実は・・・観に行ったのが、2週間ほど前になってしまいます。
時間がなかなか作れなくて、こんなに間が開いてのUpになってしまいました。
記憶があやふやかも・・・なので、ご了承下さいませ。
まず、見終わってのひとことは。
「思ったより悪くなかった」
でした(笑)
まぁ、消化不良なとことか、詰め込みすぎなとことか色々あったけど、思ったよりはよかった(て、どんだけ悪いと思っていたんだか・・・)。
いや、酷評すごいと聞いていたので。
元々原作付きなんで、入れるべきとこ、削るべきとこを整理していかなきゃなんだけど。
あれだな、巨匠の作品に気を遣いすぎたか、「あれもこれも」と入れ込みすぎたって感じだよね。
一時間半しかないからね。
やっぱり、恋愛要素か、映画人としての要素かどちらかに絞り込んだ方がよかったよね。
脇キャラの書き込みも、入れすぎだと思うわ。
みりお演じるブレーディの情事とか、娘のいろいろとか、だいもんのヤンデレ・ブロンソンとか、もっと端折っても良かったんじゃないかと思う。
や、出番の事とか、序列のこととか色々あるだろうけど、作品として、蛇足だと感じたんだよねぇ。
「そこまで膨らませるキャラかぁ?」って。
そもそも、みりおにあの役は酷だったと思うわ。
個人的に言わせてもらったら、みつると逆にすべきだったと思う。
んで、みつるが演ったボックスレーを、もっと膨らませて二番手に相応しいキャラにすればよかったのに。
恋愛要素の二人の話は、なかなかにステキだとは思ったんだけどね。
蘭はなの二役も、同じ日に4人で観たんだけど、全員「よかった」という感想を持った。
ミナは、最初キャサリンみたいに、至って普通の子って感じで出てきて、次にハリウッド女優になってからの姿は、まさしくそんな感じて、注目される事になれている堂々とした女性で、なおかつ一寸色っぽかった(笑)モンローに、対等に口をきく「大物感」もちらほらしていて、こんな役が出来るようになったんだと、感心したくらい。
キャサリンは、普通の子なんだけど、不幸臭がすごい(笑)あーゆーヤンデレにつけ込まれる感じの・・・(笑)
その枠の中で一生懸命あがいている感じがしたな。
ブロンソンに別れ話を切り出して、銃を突きつけられて、「モンローと生きたい」彼女は抵抗するんだけど、その最中に彼の死を知って。
勝ち誇った笑いの中でブロンソンが、「やるよ。使いたいときに使いな」的な事言って銃を差し出すんだけど、それを使わずにモンローのお葬式を出して、ちゃんと見送ったあのくんだりがなかなかに感動的だった。
死んだ方が楽なのに・・・。
あえてそうしないところが、彼女の強さかなって。
で、けっこう蘭はなにダブったりして・・・。
以外にしっかり強く生きていくんだろうなぁ・・・キャサリンってば。
って思ったラストでした。
しかし・・・。
感動的といいつつ。
ま、原作付きだから。
仕方ないんだろうけど、死亡フラグが立ちまくっていて、笑った。
ミナの事故も、モンローの事故も、直前にあんなこと言ったら、死ぬしかないじゃん~ってパターンで・・・。
すみません。不謹慎に笑ってしまいました。
蘭トムは、もう、何やっても格好良いし、色っぽいし、「あんた、裏方やってんじゃないわよ!さっさとカメラの前に立ちなさい」って感じだよね(笑)
仕事のくんだりが、なかなかに中途半端だったので、結局この人どれくらいすごいの?って感じだっただけに、ほぼほぼ、蘭トムのカリスマ性で話が片付いた?って印象だったな。
もったいなかった。
もっと仕事の事、書き込んで欲しかった。
特にストライキのくんだりは、あっさりしすぎだったなぁ~。
スーツ姿の蘭トムは眼福なんだけど、もっと違う系の話を観たかったかも。
最後なだけに・・・。
生田先生の「ランスロット」が殊の外よかったんで、期待していたんだけど、奈穂子ちゃん先生や、久美子先生に比べたら、一寸小粒感かなぁ・・・。
得意分野が「中世イギリス」って訳じゃないとは思うけど、なんかそういう得意な時代でやって欲しいな。
舞台の使い方が、どっちかというとイケコ寄りな印象で、センスはいいと思ったので、もっとキャパの大きいコヤを使いこなせるようにがんばってほしいなぁ。
蛇足ですが・・・。
車が出てきたのと、海辺の建設途中のコテージ(?)のセットがなにげにお気に入りです。
「思ったよりよかった」と思った割には、こんな評でした。
すみません・・・。