雪組公演「ブラックジャック~許されざる者への挽歌」の感想、走り書き・・・。
チケット取りたかったんですけどねー、ほら、去年は、すずみん祭りからの、燃え尽きちゃった症候群で・・・。
その後の公演のエントリーとかほとんどすっぱり抜け落ちていて・・・。
ともちんの「逆裁3」とともに、取り損ねてしまい、このスカステOAを楽しみにしていました。
原作である、マンガ「ブラックジャック」はもちろん読んでいて、てか、結構好きで。
アニオタとして手塚先生は神で、重すぎて辛い作品もあったりするんだけど。
ブラックジャックは、好き。てか、格好良い。
ま、重いんだけど(笑)。
ので、まぁ、まっつが演るって聞いて、嬉しいというか、絶対面白いと思ったんだよね。
ので、その予感が当たって、うれしかった。
ブラックジャックって人は、チョークールな人だというイメージが強いけど、原作読んだら、結構悩んだり怒ったり、ピノコ可愛がったり、慌てたりするフツーの(や、フツーとは違うけど)人なんだとわかる。
そのね、感情の起伏がすごい好きで。
脚本の好きさとか、演出のスマートさとか、登場人物のアレコレとか色々あるんだけど・・・。
まずは、まっつブラックジャック先生の、「クールに見えて実はとってもハートフル」なところが一番よかった。
これも本当、色々あるんだけど、2幕のカイトくんが銃で打たれて担ぎ込まれた時、ピノコが後ろから「ちぇんちぇ!」って呼んだ声に、振り向いた瞬間の顔!!
それにやられました・・・(笑)
やーん、先生、むっちゃ嬉しそう~!!
これって、あれだな、まっつのキャラにもかぶるんだろうな。
「クールに見えて実はとってもハートフル」ってとこ。
まっつの事、関西人って聞いて最初信じられなかったモノ(笑)
「あんなスカして、標準語しかしゃべれへん関西人いてるかいな~」って位(笑)
や・・・、星の関西勢(シメさんくらいからの)見慣れているからそう思ったのかも(爆)
最近一寸、関西弁(大阪弁か)だったりするのを見て、「あ、ほんまやったんや」って・・・(笑)
そのギャップが好きだわ・・・って思っていたので、このブラックジャックもそんなとこが似てて、ステキなんかなって。
よく分からない文章になってますが・・・。
要するに、ブラックジャックは、まっつの当たり役だということです(笑)
そして、やっぱりハリーの脚本がいいと思いました。
ブログを始めて、こんなに好き嫌いが分かれる先生だと知ったので(平均的にウケていると思っていた←私の周りでは好きな人が多いので)、まぁ、色々思われる方は多いでしょうが・・・。
ハリーの作る世界観が大好きな私といたしましては・・・、細部にまでこだわる(舞台上で可能な限り)リアリティの作り方と、命の、生きる素晴らしさをいつも脚本の根底に忍ばせる先生のポリシーと、ブラックジャックという作品の、リアルでありつつ、一種ファンタジーな空気感がとても相性良くまとまった・・・というか、なんの違和感も無く、宝塚の作品に仕上がったというか・・・。
とてもとても素晴らしかったと。
いつもハリーの歌詞が好きなんですけど、今回のも、とても優しくて好き。
初演の主題歌を聴いて、泣きそうになりましたよ。
ベタだけど、こういうメッセージ性のあるものって、素直にいいなと思うわ。
後、やっぱりピノコがサイコー!
すばらしい!
リアルに成長していく様子に、ドキドキしました。
最後のバースディケーキのロウソク、何をお祈りしていたのでしょうね。
大統領警護官(だっけ)のホタテには、目からウロコものにびっくりさせられました!
ごめんなさい。「SAGIRI」で一寸間抜けな助手役やっていたから、ついそのイメージで見ていました。
んで、普段化粧とあのオーバーオール姿で「ちっょと女の子っぽい」と勝手に思い込んでいました。
フツーに格好良いし、お芝居できるし、良いキャラだと・・・本当に、思いました。
やー、これ、私の中では2番手でしたよ。ほんと。
ともみんは・・・高貴な役?って感じなんだけど、愛しい人に一途な役どころはぴったり。
相手役のせしこの、「一寸女役としてまだキビシイかなぁ~」って思うところを、星組育ちの暑苦しい包容力で(爆)うまくフォローできていたんじゃ無いかなと。
せしこはねぇ、私は、髪型が問題だと思いました。
個人的な意見ですが、男前だと思いました。声とか好きなんだけど。
カイト君は・・・、カイト君ですね。
いやー、へたれの少年、正塚ワールドにいなくてはならないキャラです。
正しくへたれで、可愛い彼女に素直になれなくて・・・可愛くて仕方が無いです(笑)
足に障害を抱えているって設定が、ブラックジャックならではですね。
でも、子供が事故で怪我したのに、だれも病院に連れて行かなかったって・・・いつの時代なんだろう・・・原作通り・・・だったら、オンラインとかないしなぁ。
そんなこんなで、とっても感動しました。
舞台で観たかったなぁ、やっぱり。