
書き始めてから、何日も経ってしまって、色々時差と温度差出てきてますが、とりあえず、覚え書きとして、上げたいと思います。
お付き合い頂けたら、嬉しいです。
終わっちゃいましたねー、雪組「るろうに剣心」。
去年秋に発表があってから、ずーっと祭り気分で盛り上がり、チケ取りに奔走して。
気付けば、受験の娘ほっぽって観劇三昧。挙句に遠征と(笑)ライビュまで。
未だかつてないハマりっぷりに、結婚前から(ディープなヅカファンと)わかっているダンナも、目を丸くしておりました(笑)
ので、今モーレツ(古い)に物足りないというか、うら寂しさ感じてます。
とかいいつつ、ローマのキャストにはくはくもしてます


今更感はありますが、るろ剣まとめです。
短めに(笑)
ちぎ(早霧せいな)。
ちぎの剣心は、ビジュアルはもとよりキャラクター(性格)、立ち居振る舞い、殺陣に至るまでアニオタも認めざるを得ない再現率で、素晴らしかったです

私が一番感動したのは、走り方だったんですが……。本当に、マンガの剣心みたいで。
一幕の弥彦助けに比留間組に行く所や、二幕で皆で手分けして、蜘蛛の巣探しに行く所が特に(笑)好きでした。
ムラの後半、三枚目が色濃く出過ぎな気がして、ちょっとアレやなぁって感じた時もあったんですが、ちぎらしい堅実な役作りを、今作品でも見せてもらえたなと。
楽日、ラストでめっちゃしっかり薫と手をつないで、薫ったら腕を絡めん勢いだったですけど、アレ、なかったですよね?
そこだけあー、やってもーた

宝塚的には、それくらい……ですが、るろ剣的には、てか、私のイメージ的には、ナシなんですよ~。
最後の最後に……残念な気分に、なりました。
しかし……。あの大画面でのアップに耐えうる美貌に、今更ながらにビビりました(笑)
雪組初観劇だった友人が、(ライビュの)フィナーレのちぎ見て、一瞬で堕ちました(笑)
ゆうみちゃん(咲妃みゆ)の薫は、本当に頑張ってたと、頭が下がります。
結構早いうちから、喉を潰して大変そうだったのに、(声の)出る範囲で工夫して……でも、ソロやだいもん(望海風斗)との歌は、渾身の力で、手を抜く事なく歌ってて。
このまま喉やられちゃったら大変だ。とか思いつつ、そんなゆうみちゃんが、誇らしいく感じたり。
記者発表で、キレイに竹刀振る姿に惚れ惚れしましたよ。
女の子にもモテる「可愛い女の子」やらせたら、ゆうみちゃんが一番だと思います。
本当に、可愛い(笑)
だいもんは。
ゆうみちゃんと真逆で、この人の喉は潰れないんだな。てか、内蔵マイク、ハンパないな。と思いました。
楽日は、いつものアドリブが、「以上、武田観柳の妄想劇場でした。今まであり……ガトー!!謝謝、おおきに、mercibeaucoup!」だったかな?
謝謝って聞こえた時、海外でライビュ見ている人にまで気を使ったアドリブを……

オピウム歌った後、下手花道で観柳先生と話すところで、芥子の花を観柳先生に渡しちゃってましたね。
結構、ムラの時より色んなキャラに笑ってるとこ多かった気がします。
なんか、めっちゃバカにした感じで(笑)
やなヤツですよねー(笑)
キャラ的に「この人は、何を考えてるかよくわからない」と、観ている人が思ったら、役作り正解なんだそうですね(笑)
大丈夫、だいもん。大体の人は、そう感じたはずだから。
でも、ラスト。あれ、どうなったのかな?
最初は死んだとフツーに感じたんだけど……なんか……逃げてそうなのよねー。
斉藤さんも、「遺体を確認しにいけ」って感じじゃなくて、「身柄を確保しろ」ってニュアンスで言ったんじゃないかなみたいな。
てか、中庭だからさー。崖っぷちで下は川とかちゃうし……。
しかし。ずっと、原作の鵜堂刃衛が重なって仕方なかったわ(笑)
意外と好きなんです、あのキャラ(笑)
咲奈(彩風咲奈)は。
本当に翔くんと別のベクトルで化けたなと。
あの渋めのおにーさんが、まさかちょび泰してたとは思えない

痩せてきたのは凄いと思う。
「男性から見て格好いい男役」を目指したそうですが。
めちゃめちゃ成功していたと思います。
タバコの扱いも、次元を経ての今回だからか自然だったし。
銀橋で吸ってたのを捨てた後、新しいの出す所、いつもオペラでガン見してましたが、いつも手品みたいに出てきてましたね。あ、楽日は、なんとなく探ってる時間、長かったみたいな気がしたわ(笑)
山県さんのお部屋に入る時の歩き方が、めっちゃ好き(笑)姿勢が、男っぽいのよ~。
楽日のライビュでアップになった時、映った刀が刃こぼれしていたのに、フツーに驚いた。
「当ててたんやー」って。
初日から何本替えたんだろう?と、思ってしまいました。
翔くん(彩凪翔)。
おめでとう!本当に一皮も二皮も剥けたね!
今回の作品は、組子全員凄く成長したけど、翔くんが一番成長したと思う。
ムラでの初日、客席がどよめいた弾けっぷりをみせ、ファンが「彩凪翔が化けるぞ」と期待してすぐの、インフルエンザ流行……。
図らずも罹患して、一週間弱の休演。
辛かったろうなぁ。こんな初挑戦なお役貰って、これからって時に離脱なんて。
お茶会で、泣いてたらしいですねー。
そりゃ泣くよね。
でも。この事を糧に、パワーアップしたのは周知の通り。
アドリブは炸裂だし、パレードでは心のこもったお辞儀を忘れない。
間違いなく、彩凪翔は大きくなりました。
雪組にいなくてはならないスターです。
せしこ(大湖せしる)は。
何度か「元男役とは思えない」と書きましたが、本当に「元男役とは思えない」立派な女役さんでした。
転向してすぐ位は、観ているこっちの「男役時代の印象」で、なかなか受け入れにくい所も無きにしも非ずだったんですが……。
もう、すっかりその面影はなく(笑)
色っぽいのに可愛くて、男前なのに乙女で。
高荷恵は、恋愛ネタがない役だったので、それだけちょっと残念だったな。
でも、これだけ気風の良い姐さん似合う女役さん、なかなかいないよね。間違いなく、代表作になったと思います。
一番好きなのは「行くわよ!」ってセリフです(笑)
勝気で可愛いから(笑)
楽日の楽屋入りは、真っ白の中振袖(?)を着ていたそうですね。
舞台では、カツラなのに自毛も恵と同じにして、そりゃお似合いだったみたいですね。
和もの好きで、娘役好きで……。
雪組でよかったなぁって。本人も、ファンも。
大(鳳翔大)の左之は。
もう。毎回凄いなと思わせてくれるゴーカイさで、あの斬馬刀を振舞わす姿は本当に「え……女性でしたよね?」と思わずにはいられなかったです(笑)
歌舞伎調の名乗りと殺陣も、凄く好きで。
てか、上手い演出だなと思ってました。
原作知らない方に、左之のバックボーンをサラッと(説明臭くなく)聞かせてるし、個人的に赤報隊時代の友人で絵師になった、月丘津南に、引っ掛けてるのかな(絵師=歌舞伎絵)と勝手に思ってニヤニヤしてました(笑)
なので、いつもあの場面は「ちゃんと聞いて~」と思ってました(笑)
よく良く考えたら、てか、原作でもあまりジェネレーションギャップ感じなかったんですが、左之と剣心って十歳以上、歳離れてるんだよねー

まぁ、見えないよね(笑)
大の左之は、大人なんだけど若く見えるというか……に見えたかな。
役回り的に、人のフォロー(特に恵絡み(笑))をしていたので、結構大人かな?って印象だったのかな?
ま、妙さん(設定年齢29)を、「妙ちゃん」と呼んでいる段階で大人確定なんだけど(笑)
あ、でも、おはぎにがっついてる所はガキっぽい(笑)
余談だけど、左之が持っているおはぎだけ、歯型が付いてますよね。小道具さんの拘りったら素晴らしいですよね。
面白い位、左之にハマってお稽古着とかで左之になり切ってる姿に、感動しました。
大にとって、相楽左之助は代表作の一つになりましたね。
れいこちゃん(月城かなと)。
まぁ、びっくりした。
よくぞここまで、原作に似せてきたなって。
お衣装とか、カツラとか、そんなだけでなく「顔」まで似(せ)てる!と、本気で思いましたさ(笑)
こんな美形、現実にいるってことある?
初日、出てきた時の衝撃たるや……!!
楽まで慣れることはなかったですね。
楽日のライビュでは、もちろんアップがバンバン映し出されますから(ちょっと多めに感じたけど)、その衝撃に耐えるのに必死でしたよ(笑)
原作をとにかく読み込んで、脚本には書き切れてない(出せなかった)御庭番衆との関係も、本当に丁寧に作り上げて、少ない出番なのに印象深いキャラになっていたと思います。
見た目クールなのに、アツい(篤い、熱い)男って所もよく出ていて、楽日の、加納とのやりとり(緋村を渡す渡さないのくんだり)での「見くびるな!」のセリフが、いつもより力強くて。
(蒼紫と)御庭番衆じゃ、剣心に負けるって決めてかかってる加納さんの言い方に、「あ、めっちゃ怒ってる」って感じました。
自分のプライドとかってんじゃなくて、絶対的に信頼してる御庭番衆を、下に見られた事に腹を立ててる感じに見えて。
どんだけ御庭番衆のこと、好きなんだよ(笑)
と、にまにましてしまいました。
殺陣は、やっぱり色々難しいんだなと。
二刀流で、コートで、ヒールで、ちぎ相手で。
初日に観た時は、やっぱり色々アレで(笑)「苦労してるなぁ」と思いましたが、段々慣れてきたようで、コートのお裾もあまり(笑)暴れなくなってきましたね。
東京で観た時は、結構格好よくやってるな。と、感じました。
楽日の蒼紫さまは、本当に「剣心を倒したい」気持ちが漲ってて、必死で、それが為に激しく空回ってる感じがよく出ていたと、思いました。
全て終わって、御庭番衆たちとこれからの道を探して旅に出たという、宝塚らしい救いのあるオチに、原作とは違うのに、明るい気分を感じて、このストーリーで続き出ないかなとかこっそり思ったりして(笑)
いずれにせよ、れいこちゃんにとってとんでもなく当たり役で、代表作になったと思います。
ファンも激増したでしょうしね~。
何処が短めやねん!とツッコミ入りますね。
まだまだ書けてない(ひとこちゃんとか、くらっちとか、ちるちるとか、あんりちゃんとか、御庭番衆とか(笑))……ので、続きます
