なんか、初日に一番安定していた気がする。
で、トゥーランドットに「歌いなさい」と言われ、「いけない、私がいたら歌えない」と彼女が場所を移そうとするのを止めて「私たちこそ去りましょう」とキッパリ出ていく姿が、……気位(トゥーランドットに負けず劣らず)たっけーぞぉ……と思いました。
てか、一寸トゥーランドットにケンカ売ってる気がする(笑)

この時のトゥーランドットのお衣装も格好よくて、中国の西の方のお衣装モチーフなのかな(てか、インドっぽい?中近東?)よく見る中国のお衣装より露出度高めなので、やてら色っぽい(笑)装飾品もめっちゃ多くて、色々大変そうと(お裾の捌きとかも)(笑)


そのままのお衣装で、謎解きの場面になるのだけれど、三つ目の謎を聞いて一生懸命考えているカラフ見ながら「絶対答えられまい」と自身有り気に、笑いながら踊る時に、上手いことお裾跨いで砂漠ところが好きです(笑)

そんなトゥーランドット向こうに回して、まぁ、余裕ではないけど次々答えていくカラフは、男前(笑)

トゥーランドットパパも、最初は「帰れ、命を無駄にするな」的なこと言うのに、答えられたカラフにめっちゃ期待寄せてる感がいい。
本人そんなつもり無く言ったんだろうけど、さらっと娘が傷つくこと言ってしまってるのが……や、仕方ないけど……一寸トゥーランドット可哀想やなって思います。

本舞台で、その謎解きが行われている間、下手には、カラフパパ、ゼリム、タマルが。
上手には、トン、タン、そしてバラクがその様子を見守ってるんですけど……。
初日、れいこちゃん、めっちゃ闇に溶け込んでましたけど?ソロとかあったのに、ピン(スポット)当たってませんでしたけど?……大丈夫なんでしょうかねぇ……(笑)
立ち位置が、トン、タンより舞台寄り(スピーカーの前(笑))だったのがいけなかったのかしら?気になって仕方ありませんでした(笑)


勝負が付いて、負けを認められないトゥーランドットに、自分の名前を当てたらこの命をやろうと言うカラフが、彼女が脱いだ上着をバサッって投げ渡すところが、印象的でした。
たまきちカラフって……トゥーランドットに対して優しいんかキツイんかわからへん……(笑)
気位高い彼女には、塩対応のがいいと思ったのか(笑)
初めての敗北に、今までこんな扱いされた事ないわって感じの事に、ビクッってなってるトゥーランドット。

全く男に興味ない(というかそんな目で全く見ていない)彼女に、少なくとも「男の名前を知りたい」と思わせた時点で、カラフの勝ちなのかも……。
一晩中、カラフの事考えるんだもんね、トゥーランドット。これは、恋でしょうって(笑)

男の名前が、夜明けまでに分からなければ北京市民を皆殺しにするというトゥーランドット。必死に知る人を探そうとする市民。
客席降りを使って、客席も北京市民に仕立ててる様な演出で、なかなかに迫力がありました。


アデルマたちが、一緒に逃げてほしいと頼みに来る。
カラフに一目惚れしたアデルマは、彼に死んで欲しくない……それ以上にトゥーランドットがカラフのものにはならないし、カラフがトゥーランドットのものになって欲しくないという気持ちがダダ漏れてて。
カラフの愛(とゆーか同情)を得る為に自害しようとする所も、なんかねぇ、計算ずくに見えるのよ。
怖いよぉ……(笑)

そんなんで騙される訳ないし、トゥーランドットしか見えてないカラフには残酷な程に袖にされるんだけど。

去り際のアミンの言葉が……もぉ、呪いかっ!って感じで怖かったですよ(笑)



三つの謎を解いて、パパやゼリムに新たな謎を出した事、自分を知っていると危険だから明日の朝(謎の期限)まで離れていて欲しいと話して別れる時の、ゼリムが可愛いんですよね。もぉ、フラグ立ってんじゃんって(笑)

バラクが、パパたちを守ってやると約束して、それにカラフが「(ありがたいけど)なんで?」と……(そりゃそーだ)。

カラフの男気というか、思い切りの良さが気に入ったとバラク。
そのカラフも、バラクに友情を感じてて自分の名前を教える。

ここのくんだりは、本当に格好良くて(笑)
「バラク。お前には告げよう。……我が名はカラフ。」
「おいっ!」
「ティムール王の第一子、カラフだ。」
「……その名をトゥーランドットに教えたら、国の一つや二つくれるだろうなぁ。」
「教えてもかまわん。」
言うか、バカ」 
「バラク……もし、私が死んだら、その名で埋めて欲しい。」

まぁ、この場面見たさにチケット取ったといっても過言でないほど(笑)
れいこちゃんの「おいっ!」と「言うか、バカ」が聞けて嬉しかったです泣き1ハート②



で。夢の中で、今まで処刑してきた王子たちに迫ってこられるトゥーランドット。

初演では蓮の花で寝ていたけど、今回はなし。でも、後ろのドロップの龍の珠の所に蓮の花のシルエットを写して、その前にトゥーランドット座られてる演出で。なかなか工夫しているなと、思いました。

その亡霊たちと戦ってくれる勇者(……そんな役名なんだ(笑))。京劇のお衣装着て仮面付けて、本当に格好よかった。
こういう殺陣もサマになるよね、たまきちは。

で、2人の絡み(デュエダン?)がやたら色っぽくて、一寸ドキドキしますね(笑)


夢に出てきて、自分を護り自分が縋った勇者が、あの男だという悪夢にうなされるトゥーランドットに、アデルマが名前を知る者を捕らえたと知らせに来るんだけど。
この時のアデルマがもぉ……トゥーランドットに対していけずな感じが凄いのよ。
「彼の想いを一身に受けてるのが憎らしい」ってめっちゃ思ってる気がします。
もっと言うと、トゥーランドットを下に見てる気がするんです……。



バラクの隠れ家で、タマルがティムール王の為に子守唄を歌ってる場面。
タマル・くらげも歌は上手いはずなのに、なかなか難しいのねぇと思いました。
初演……かなみ(彩乃かなみ)やもんなぁ……。というか、中国音階って難しいんでしょうねぇ。
二回目観た時は安定してましたよ?さすが……。

その歌聞いて、泣き出す盗賊たち……は、初演通りだったんだけど、パパが……いきなり「ママー!」って立ち上がって叫ぶのが増えてました。
初日は、アドリブっ?て思ったんですけど……セリフでした(笑)
叫んだカラフパパを慌てて寝かし付けるタマルと、めっちゃびっくりするトン・タンに、客席大ウケでしたね。
や、別にいらないと思うけど、笑いましたよ。

何してんだよ的にバラク入ってきて、ゼリムが泣いてるのを慰める所が、いいんです……けど……。
あぁっ!あの……胸におでこコツンをやって欲しかった……´艸`*汗
初演より一寸大人になったからやらなかったのかしら?あぁ、惜しい……(笑)

そのゼリムが矢で射られる所から、大立ち回りが始まるんですけど。
矢……初演は、ピアノ線で袖から飛んできてましたけど(バラクが持ってきたんですよね)、今回は、あのマジックで使われる(宝塚では、「太王四神記」とか「オグリ!」とかで使っていた)手法で、処理してました。
なかなかインパクトあって良かったと思います。

バラクの殺陣は、絡みも沢山でテも多くて、本当にれいこちゃん大変そうでした。
多分、初演とほぼ同じテだと思います(人数の加減などで、変わっているところもあるとは思いますけど)
初日開けてすぐなので、色々アレな所はありましたけど、凄い迫力でした。楽には凄い事になってるんではないかと……。
あ、本水はやっぱりなかったです。でも、めっちゃ兵士殴りつけて、ヨレヨレになって立ち上がるのはそのままで。そこに矢を射られるのもそのままでした。
射られて、真後ろに倒れ込むという演出になってて。
初日、私は二階席でしたので後ろの台にマットらしきものがあるのが分かったんですけど(てか、バミりが凄かった)、次に観た時は一階席だったので、ドキドキしました。

一寸気になったのは、矢で射られる直前から、既に手を開き始めているのが……まるで「俺を撃てー!」って言ってるみたいで……どうなのかなぁ……と(笑)



カラフパパとタマルと、タン・トンは、バラクが命懸けで逃がしたにも関わらず、兵士に捕まってしまって、名前を言わせるための責めを受けることになるんですけど。

その責めをアデルマがやるんですよね。最初は、アミンに言わせて、鞭打ち役人に責めさせるんだけど、トゥーランドットすら下に見てる位だから、タマルなんてもお……「(カラフと)秘密を共有している女」という嫉妬も手伝っての、暴力が……。
初演では狂気な感じ……ヒステリックな印象を受けたんですけど、今回は「病んでる」系に感じました。結構静かで怖かったです。

で、タマルが鞭で打たれている所に駆け込んだカラフ、彼の勢いが凄かったのか、兵士のタイミングが遅れたのか分からないけど、初日、なんかあのまま助けに行けそうだったのがおかしかったです(笑)

その、アデルマの想いを高らかに笑って役人の剣を奪い取って自らを刺すタマル。

北京市民たちは「名前が分からなくなる!」って驚きなんだけど、あれだけ他国の王子殺しまくって、タマルを鞭で打てって命令した癖に、意外に「なんて惨い……」って感じで顔をしかめるトゥーランドット。女性が死ぬのはショックなのかしら?

命を懸けて、カラフに愛を告げるタマル。
健気で……もう、泣きます。

アデルマとの(愛の形の)対比が、素晴らしいと思います。


タマルが死んで、トゥーランドットと2人になってから、心が折れてしまった彼女をとても静かに
でもとても熱く追い詰めるカラフが……´艸`*ハート②
追い詰めるのに、ガツガツしてないの。押し付けがましくない。
初演よりあんまり逃げないのよね、トゥーランドット(笑)もう、「蛇に睨まれたカエル」な感じ?(笑)
静かに熱く追い詰めて、彼女を抱きしめてキスするカラフが、たまらなく男らしい(笑)
その後、トゥーランドットに名前を告げて彼女の行動を見ている時もとても静かで、肝の座った男だなぁと感じました。

本当に、良く似合うわ、このお役。


あれだけ沢山人が死んで、ハッピーエンドってのが、なかなか面白いと思いますけど(これが、オペラかっ!?)、良かったー。思えるのがいいかなと。

北京市民に、トゥーランドットと共に新しい中国を作ると宣言するカラフが、舞台上で早替わりするんですけど……。
冠付けて、白いお衣装着て……。
なんでしょう……(羽織ものとかもそのままだから仕方ないけど)パツン感が……跪くトゥーランドットを立たせるとこ……なんか後ろのマジック(テープ)がメリメリしてそうで、一寸緊張しました(笑)


中国皇帝とティムール王が、2人の後ろで挨拶したりしていたんですけど、カラフパパの方から歩み寄ってるんですよね。
ま、片や現皇帝、片や元国王では仕方ないんですけど、チャルさん(専科)とまゆぽん(研9)と考えると、なかなか面白いです(笑)




最後は大合唱で終わるのは、「王家に捧ぐ歌」とかと一緒ですね。
分かり良い終わり方で、いいと思います。


ま、この作品なら宝塚知らない方にも、一寸知ってる方にも、めっちゃ好きな方にも、オススメ出来ると思います。
……激推しではないですけどね(笑)


本当に……皆さん、怪我なく楽しく全国回れますように……!



めちゃくちゃ長い文章、読んで下さってありがとうございました。