
はぁ。どう書こう……。
久しぶりのハリー(正塚晴彦先生)の作品で、私は色々舞い上がっていました。
「男同士の友情と、恋人同士の愛情」どんな風に書いてくるのか!
正直、もっと重めだと思ってたんですよね。
(それも大好きなんですが)なんといいますか……ライトで小粋で、格好良くて……可愛い(笑)作品で、驚きました。
タンゴ出てこないし(笑)南米じゃないし(笑)出てくるのはメキシコ止まり(笑)
えええっ?!
ハリーどうしちゃったの?!

や、ハリーだって、「男同士の友情」全面推しの作品ばっかりではないし、マトモに言われたら瞬殺だよって殺し文句的な名セリフ、いくつも出してはるからね。
ラブ要素強いの書けない訳では無いのだけれど。
客席でジタバタ足を踏まないと耐えられない程のが来るなんてっ!
アレです、「La Espranza」のファビエルさんのアレな感じです(笑)
ちぎ(早霧せいな)とゆうみちゃん(咲妃みゆ)の力関係が、互角ってのにもツボったんですけど、もう……なんていうか……なんなら、
トップコンビとして組んで八作目(別バコ込)の二人だからこそ、結婚を意識している位の恋人感が上手く出ているのだと思いました。
たまらなくいい距離感なんですよねー。
なんもかんもわかってる訳では無いけど、ある程度分かってて、お互い相手を尊重しようと努力していて。
お互い、めっちゃ相手を好きだってのもツボです(笑)
言い合いとか、女の子の冷静なツッコミに動揺する男とか、仕事で会ってる男に愛想よくする彼女にヤキモチ焼いたり(危険察しただけじゃないよね、あれは)とか、別れた方がいいかもとか思ってたら、やっぱりムリーってなったりとか(笑)
たまらんです。はい。
……そういやこの2人、あんだけ抱きついて(それも、ホテルのベッドでとかもあったぞ)、キスシーンもあって……なのに、全くイヤらしさを感じなかった!
大人の関係なのに、学生の二人を見てるみたいに、(こっちが照れてしまって)ジタバタしたくなる恋愛に感じて。
なんなんだ、この二人は……(笑)
「主演二人の恋の行方を、もどかしい気持ちで見る」作品だなと。はっ!ローマ再び!ですな(笑)
カレンねーさん(千風カレン)の気持ち、わかった(笑)
対して、ジム・だいもん(望海風斗)の恋人は、ちょっと幼い?りさちゃん(星南のぞみ)だからか(笑)
まだ「私と仕事、どっちが大切なのよー!(てか、心配なのよー!)」と、言いたいのをぐっと抑えてるんだろーなぁって感じ(笑)抑えてるけど、出てたけど(笑)
ジムはジムで、本当に「可愛い!」と思って付き合ってる感じに見えた。
この、ちょっと幼い子(年齢ではなく!)に癒されてるんだろうなぁって(笑)
で。
その二人と仲間のカズノ・さきな(彩風咲奈)が追っかけてるのが、マクシミリアン・れいこちゃん(月城かなと)。
もう……一癖も二癖もありそうな、自信家で野心家で、金持ちで色男で、人の命をなんとも思ってない様な、真っ黒なお役。
設定年齢も、ちょっと上目に感じました。
ケイレブが20代後半から30代なのに対して、マクシミリアンは30代半ば位に……。
結構、自分の下の者にはSだなって話し方するし、女の扱い手慣れててワイルド(きゃ

しれっと嘘つくし。
あ。
ケイレブが、最初にマクシミリアンの屋敷に行った時、仕事の話をしにイヴォンヌが現れて、マクシミリアンが、彼女にケイレブを紹介する場面があるんですけど。
二人に「はい、はい」って、真ん中に立ってる自分(マクシミリアン)を超えて「大変よく知ってる人です」オーラ出されて、ちょっとムッとした様な感じで「もしかして二人は恋人とか?」みたいな事を聞くんですけど。
その一連のやり取りが……
ジョー、アーニャ、マリオの関係と酷似してて(警察署で、アーニャとの再会を喜んでたくんだりです)……一人肩を震わせてしまいました。
や、全然違うんですよ、ケイレブは嘘を付いてないし、イヴォンヌはビジネスライクにマクシミリアンに好意を持ってるし(結構普通にハグしてたし)、マクシミリアンはケイレブに負けてないしヨユーだし(笑)
慌てて取り乱しそうになってたのは、ケイレブの方だし(笑)
でも、凄く似てて。「キャラ設定違うとこんなに変わるんだ」と思いました。
あぁ、面白かった(笑)
……マクシミリアンって、イヴォンヌ落としたかったのかな?
いいだけ利用して捨てた(殺した)アデルの代わりにしたかったのかな?
なんか……黒いからかもですけど、れいこちゃんがギラ付いていて、怖い位ドキドキしました(笑)
屋敷でのパーティーで、客の女のちるちる(彩みちる)誘って踊る所もまた……ニコやかな笑顔で優しくリードして、ちるちるったら溶けそうになってましたよ。
見ながら「たらしや」って思う程に……(笑)
ラストはちょっとアレでしたけど(笑)
だって、「斬られる」のは慣れてても「撃たれる」の慣れてない……雪組……ですもの(笑)
仲間との人間模様とか、アウトローな昔馴染みとの関係とか、ハードな仕事の事とか、これ、練度が増してきたら、(今よりもっと)めちゃくちゃ面白い芝居だぞ!
本当に、話自体はそんなに派手じゃないし、大きなヤマもないんだけど(笑)
地味に面白いというか……しみじみ効いてくるというか……。
人が一生懸命やってる事に感動したり、笑っちゃったり、普段の何気ない仕草が格好よかったり、微笑ましかったり。
シンプルな、あらゆるものを排除したセットもステキだったし、高橋(城)先生、玉麻(尚一)先生の音楽もいいし、有村(淳)先生のお衣装も面白いし。
私は、だいぶ好きです(笑)
あー、ちょっとどうしよう。
まとまり無さすぎ。
とりあえず、思い付いたこと並べましたーって内容ですね。
ごめんなさい。
来週、もう一回観てまたちゃんと書かなきゃ!です。