
すでに、中日公演は終わり、ACTの初日が開けた今頃になって、「ローマの休日」のNOW ONのレポなんて今更感満載ですが、私的初日はまだまだ先なので。
待ち遠しい気持ちを抑える為に、書いていきたいと思います。
参加者は、ちぎ(早霧せいな)、ゆうみちゃん(咲妃みゆ)、大(鳳翔大)、翔くん(彩凪翔)、れいこちゃん(月城かなと)。
司会は、はなちゃん(華陽子)。話逸れるけど、好きな娘役さんでしたー。声が本当に可愛い

で。
はなちゃんから「原作映画の感想や、参考にした事など……」と。
ちぎ、大は、やると決まるまで「ローマの休日」を見たことなかったらしい。
前も思ったんだけど、ちぎって宝塚以外あんまり興味ないのかな?意外に知らないの多いよね?ま、るろ剣は仕方ないかなーとは思ったけど。
大は、ジャンル的に見ないだろうなと思っていたから、「やっぱりな」って感じ。
ゆうみちゃんは、大好きのにねー。
ここが女子力の差になるのかっ!
(翔くんも、れいこちゃんも見てて結構好きそうだったけど(笑))
ゆうみちゃんは、すると決まって、嬉しかったけど、(好きなだけに)プレッシャーを、感じていたみたい。だって、大好きなヘップバーンの(演った)役をするんだからね。
ちぎは、「名作だとはいえ、有名だとはいえ、この時代に合うのかイマイチピンと来なかった」らしい。
でも、ちゃんと見て、「あ、大丈夫だ。これなら宝塚っぽくアレンジと出来そうだし、宝塚版としても広がりのある作品になるんじゃないかと思った」らしい。
わははは。
今回のは、映画版と筋は大してかわらないけど、ジョーに関しては設定年齢とか違うので、ちぎがグレゴリー・ペックの渋さのある所を取り入れようとか思っていたら、田渕先生に「渋さはいらない」と、言われたらしい(笑)
「そーかー、渋さはいらないのかー」と(笑)
でも、男役として、あーゆー映画の男性って、参考にせざるを得ないというか、「いつか使える」とそういう見方をしてしまう役だなと。
翔くんは、本役のアーヴィングが、映画ではがっしりした方が演っているので、それを自分がしたらどうしたらいいかなと、考え中らしい。、最大の持ち道具、カメラの使い方も勉強しなきゃと。
れいこちゃんは、「お客様はきっと、私がどういう風にやるんだろうかと思って下さるだろうと思ったので、面白くなりたいなと毎日思いながらお稽古して、映画の中にちょいちょい出てくるイタリア人の「あー、こーゆーイタリア人いるよねー」っていうイタリアの空気感ってのを、出していけたらいいなと思いながら、お稽古してます。」と。
はなちゃんに、ポスター見て「カラーだ!」と感激したと言われて、ポスターの撮影時の話を。
乗り物乗っての撮影は、珍しいから新鮮だったみたい。
ただ、止まっているベスパに乗っての「躍動感」は難しかったそう。
でも、ゆうみちゃんは、やっぱり映画ファンだから、「ベスパのヘッドライトに座っている」のを撮ったのが、(映画のスチールにあるから)嬉しかったらしい。
苦労した点は、下級生順に……と、れいこちゃんから。
役替わりがあって、今はどんどん出来ていくのを見て、「あー、どーしよー」ってなっているれいこちゃん。
翔くんと、役の話をしたりするらしい。
お互い全然違う役替わりだからこそ、入れ替わった時にどうなるんだろうってのが、楽しみだと。
そして、それが本役に戻った時も、違う世界が、見えるんじゃないかと。
「私の役は、皆の空気を掻き乱す、切込隊長なので、臆さずガラッと空気を変えられる様にお稽古に励んでいます。」と。
大が、しみじみとれいこちゃんに向かって「結構、面白いんだねー。」と。
え?今頃?
「スッとしてクールなイメージが強いから、そーゆー人が弾けた時のパワーって凄いんだなって」しみじみ感じたみたい。

横文字がやたら(セリフに)多いらしい(笑)
わざとキザってるんではなくて、本人が至って真剣なのがいいと。
大は、「美容師としての(役の)広げ方が凄い。」と、本当にれいこちゃんの弾けた芝居が物珍しいかったというか、面白かった様子で。
鋏での立ち回りとか、「ちょいちょい美容師盛り込んでくる」のが可笑しいらしい。
髪をカットする時の動きとか「宝塚ならこうするんだ」と、感心したらしい(笑)
その時の動きには、指導が入ったらしく。(アサミ先生ってどなた?)
本当にプロの美容師さんにも、鏡に映る自分の髪型見て、いちいち直す人がいるらしい(笑)
役へのアプローチは徹底しているれいこちゃん。マイ鋏とマイシザーケースを買って、お稽古で使っているらしい。てか、あれ、やっぱり自前だったのね(笑)
翔くんは、「カメラ、タバコ、カメラ付きライター、現像した写真とか、芝居に深く関わってくるモノ(小道具)が多いので、それをより効果的使う事と、お客様に親切に……どうやって使ったらわかりやすいかっていうのを考えながら、作って行きたい。」と。
ジョーとの関係性が垣間見える感じで作って行きたいと。
今回の芝居、間とか掛け合いや、空気感を出すのが難しいらしく。
色々考えながら詰めて稽古していきたいと思っているそう。
アーヴィングは、ラストに「恋ってこんなもんだよねー」って感じの歌があるらしく。
最後に二枚目になって「格好いい~」って思っているらしいれいこちゃん。
……あなたも歌うんですよね?役替わりで(笑)
そんな、他人事に見てていいの?(爆)
彼女のフランチェスカ(あんりちゃん・星野あんり)には、完全に尻に敷かれているらしい(笑)
でも、イタリアの女の人は強いイメージだし、アーヴィングは女の子好きだし、いつもこんなケンカをしているんだろうなと。
あんりちゃんが、翔くん相手とれいこちゃん相手にして、どう芝居を変えてくるかも、楽しみですね。
大は、映画を見て支局長は、面白い役と思ったそうで。
「ジョーと二人だけアメリカ人なんで、イタリア人とは違うテンポ感と、陽気な中にセリフの裏に隠されている何かを感じながらの芝居をするので、勉強になる。」と。
今までやった事のない様な芝居だと。
支局のメンバーは、楽しいメンツらしく。
特に真地くん(真地佑果)が面白いらしい(笑)
真地くんは、もも(桃花ひな)の役が好きな設定らしい。
それ、めっちゃ気になる(笑)
ゆうみちゃんは、エレガントな部分とパワフルな部分、両方持ち合わせた女性がアン王女……アーニャだと感じているらしい。
「外見も変わりますが、内面の変化も見てもらえたら」と。
一番苦労したのは、鎮静剤打って気持ちが高ぶって、睡魔が襲ってきてーという、ジョーと出会うとても大切な所が難しいらしい。
「今まで、酔っ払った役は良くさせて貰っていた……」
と、話の途中で、ちぎが「得意じゃん(笑)」と交ぜっ返す(笑)
笑いながら「……事が多かったんですが、酔っ払ってかみ合わない空気感のなかでも、物語の展開として、テンポはもっていたいという所が、難しいです。」と(笑)
ちぎは、「調子のいいウソを平気でつく所がジョーらしい」と感じているらしい。
悪気が全くないのが、彼のいい所でキャラクター性なんだと。自分にはないなと、思ったと。
だから、普段からウソついてみようかなと(笑)翔くんに「急に足かけるかもよ?気を付けて」と、れいこちゃんにも「役替わりがあるから気を付けて」って……どこまで本気なんだか

「飄々と苦労なく生きている様に見えるジョーが、実は表には見せない所で屈折していたり、自分には何かもっとやれるのにって思っている所で、あの生き方があるんじゃないかなと一寸今は思っていて、それがアン王女と出会った事によって、自分の中に隠していた心情……深いものが、段々ハダカになって現れて。そのままの、自分を受け入れる事が出来る様になるって物語なんじゃないかなーと。」
「二人の気持ちが、段々惹かれていく中で、自分の気持ちがハダカになって行く姿を、お客様にストレートに伝わって行ければな。」と思っているそう。
「コミカルな、深刻でない話の中でそれが行われて行くから、本当に(心の)中で思っていないと。お客様にも「楽しかったねー」だけだなく、ほっこりとした気持ちも持って帰って頂きたいので。それを思いつつ作ってます。」と。
やっぱり宝塚は、ジョー(男性キャラ)が主役だから、ジョー自身が色々考えたり成長しないと話にならないからね(笑)
だからこそ、若目の年齢設定にしたんだろうけど。
こんなにガッツリ成長する話にしたんだーと、改めてびっくりした。
他の出演者については。
王女付きの面々。
組長みとさん(梨花ますみ)、副組長にわにわ(奏乃はると)、まなはる(真那春人)、まからっちょ(真條まから)。
なんだか、面白いメンバー(笑)
みとさんの伯爵夫人に、ベッドの上で癇癪を起こして怒られる所。
「怒らしちゃえ

なんてかわゆい……。
ちぎは、「みとさんに言っておくわ」とか言ってたけど、みとさん、きっと「可愛い~」って思いながらやってるんだろうなぁって思いますわ(笑)
ここで、みとさんのナンバーあるらしいんだけど、凄いらしい(笑)
美容院のメンバー(笑)
助手のたわし(陽向春樹)と客のあいみちゃん(愛すみれ)。
マリオの美容院は、「バッサリ切るかパーマか、どっちかしかない」らしい(笑)
アン王女が、街中で見たショートヘアの女の子も、「多分、私がバツン!と……(笑)」

美容院の所は、大ナンバーらしく、見所色々アリで、大変だと。大が(笑)
街の人たちは、どの場面も、ラブラブな踊りがあって、カップルばっかりらしい。
お店屋は、短い時間で活気を出すのは難しいだろうに、とても活気があるらしい。
ジョーのアパートの大家さんルイザ(千風カレン)は、イタリアの女性らしい、パワフルオバチャン(笑)
呼吸するようにウソをつくジョーですら、彼女には、ウソがつけないらしい(笑)
楽しみだわー。あの、カレンねーさんの大家さん(笑)
演出的な所では、ナンバーとか、盆回りが凄いとか。
アン王女が寮から抜け出る為に飛び降りるところ「高くてあれ、どうなってるの?」と、結構マジに聞くちぎ。
フツー、飛び降りないよねって所から降りるそうで。
てか、めっちゃセット高いから、初日映像見た時、わたしも同じ疑問を感じたよ。
雪組恒例(笑)殺陣の場面。
今回は、エモノ(刀とか)無し。拳で戦う系(モノで叩いたりあるみたいだけど(笑))。
間合いとか、難しいらしい(笑)
本当に……雪組らしい……てか、雪組でないと言えない事だよ(笑)

プラッツって、ダンスホールの歌手役が、あすくん(久城あす)で、だいぶ上手いらしい。
そういえば、だいもん(望海風斗)の「ドン・ジュアン」組に、歌上手をだいぶ持っていかれたけど、あすくんやあいみちゃんとか、いたよ……って安心したわ(笑)
や、れいこちゃんもいるしねー。もちろんゆうみちゃんも上手いし(笑)大丈夫なんだけどね(笑)
後、ちょっとした松風位にストーリーに絡まってくるベスパちゃん

一幕ラストの場面では、ベスパに乗ってローマの街を走る時に、映像が流れるらしく。
このNOW ONの段階では、まだ見ていないゆうみちゃんが「楽しみ」だと。
ちぎは、「舞台用のスピードで行きたいのに、遅くて……」と、些かご不満な様子。
記者発表の時は、スピード調整が出来ずに早目のスピードで、ちょっと怖かったらしいのだけど、改良してもらったら遅くてなってて……と(笑)
毎日の事だから、安全第一だわな(笑)
それこそ「毎日の事」だから、ちぎ、慣れてスピードごっつい上げそうだもの(笑)
安全といえば、街中でベスパを爆走(ロースピードだけど)させてる時の、皆の避け方が、「轢かれそうな(避けれそうな)とこを、ギリギリ狙っている」らしい(笑)
役者魂よねー。
でも、この収録の前日のお稽古で、れいこちゃんが本当に轢かれそうになったらしい。

「本当に轢かれそうになると
声が出ないです。はっ!ってなって、芝居にならない」と、その時の様子を再現するれいこちゃん(笑)
「でも、早めに見すぎると、結構(ベスパが)ゆっくりなので……(笑)」と。
身体張った場面になっているらしいです。
屋台とかも、仕込みしていてぐちゃぐちゃになる仕掛けがあるらしいですね。
もう……楽しみです。
「真実の口の所は……」と、はなちゃんが水を向けると。
「フフってなっちゃいますよね」と、れいこちゃん。
ちぎの、真実の口に手を入れる所からの流れが上手すぎる。と、大(笑)
「王女に、入れるよ?ってしてからの「ぬわー!」ってとこが、私もわかっててうわーってなっちゃう。」と。

もう……。れいこちゃんと二人で「ぬわー!」をユニゾンするのが面白くて……(笑)
前回、きんぐ(蓮城まこと)がれいこちゃんかまってたのに似ているシュチュだわって。
れいこちゃんたら、本当に上級生に可愛がられるキャラなのね。
姫だから(笑)
その後の、「もー!!」
っていうゆうみちゃんを見て、「フフフっ」となるれいこちゃん。
……そんなあなたもたいがい、可愛いですけど……どうしましょう(笑)
ちぎが、ゆうみちゃんの後ろから運転する所は、「本当に見えなくて」(笑)「だから轢きそうになる」らしい(笑)
こわー(笑)
「あれは皆の夢だよ」と、大。
……なんの?(笑)
「皆、アン王女ですよ」
お客様の……見ている人みんなのって。
翔くんが、「(それを)したいと思ってローマに行く人いますし」と、大の言葉を、補足(笑)
「……真実の口、宝塚にありますよね?」(←関西弁で)(笑)
「パートナーとやってもらって……」と(笑)
お衣装の事。
映画に添ったデザインだけど、現代にも合う素材感とか形を、考えてもらったので、きちんと着こなしたいと、ゆうみちゃん。
ちぎのパジャマ姿が嬉しいらしい、ゆうみちゃん(笑)
うふふと喜んでいるゆうみちゃんを見て、照れてるのかな~。
ちぎは、「アン王女に貸したのがあんなパジャマで、自分はいいの着るってのがね(笑)」と、笑う。
ほんま、ジョーっていい性格してるよね(笑)
そんな扱いでも、
この子わ……

愛おしいわぁ。
フィナーレは、タンゴで、4カップル~大勢での踊りだそうで。
難しいけど、ちぎは、本編と違う切れ味の良さが出せたら……と思っているそう。
お衣装が、全員新調だそうですね!
シックな黒で。ピンク入ってるのかな?
「雪組には珍しい色」だそうで。
実際に見るの、楽しみですわ。
コヤ(劇場)が三箇所に渡ってて、長丁場な事について。
「三度美味しいんだろうなと。環境が変わって、劇場も変わって行く中で、私たちのお芝居も深めて行けたらなと思うし。中日って雪組結構久しぶり(若き日以来)だから、楽しみ。各地の皆さんにお会い出来るのも楽しみ。ACTに出るのは初めて(れいこちゃんのみ、アル・カポネで出演済)なので、楽しみですし、梅田芸術劇場に行くと役替わりが初めてあるので、最後までドキドキが止まらない(笑)
私たちも、お客様も(ドキドキが止まらなく)なってくれたらな、と思います。」
れいこちゃんは、「役替わりもあるので、本当に最後まで気が抜けない公演になっているので、その分自分の本役(マリオ)も、楽しんで、アーヴィングに、なった時も、ちぎさんとこんなにガッツリお芝居するのは初めてなので、又違った勉強が二度出来る。その分しっかり成長出来る様に、頑張りたいと思います。」と。
翔くんは、「二役やるので、二役とも凄く濃いし、全然違うかけ離れたキャラなので、凄く勉強になるな、と楽しみ。初日開けて皆が作り上げた中に、別の役で入った時にまわりの方の空気とかを感じつつ、自分の役に戻った時に、新鮮に楽しみながら作って行けたらなと。」と。
大は、「作品が有名で又、宝塚でやるって事で、こう……パステルカラーの作品の中で、支局長という役は、濃い目の渋さとか大人のテンポを出して、スパイスになれたらな、と。ジョーとの、面白い関係性というのは日々の自分の感性と共にガッツリ出して行きたいなと。この作品を宝塚で出来る事は、幸せだと思う。(メンバーの)一員として、頑張りたいと思います。」と。
ゆうみちゃんは、「全体的に宝塚らしい作品に仕上がっているなと、感じますし、その中で私らしいアン王女を、追求していけたらと思います。」
「日頃の……私には日常や事も、アン王女には、当たり前ではない事だから、アン王女だったらどうするかな?と、新鮮に過ごす事で!何か舞台に、繋げられたなと思って、初日、公演を向かえたいと思います。」と。
ちぎは、「お客様が、ローマの休日を楽しみにしていて、何となく想像している物があって、それを裏切りたくない。宝塚版のローマの休日として、その中のジョーとして、如何にお客様に楽しんで、何かを持って帰って、何かを伝えてそれが伝わって、今日も観に来て良かったわと、思って頂ける舞台になる様に、梅田芸術劇場の千秋楽まで一回一回を、大切に心を込めて皆と力を合わせて演じて行きたいと思います。」と。
トップになってから、ものすごくヒットが続いて、雪だるま式に増えるプレッシャーすら力に変えて、熱く立ち向かうちぎ。
本当に凄いと思います。
そして、初日開けてから大評判になっていることも、この収録時にはもちろんわからないけど、でもきっとそうなんだろうと思える。
本当に進化する雪組の、「ローマの休日」。観るのが楽しみで仕方ないです。
こんな長い文章、読んでくださってありがとうございます。
