一体、この文書くのに何日費やしてんだってって感じです。
とってもぐだぐだな状態です・・・すみません・・・。
千秋楽。
ともちんが宝塚を去った日。
その日は、ここ数日続いた寒波が緩み、風もなく、穏やかな天気に恵まれた。
ともちん、晴れ女だから・・・(笑)
ラストステージは、やっぱり客席もサワサワしている。
朝の公演もそうだったんだろうけど、白い会服の人が目立つ。
この白がともちんと、退団同期の子達の退団を心から惜しんでいる人なんだと。
舞台から・・・わかるかなぁ・・・。
てか、客席に座っていた(らしい)植爺と公一先生に察して欲しいよ。てか、反省して欲しいわ。
オープニングの、アシュレの登場。
ハンパない拍手。
個人的にともちんに淡い色はどーなん?と思っていたお衣装だけど、舞台写真見て、ものすごく格好良い!と思ったあのお衣装。
・・・今後誰が着るんだこのデカさ・・・と、心配せずにはおられません。
まー様のスカーレットは、ムラ初日と比べようもないくらい、チャーミングになっていて、正直驚いた。
・・・あれか・・・ともちんが格好良すぎるから、男役なの忘れて女の子になっちまったか・・・(笑)
ともちんアシュレを困らせるし、自分勝手だし、スカーレットって好きくないのだけど、本当に可愛かった。
あんな子に言い寄られたら、キスくらいしちゃうよね。って感じ(笑)
と。一寸脱線しましたが・・・。
私的、ともちんアシュレの好きな場面第一位の、「(メラニーのいる)二階から降りてくるとこ」。
数段降りての、メラニーのいる部屋に心配そうな視線を向けて、また降りるところ!!
ここのアシュレは、全くヘタレじゃないのよね!
むしろ、ものすごい男らしい。
全くセリフないし、数十秒の場面なんだけど、メラニーをものすごく愛しているとか、それは、恋人に対してじゃなく妻に対しての愛だとか、二人で長い時間色々話し合って、それでも彼女の涙を止められなくて・・・。心配と一寸困ったなって感じがとっても出ていて。
なんていうのかなぁ・・・。
もう・・・男らしいとしかいいようがないんだけど。
「夫」しての立ち方がすごい好き。
その後の、意外に無邪気なスカーレットに対しての対応は、残酷なまでに「妹ポジ」扱い。
・・・アシュレこの時、スカーレットの気持ち知っていたのかな。
てか、一年前に告られてるんだよね、一応・・・。
本気にしてなかったんだろうなぁ・・・。
じゃなきゃ、「キスして!」って言われて、にっこりとおでこに出来ないよねぇ・・・。
その後、本気にキスされて、むっちゃびっくりして、とっても困って、冷たいまでに「さよなら」と出て行くともちんの眉間のしわがサイコーに格好良い!
思い入れたっぷりに演技しているのが感じられて、本当に、ほぅ・・・と溜息が出てしまった。
テルのバトラーは、ずいぶん年齢上げてきたなと思った。
いい感じに声が潰れていて、まぁ、どうしても細い声だから限界があるけど、私としては、及第点だったと思うよ。元々無理させられてるんだもの。よく頑張ったよ。
これが役者としてのスキルアップに繋がると期待してるわ。
それより、あの一幕ラスト近くのアトランタ脱出場面。
ずーっと思っていたんだけど、やる必要あったのかな・・・。
やぁ・・・だって、次の大劇でするじゃん「シトワイヤン!行こー!!」って(爆)
もう、あの場面はどうしても笑けて仕方がないです。
「今から志願する」って人がなに仕切ってんだよってやっぱり台本に突っ込みいれてしまって・・・(笑)
みんながあんなに頑張って、本当に上手なのに(ちなみに一人ずつ打たれて倒れていくところのリアクションが上手すぎて好きです)・・・。
ここ入れるなら、スカーレットのカーテンドレスのとこか、樫の木屋敷の園遊会(ってこの言い方も古くさすぎて嫌い)のアシュレに告ると事かやって欲しかったよ。
ベルのキタロウも、本当にこんな女の人いるよねぇって思える感じに。
声の使い方が上手い・・・というか、声に感情を載せるのが上手いというか・・・。
メラニーのとこに募金を持って行って、受け取ってもらったときの喜びようが、とても好き。
一寸可愛いと思えるくらい。
でも、レットの事、どう思っていたのかなぁ・・・。
「情婦」って設定だけど、正直「お姉さん」に見えるところがちらほら・・・(笑)
唯一、アトランタ駅で「あの人は?」って聞くうきうきした感じに、「あ、いい(好きな)人なんだな」って感じられたけど。
・・・色気か・・・色気の問題か・・・(笑)
ま、今後キタロウさんに女役が回ってくる事はそうないと思うので、いいんだけど(で、次にポリニャックさんとか当たったら大笑いだな)。
一幕のラスト、タラに帰ってきたスカーレットとマミーの場面は、すごかったわ。
・・・役者の技量だけで、これだけ泣かせる場面になるのよね。
初日、まー様のスカーレットがどーも(私的に)いけなかったので、アレだったんだけど、二回目に観たときはよかった。
そして、今回、かなり感動した。
ゆーちゃんさんがすごいのは今更なんだけど、てか、やっぱり引っ張られるのかな、ひしっと抱き合う抱き合い方が、リアル。
いつもはもちょっと、まー様の高い位置にしがみついてると思われるゆーちゃんさん、腰にというより、太ももの位置に掴まってる感じになっていて、それに合わせて、まー様がゆーちゃんさんの背中に腰を折って覆い被さるみたいに抱きついていた。
ものすごく、親しい・・・家族級に親しい人との再会って感じで、もぉ、それだけで泣きそうだったんだけど、スカーレットが「お母様!」と嬉しげに叫ぶのが一回だけになって、こう・・・マミーからそんな(お母さんが死んだって)空気を感じたのかなって思って。
その後にお墓に近寄るのも、前に観たときよりずいぶん手前で崩れちゃって、ずるずる這っていったのに、ものすごく悲しみを感じた。
泣きも、上手くなっていたね。
ここの「みんなとタラを守ってみせます」ってセリフが、色々突っ込み入れたくなるから、アレなんだけど、本当に良かった。
感動の一幕終了って感じだね。
・・・ともちんがなにかの番組で、「○○(生徒名)のアシュレ」と言われるほどに役者の個性が出るというか、色が出る役なんだから、自分なりのアシュレをやりたいみたいな事を言っていたと思うんだけど・・・。
「悠未ひろのアシュレ」は、とにかく包容力のある男前で、優しいからガツガツはしていないけど、自ら戦争に志願するくらい男らしい考えを持っている人で。
少女だったスカーレットが好きになるだけある人だと感じたし、メラニーが愛し、生涯の伴侶として選んだ人だよと納得できるキャラだった。
二幕って、敗戦して帰ってきた後だから、やっぱ一寸ヘタレなんだけど、それでもやっぱり男らしい(笑)
ともちん、よく見たら色んな作品でやってるんだけど、なんかあって歩き出すときにクッて鼻を触る仕草。
もう・・・これ以上ないくらい男らしいんだけど、この日はやってくんなかった・・・。残念っ!(笑)
スカーレットに迫られて、キスしちゃって出て行くの行かないののくんだり。
一幕の場面では、完全妹扱いだったのに、やっぱりスカーレットはいい女だから、くらっとしたって感じ
スカーレットに「愛しているとおっしゃって!」
って言われた後の、観念した様に・・・はき出すように言葉を続けるところも、ともちんらしいなぁと思ったり。
「男だから、いい女にあれだけ言い寄られたら、どんだけいい妻いても抱きたくなっちゃうよ」的な、男らしい思考な感じで(笑)
ともちんは、どこまでいっても、肉食系だと思うんだよね~。
今回、絵に描いたような「白い」系演っていても尚、こーだものね。
歴代のアシュレが、どれだけどーだったかは分からないけど、これが「悠未ひろ」のアシュレなんだと思う。
ともちんが演った役の中ではかなりへたれな役だけど(笑)
そういえば、アトランタ駅の場面で、今回退団する夢ちゃん(機関士)が、色んな下級生からお花もらっていたよ。
おじいちゃんだったから、定年退職する人って設定なのかと思ったわ(笑)
以前書いたみたいに、大ラスでともちんとは関係ない場面で号泣して大変な事になったのですが、フィナーレでは、泣いてはいけないと必死でこらえるという、無駄な努力をしてみました。
もぉ、自分で自分がややこしい奴って思うんですけど、Bパターンでともちんが出ている場面でもうっかりオペラを上げてしまって・・・。
マグノリアのとこ・・・。海ちゃんを見て、「ああっ!またやっちゃったよ!」って(笑)
いかん、いかん、落ち着け私・・・って言い聞かせて、オペラ下ろす。
ロケットが終わって、タキシード・ジャンクションが始まると、もう、ドキドキしてきた。
次や~、次や~って(笑)
ともちんは、今まで通り最高に男臭く踊って、サイコーにチャーミングなほほえみを見せて、眩しいくらいキラキラしていました。
やっぱり、帽子の滞空時間は短かったけど(笑)
オペラで観るか、目で観るか悩みながら結局、オペラ覗いたり外したりの繰り返しで、一寸酔ってしまった(笑)
出てきた時もだけど、せり下がりの時の拍手がハンパなくて・・・。
本当に「ショーストッパー」に(ともちんが)なるんじゃないかと思ったくらい。
や、それくらい素晴らしかったから、いっそ、そうなって欲しいと思ったくらい。
テルには悪いけど(笑)
パレードでも、ともちんが出てきたらすごい拍手で・・・。
退団者のブートニアが悲しいわ。
本当に、晴れやかな笑顔で、色々叶わなかった事があったのに、もう、なにもかも吹っ切れたような・・・でも、時折涙を堪えるかのように眉間にしわ寄せて客席をずっと見渡してくれていた。
一階席の人、結構目線もらえたんじゃないかな。
銀橋に出たともちんがほぼ正面だったので、オペラなしで最後のパレードを観ました。
ともちんのアシュレ・・・てか、この姿。
本当に好きでした。
これでもかって位、高い腰の位置に巻かれた黄色いサッシュ。
低いヒールの、まさしく軍靴って感じのブーツ。
かっちりした肩と襟。
白いグローブ。
好青年なリーゼント。
そして、柔らかい笑顔。
ともちんのこの姿(アシュレのってじゃなく、ジェンヌとして)をもう観られないかと思うと・・・本当に・・・。
一挙手一投足見逃すまいと、瞬きすら我慢して観ていましたよ。
とっても名残惜しいのに、あっさり幕がおりた。
・・・ま、仕方ないんだけど。
ごめんなさい。
まだ続きます(汗)
名残惜しいんだけど。