93年、新大劇場(現大劇)こけら落とし公演の、ショーだった作品。


もちろん、観に行きましたよ。

当時の本命様がいらしたので、がっつりヘビロテ(笑)


当時も、色々いわれてましたね。


当時(や、今でもか)とても人気があったデザイナーKENZO氏に衣装デザインを依頼して、そりゃ華やかなショーを目指していた。


や、華やかだったけどね。

お衣装は。

てか、色味がすごかった。


ただ、KENZO氏にどれだけ権限があったか知らないけど、髪とメイクに口を出したそうで。

「自分の衣装を着るなら、黒髪でナチュラルメイクにして」とかなんとか・・・。


改めて映像で観ると、こりゃすごい。


フツーに可愛いドレスとか、フツーに可愛いワンピとかはの娘役お衣装、「さすが世界のKENZOだわ」ってくらいなんだけど、男役のスーツとか、タキシード・・・や、モーニングかな?あれ・・・。は、なんとも・・・残念なことで。

補正だな。

あちこち余裕がありすぎて、誰もが借り着って感じ。

シメさんのスラックスのスソがあんなにごわごわしてるのなんて、そうそうないもの。


つくづく、宝塚のお衣装部さんって凄いなと思ったわ。

女性の身体のラインを隠しつつ、身体に沿ったパターンで美しく仕上げるんだもの。


そして、なにより二度見レベルにびっくりしたのが、「全身タイツに、かぶり物」なお衣装(海の場面?)。と、チョウチョがへらへら付いた、水泳キャップ姿のスターさん達(ゲストで他組のトップさんも同じ衣装着ているのよね)。

・・・本当に、デザインしはったん?って位のインパクト。



あれは、時代がOKだったのかなぁ。

世界のKENZOに誰もストップを言えなかったのかなぁ。


やっぱり違和感を感じるな。


今まで見た中で一番「宝塚らしくない」ショーだと思った。


お衣装ありきなんだもの。


真っ黒な髪に、色味の少ないメイクで、あんな色とりどりのお衣装着せられて、完全ファッションショーだものねぇ。


それでもシメさんは、オーラ、ハンパ無かったけど(笑)


話題作りに有名デザイナー呼ぶのは良いけど、基本、「宝塚を理解している」人にしてほしいな。


とか、思った。