イナバが宝塚を見始めて、やっとこ四半世紀超えたトコ。
宝塚の歴史の中じゃ、たかだか1/4ってゆー最近のこと。
それでも、「懐かしい」「ああ。好きだったわ」ってショー、ダンスナンバーは沢山ある。
今回のショーは、宝塚史に残る作品を作家へのオマージュとして組み立てた作品だそうで、きっと、「懐かしい」「ああ。好きだったわ」って思った方も多いはず。
私は・・・ほとんど初めまして。何個かは、生まれてもいない・・・(笑)。
だから、結構「新しい」ものとして楽しめた。
・・・初日だからかなぁ、演者も観客も、それぞれ違う意味の緊張感に包まれて、ものすごくワクワクした。
「今、ここで客席に座っている人しか見ていないモノを観ている」っていう事を改めて感じて、ワクワクした。
ダンスナンバーが、けっこう激しい・・・ってか、凄く熱がこもっているというか・・・盛り上がるのが続いて、「ひゃーすごーい」って思った。
初演もこんな感じだったのかなぁ。
なにせ、ダンスナンバーとして(映像だけど)見たことあるのって、「メモアール・ド・パリ」の泥棒紳士のトコだけだから・・・わからないけど。
でも、本当に後世まで語り継がれている先生・・・作品はすごいパワーを持っているんだな。
前に、星組が「ノバ・ボサ~」をやるってなったとき、私は、「そんな古いの、今更見たくないよ」って言った。
今のショーのが、絶対スピーディーでおしゃれなんだからって。
・・・もちろん、前言撤回、平身低頭、穴があったら入りたいですよ(笑)
良作には、時代を超えて愛されるものがあるんだと、よくわかりましたさ。
それがあったからね、今回はそういう意味で、プログラムに珍しくかっちりスーツで、証明写真みたいなコメント写真載せてる大介先生みたいに(笑)姿勢を正して改めて実感した次第・・・。
全くはじめましてなので、初演とどう違うかわからないけど、「ザ・ストーム」の「祈り」の場面、「シャンゴ」の「シャンゴ~フィナーレ」が感動した。
どっちも、団体賞狙ってる?って感じで、ぞくぞくした。
正直、星組ほど点呼取られないから、わかる人は少ないんだけど、みんなが「なんかすごいぞ」って感じで。
とても、よかった。
前置きはこのくらいにして・・・。
・・・で前後無視して、印象に残ったとこから・・・。
まず、今回の目玉。
女装・・・(爆)
テルのダルマは、直前に出ていたみりおんが引っ込んでから出てきたから、後ろ姿で出てきたとき、みりおんかなと思った。←身長違いすぎやろっ!(笑)
振り返ったときの、客席のどよめきはハンパ無かった。
さすが、モデルになりたいと思っていた時期がある人だよ。
眩しいくらいの脚線美に、度肝抜かれました。
あれを、修学旅行の男子中高生が見たら、熱出すんじゃね?ってくらい(笑)
あとねー、座談会記事に書いていたのにすっかり忘れていた、キタロウの女装・・・。
・・・テルとデュエットだったんだ・・・。
ぎゃ・・・逆のがよかったのでは無いでしょうか・・・。
一つのショーでトップさんに二度も女装させられないだろうけど・・・。
たくましい肩に惚れ惚れしたよ、キタロウ・・・。
同期らしい、息のあったナンバーだったと思います。・・・はい。
ところで、私的ともちんオチ初見公演だったんですが、ショーでともちんは、どちらかというと、歌手カウントでした。
幕開きのチョンパ(これ、大好き)に「いない~!!」って思ったら、男役従えて格好良く歌う場面があった。
みりおん→テル→まーくん→キタロウ→ともちんと、歌い繋ぐのね(→みりおん→テルと続く)、びっくりしたよ。
大好きな「愛の宝石」や、「シャンゴ」も歌手。
もちろん踊るとこ、すごいリフト(大海亜呼さんだったよね、相手)もあるんだけど。
歌がステキっていいねぇ~。
ダンスもステキすぎて、オペラ上げるのも忘れるほどだったよ(笑)
イナバの座った位置が、2階3列目センターブロック一寸上手寄りってとこだったので、色んな場面でともちん正面!!
フィナーレの黒燕尾・・・やばかったです。
紅バラ(の生花)を持ち道具にするなんて、ヤバ過ぎです。
視線来なくてよかったぁ。
もし視線来たら、瞬殺だよ。
ふー、あぶない、危ない・・・(笑)
そう言えば、1階前列の方、テルからお花貰ってましたね。
「きゃー」って声が聞こえてました。
・・・ちゃんと席を立って帰れたか、心配です(笑)
ショーの構成的に、番手ビミョーな宙組の男役スターを、上手いことバランスよく配してるなって印象。
私は、満足でしたよ。うん。
フィナーレも、ともちん、まーくんが同じ背負い羽根、キタロウがちょっと簡素化した背負い羽根を付けていて、星組のあのショーよりずっと、フラストレーションたまらなかったし(笑)
私は、満足でしたよ。うん。
リピが楽しみです。