ストーリー的にあんまし好きくないんだけど、(この作品の副題は「お前が言うな」って思ってる位・笑)久しぶりに観たからか、ちぎみゆだからか、なんかしみじみ良かった。
ちぎのエリオは、思ったより押さえた演技だったなと思った。
もっと「暑苦しいくらい情熱的」に作るかと思ったんだけど。
エリオのキャラ(性格)が、スペイン闘牛界のスターって割に実直な・・・大人な感じだからだろうけど。
まとぶんの時も思ったんだけど、こんだけ良識ある人が、あんな仲間を裏切るみたいなことするかねぇ。
・・・エバと再会して、想いが再び燃え上がるとこが、もう少し説得力あったらいいのにって思う。想いが静かすぎて・・・(笑)
そういえば、あの場面、なんで録音なんだろう・・・。
あ、所々晴興引きずってる感じがして面白かった。
ああ・・・、特に歩き方と一寸した時の話し方が・・・(笑)や、それでも格好良かったから良し(爆)
しかし・・・ちぎも、本当に苦悩している姿がいいね。
眉間のしわがたまりません。
意外に、エバ・ゆうみちゃんに対する時より、アンフェリータ・あんりちゃんに対する時の、砕けたいい感じの関係が見え隠れする話し方が好きやなぁと、感じた。
結婚間近のカップルなんだと。それも、それなりに付き合っていた期間長かったな。って思う感じ。
エバの前だと、急にぐっと若くなってる感じがした。昔の相手っていうか、愛し合っていた若い頃に戻ったっていうか・・・。って、まだ若いんだけど(笑)
ゆうみちゃんのエバは、大人のしっとりを感じさせながらも、まだ若い熱いモノを持っているって感じ。
エリオは、エバがいなくなってからアンフェリータに出会って、それなりに心の整理を付けて彼女を愛して今に至るから、落ち着いているのかな。
エバは、望まない結婚して、パトロンとしてリカルド・だいもんの愛人になったから、全然エリオを忘れてなかった。
だから、再会したとき、「大丈夫」とか言いながら、あっさりかつての恋人の胸に飛び込んでしまったって感じ。
可哀想でねー。
エリオは本当の事をエバに教えない方がいいと考えて、自分が死んで終わらせようと考えたけど、女的には、どうかなと・・・。
てか、これはやっぱり私の思いなんだけど、自分の知らないところで自分の人生を決められるのは嫌だから、もう、これはどうしようもないってことでも、ちゃんと聞いて納得したい。
こんな死に方。エバはエリオを一生忘れられないやん?
女殴るヤツは嫌いだけど、リカルドが辛抱強く待ってくれてたとしても、戻れないやん。
いっそ、「異母兄妹だった」といってもらった方が、よっぽどあきらめついて、時間は掛かるだろうけどリカルドの元に行けるだろう・・・と思うんだけどな。
これが、男のロマンなのか・・・。
今回はヒロインに感情移入出来たから良かったのかも。
柴田先生の作品って、主役二人に感情移入出来ないのがありがちなんだもの。
リカルドは…なんかちょっとしどころない感じのお役かもとか、チラッと思えるんだけど。
なんか、これの前が源太だっただけに、元カレと二人で逢ってた彼女に、平手打ちするのが、「愛しかたの違いがこれだけ違うのもなかなかおもしろい」と感じましたわ。
お髭がサイコーに似合う、だいもんたら、素敵(笑)
エリオとエバが異母兄妹ってわかって、決闘が中止になったときの「なんていっていいか・・・」的なこと言う、あの感じが好き。
大人や-って(笑)
アンフェリータは、どうも一花ちゃんのイメージが強いんで、そう思って観てて突然「ありゃ、一花ちゃんちゃうわ」って思ったりしたけど、やっぱりあんりちゃんは、芝居上手いなぁ。
可愛いし、元気だし。
みんなのアイドルって感じ。
最後は可哀想だったけど、フェリーペに応えてあげられたらいいなぁと、思わずにはいられません。
あの「結婚・・・したかったなぁ・・・。」が、たまらなく良かったです。
さすがに「エル・アモール」は荷が勝ちすぎたかな・・・と思わなくもなかったけど・・・がんばっていたと思います。
一度ちぎと組んだことあるからか、なんか、本当にいい空気が流れていましたな。娘2に返り咲くかしら。
でも、雪組の娘2は、誰が来てもいいなって思ってしまう。みんな可愛くて、いい子達だから(笑)
あんりちゃんは、中でもお姉さんだからがんばってほしいな。
ビセントは、ほんと、ある意味ええ人やな(笑)
自分の恋路散々言われたのに、その上、同じ事した友人とにこやかに握手できるって。
「あのときのあのセリフ、そっくり返すぞ」とか思わなかったのかしらって(笑)
せしこは、「年上の恋人(人妻)」演らせたら一級品ですね。
てか、この人は、学年上がっても主役のお母さんとかやらなさそう(笑)
別格娘2ですかね、頼もしい限りです。
キャラそれぞれ書いていたらキリがないんだけど、後二人だけ。
きんぐと、まなはるが私的に気になりまして。
最初、おやっさん・アントン(笑)、きんぐって分からなくて。三階の後方でしたからっ(言い訳)
「なんか、一寸おじさん格好いいんだけど?」って思ってオペラ上げたら、きんぐだったって(笑)
老け役なのに、なんか・・・。気になって気になって・・・(笑)
はい。アンフェリータにとっていいお父さん、エリオたちにとってはいいお師匠でした。
で、まなはる。
アントンの弟子の一人なんだけど。
エリオがアンフェリータとの婚約を破棄して、マタドールも辞めるってなって、でも最後に故郷での仕事だけやらせて欲しいって事で、アントンが「そうさせてやろうと思う」っていったとき、一人だけ「俺は、嫌だね!」と飛び出していくところが・・・。
なんか、あの一言にどんだけ気持ちを集約させてんだってくらい切ない「ヤだねっ!」で・・・。
エリオの事、大好きだったんだろうなぁ・・・。
芝居できる子って、ほんと好きやわ。
後。
祭りの日に、子供達が「マタドールになりたい」って声かけてくるとこ。
あれって、ひなたくんと千くんかなぁ?キレイな関西弁でセリフ全部喋っていたけど・・・。
「田舎の子」って扱いで方言にしたんだろうけど・・・。ええと、地方でも、ご当地言葉でするのかしら。
セリフ多かったから、場所によったら覚え直し級に大変なんじゃないのっ?って、心配になりつつ、期待してしまう。
地方でご覧になる方のレポを期待したいと思います。
と・・・とりあえず、以上。
なんか思い出したらまた書きます。
「ラ」は、次回!