話はかわりまして、先日の歌劇100周年式典の事を。


まだムラに住んでいるともちん。

OGもギャラリーも、すごい人数でびっくりしていたそう。

式典は2階席だったらしい。下手したら下級生は入れないかもって言われたんだとか。

入れて良かったねぇ。


なんか4日の兵庫県って雨の予報だったらしいんだけど、晴れたそうですね。

OGパワーだって。

この町、一寸エネルギーに溢れてて、すごい事になっているなと感じたらしい。

ま、あれだけいてたらね。


で、大同窓会の事を。

こちらも、ものすごい人数で、800人以上だったそうで。


前の方は、円卓で座れていたんだけど、下級生はシアター形式に椅子だけ並んでいる状態だったんだって。

で、その「下級生」枠には、まりこちゃん(麻路さき)すら入っていたそうで・・・。

とんでもなく、上級生の多い会だったというのが、うかがい知れるというもの。


そこでは、各組の出し物が発表されたらしく。

それぞれ歴代のトップさまが、お歌を披露されたりしていたらしいのだけど、宙組の歴代トップさまは、みなさん(お仕事などで)、不参加だったらしく・・・。

なんとともちんが、センターでソロパートを歌ったそう。

「明日へのエナジー」を歌ったらしいんだけど、ぶっちゃけ、当時ともちんはこれ以上ないくらいの最下で。

サヨナラショーの時は、9割方ともちんより下級生だったけど、今回は、リアルその時(宙組発足時)にいた上級生とかが沢山いる中、ともちんがその位置って、すごいなぁと思った。

ともちんも、「お客様の前で歌う事はあっても、あれだけの上級生の前で、歌う事なんてないので緊張した。」そうだ。そりゃそーだろう(笑)

心を込めて歌って、鳥肌が立つほど感動して、最高に幸せな気持ちになったとうれしそうに話していた。



式典は、全現役生が、袴に色着物で大階段に立っているのを見て、キラキラしているなぁと思ったらしい。

そのキラキラの中から、宙組の下級生とか、「相棒の」まさこをオペラで探してみていたらしい。

まさこは「一人、ぽこっと」(頭が)出ていたらしい(爆)


その日は、秋篠宮さま紀子さまが、同じ2階席でご臨席されていたそう。

宮さま方が、客席に出入りされる度に起立してお迎えしたらしいのだけど、ちょうどともちんが、宮さま方が曲がられる通路端の席だったらしく、「こんなのがそびえ立っていたので(笑)」何度も見て貰えたそうだ。

宮さまも「ホントに大きい人がいるんだな」とか思われた事でしょう(笑)


憧れの上級生も近くにいたそうで、みきさん(真矢みき)に「髪型ステキです」と伝えたら、「ありがとう~(ともちん、みきさんの物まねで)」と言ってもらったらしく、本当にみきさんのファンなんだ~としみじみ。


月組の例のショーも観たらしいんだけど、それを観ている上級生を見たりしたらしい。

「宝塚のお客様は、みなさんお行儀がいいので静かですが、OGはけっこう喋っていて(笑)褒めたり、だめ出しをしたり・・・(笑)」と、なんだか楽しい観劇だったらしい。


特に、100人ロケットはすごかったらしい。

「宝塚のすごさを感じた」そう。

私、再来週観るんですけど、ともちんがそういうなら、楽しみになってきたわ(笑)



先に一寸触れた、荷物の整理の事。

やっていくと、懐かしい物も出てきて、処分使用可とも思ったのだけど・・・と。

下級生の頃に買い集めた、とんでもなくくどいシャツが沢山あるらしい。

で、数年前にも捨てようとしたら、パラプリのゲイの役(シャルル)を演る時に役に立ったらしい(笑)

ので、今後そういう役をする下級生のために(爆)と、形見分けに置いておくらしい。


「ジャケットも、何度か捨てたけどそれでも沢山あったので、引っ越すの大変ですね、段ボール何十個・・・5人家族みたい」とか・・・。


靴に至っては、舞台の分もあるので、すごい事になっているみたい。

サイズが大きいので、合う人にあげたいと・・・。

竹下さんに「大きいシンデレラ探しですね」って言われていた(笑)

・・・ともちん、足のサイズどんだけあんのよ・・・。


とにかく、チャカチャカ出来ないので時間がかかるし、出してきた物の思い出に浸ったりしてしまって、進まないらしい。


宝塚には、音校入れて19年間いたことになる、ともちん。

振り返ればだいぶ前の事だけど。

人生の、凝縮された、濃い19年間だった。これから、もっと濃い時があるかも知れないけど、今までの中では一番濃い時代でした。

宝塚は、いつか辞めなければいけない、終わりがあるから一生懸命になる。

そこにいた時は、辞めるのが考えられないと思っていた。

それくらい一生懸命だった。

辞めた今、本当に宝塚が好きだと、改めて思った。


そういうともちんに、「宝塚の何がステキですか?」と竹下さんが聞くと、

歴史、品格、大きい舞台にセット。転換の早さなど、上げだしたらキリがないという風。

「他の舞台を観たりしたけど、つくづく宝塚が好きなんだなと。」思ったらしい。

そして、女性が演じる男役。ここでしかない。すごく魅力的だと思う。


「目指していた男役と、気づき上げてきた男役との違いなどありますか?」と竹下さん。

下級生の頃は、本物の男役に近づこうとしていたらしい。

やり過ぎて、化粧っ気もなくして本物の男性になろうとしていた(それはそれですごい・笑)が、それでは宝塚の「男役」になり得ない。

「女性として」男「役」をすると言う事が大切なんだと。美しさがなければいけないのだと気づいたらしい。


中々、金言だと思うよ。

私含め、ファンは「本当に女性ですか?」って言わせてくれる、男らしい男役さんが好きだけど、「男性」そのものを求めている訳じゃない。てか、それならフツーに芸能人のファンになるからね。

なぜ、宝塚の男役さんが好きなのか・・・。

それは、本物の男性にない「美しさ」があるからに他ならないのだから。

ともちんが極めた「女性が演じる、バリバリに男らしい男役」、何よりも「宝塚」らしかったと思います。

や、本当に。


退団公演になった「風共」での男役、ルネとアシュレについて聞かれると。


ルネは、下級生の時演じたお役だったし、昔は意識して「男役」を演っていたところがあったが、この間は、そこは自然に出来るようになっていたので、その上でなにをするかが課題だったと。


ええ・・・本来端役のルネの方が、何が出てくるか分からないびっくり箱みたいで、楽しみに観てましたさ。


アシュレは、初めての王子系で、難しかった。悪役の引き出しはいっぱいあるけど、白い役は持ち合わせがなくて・・・。最後にこういう役が出来て良かった。と。

元々悪役をやりたいと言うのがあったので、それをすると(主人公にやられたときとか)、楽しくて気持ちいいと感じたが、アシュレをやったときは、・・・退団だったから客席の雰囲気も違ったし、別の意味で心地よかった。そう。


けっこう色々な役をいただきました。と、「悪役したし、輪っかドレスも着たし、足見せたし、ゲイもやったし(笑)老け役も、子役もありました。」

と、あげていってると、「なにかやってないのありましたっけ?」みたいになって、客席から「リフトで回される方」と声がかかった(笑)

「あー、やったことないですね。やりたくないです(笑)重いですし。回す方が良いです」と、これからの可能性も否定していた(笑)

海外のダンサーさんとかだったら、ともちんも安心して身を任せられるだろうけど。

宝塚の、自分より小さい女の子に、そんな負担かけられないって感じなんだろうな。


「宝塚に入ってなかったら、なにされてました?」と聞かれて

小学生の頃は、友達に「モデルになりなよ」と言われていたが、普通にスーパーのレジとかやっていたかも・・・思い浮かばない・・・。

と、困惑気味のともちん。スーパーのレジって・・・。


ともちん会いたさに、無駄な物まで買ってレジ行きそう・・・(笑)


「退団してから新しく始めた事は?」

特にないらしい。

とにかく宝塚でやってきた歌やダンスとか、今までの事をなくしたくないと思っているらしい。

でも、退団して一週間、普通の生活をしていたら、異変が現れたらしい。

大きな声を出さなかったので、不安定な声になってしまったそうで。

慌てて、歌のレッスンに行ったらしい。

先生とか、人前で歌うのがどれだけ大切か、痛感したらしい。


私たちも、ともちんの歌、聞きたかったし、聞けて本当にうれしいよ。

ありがとう。



と、いうことで、④に続くっ!

次で書き上げられたらいいなぁ・・・(爆)