べにのベン様は・・・。
なんだろう・・・。
見事にすずみんのキャラとは違うの持って来はりましたねぇ。
うん。確かに「粗忽者」。
普通に、シェイクスピアでいてるキャラって感じ(笑)
説明が難しいのだけど、道化が近いかな。
主役たちにいいように使われたり、一緒に馬鹿やったり、イタズラしたり、主人公たちより一つ上から見ていたり・・・。
そんなニュアンスを感じた。
や、本当に印象だけど。
後ねー、すずみんのベン様より、ロミオを好きすぎないのが面白かった。
や、そりゃロミオを好きなんだけど、すずみんのベン様って、マー様に「ロミオはおまえの王様だな」って言われて仕方ないくらい「好き好きオーラ」がすごかったもの(笑)
それに比べたら、あっさりしていたなと・・・(笑)
それが作用してか、マントヴァで再会した時、ロミオの「どうしてここに?」に、「一人で寂しかったよ」的な含みを感じてしまった(笑)
意外に、ベン様のが年上かも知んないな(笑)
ロミオが結婚したってわかってもめるとこから、マー様死んで、みんなが復讐するって猛り狂っているとこで、こう・・・段々「大人」になっていく様子がよく出ていたと思う。
はじめはマー様と同じようにわーわー言っているんだけど、段々「あれ?ロミオの言うことのが正しくね?」ってなっていく感じ。
でも、だからといって、ロミオのものすごい味方でもないの。
「みんなより一つ上」から見ている感じ。
や、えらそーってんじゃなくて、冷静・・・っていうのかな。そんな感じ。
あのソロも、すずみんは「ロミオの悲しみは自分の苦しみ」って勢いだったけど、けっこう冷静。
てか、大人な感じに見えた。
大人に実直に、心を歌ったって思った。
ものすごく、丁寧に歌ってるなぁとも思った。
べにも、歌のスキル上がったなぁと・・・。
こりゃ、星組安泰だわ(笑)
元々、演技力のある人だから、なにか別のもの持ってくるだろうと予想していたけど、上手いなぁと思ったわ。
マカゼくん・・・。
彼女は、本当に真面目で実直で、クレバーな人だと思う。
意外にゲラで、おちゃめさんなところもあるけれど、「クール」だと思われるほどに真面目な人だと思う。
こんな持ち味のマカゼくんが、「とんがったナイフ」であるところのティボを演るなんて・・・。
大丈夫かね。なんて、やっぱり思った。
ま、歌唱力にも不安があったのは、隠せない事実(笑)
ただ、彼女は、それこそ真面目にキャラを構築していくだろうから、それなりに期待はしていた。
前作のDCで「南太平洋」での、スキルアップに期待が持てたしね。
・・・本当に真面目な子だなぁ・・・。
や、いい意味で(笑)
立ち姿の美しさは、あーゆー斜に構えた役でもちゃんと発揮されていて、「斜に構えて、かっこうよかった」(笑)
一番印象に残ったのは、目付き。・・・怖かった(笑)
テルにしろ、キタロウにしろ、まさお、みりおにしろ、ある種狂気をみたいなのがあったと思うんだけど(とくに、みりお・笑)、マカゼくんのには、狂気は感じないのよねぇ。
ものすごく真面目に逆毛立ててフーフーいってる子みたいに見える。
真面目に家やジュリエットを守ろうとして、逆毛立ててフーフー言ってたら、あんな目付きになった・・・みたいな。
でも、時折見せる人を小馬鹿にしたような「にやり」笑いが、「実は腹黒っ?!」って感じもあって・・・(笑)
面白いなぁと思った。
確かに、毒気は足りないとは思うけど、ティボは「ジュリエットが好きすぎる」のが、肝心だと思うので、これもアリだと思った。
あ、でも、マカゼ君の「好きすぎる」は、「女性として」っていうよりやっぱり「いとこ、妹分として」に思えたのが残念。
けっこう女性経験あるんだぞって歌っている割には、「まー、大人ぶっちっゃて~」って思っちゃうほど、なんていうのかなぁ・・・ピュアな・・・そんな感じがしたのよねぇ・・・。
真面目な子だから(爆)
でね。
お歌・・・。
上手くなっていたと思います。
抜群に上手いとは・・・えぇと・・・だけど、十分スキルアップしていたと思います。
トム(轟さんね)、ありがとう~。