映画を2本続けて見ました。前回は「障害者の自立」。今回は「教育」。
最近、政治のテーマとして、「子育て」が取り上げられる事が多くなりました。
もう少し早く、私たち団塊ジュニアの世代に子育て政策が特に地方で充実されていれば、これほどの人口減は無かったかもしれませんが、今更です。
さて、「子育て」も大事だとは思います。
しかし、子育て=幼児の期間は6年間。
「教育」の期間は、6+3+3+4で16年間(小学校~大学)
期間の長さや、かかる金額、
社会人を形成する場所として考えると、
「子育て」もよりも、
今後、大事なテーマでだと私は思います。
人口減社会では一人ひとりが考え、
判断する能力が求められると思います。
コンピュータに使われるのではなく、
使いこなす力、
指示を待たずに動ける力です。
この映画で、今までと少し違うところは、体験学習が大事というだけではなく、
その後社会に出た時に、
体験学習がしっかりした学力の基礎になったことを強調している点を、
何人か出演者が触れている事だと、
思います。
今までだと、
体験学習で生きる力を身につければ、
基礎学力はいらないという、
大人の押し付けとも取れる、
乱暴な論調もあったかと思います。
私は伊那市で現在の場所に定住する前、伊那小学校から1分の場所に住んでいました。本籍もまだその場所です。
しかし、最終的に子供達を伊那小学校に通わせることは選びませんでした。
体験学習は、
田舎での親と農作業や生活の中から学び、
勉強は学校で学ぶ方が良いと、
判断したからです。
この映画では、
伊那小学校が公立小学校で、
60年以上体験学習を続けている学校として紹介されていました。
確かに、伝統はありますが、私学のようにずっと同じ先生がいるのではなく、
数年毎に入れ替わりがあり、
先生はまた学び直し。
映画に出てきた先生たちも、
前の学校との違いを説明していました。
体験学習を希望した、希望していない教員。そして生徒たち。
伊那小はそれらが混ざっている現状です。
伊那小学校校区に住めば、
基本的に体験学習の学校に入る。
基礎学力を確保する事は、
ある程度、個人まかせな部分もある。
実際、中学校に行った時に学力差がある、
という声も聞こえてきます。
塾に行く生徒も多いとも。
映画だけではわかりませんが、
伊那小学校以外の出てきた学校は、
進学率や成績の良さに触れていました。
進学した時の質問力や、好奇心にも。
伊那小学校も今後はそこも目指す事が、
必要な時期に来ているのではと思います。
可能であれば、
中学校・高校・大学とも連携して、
さらに発展した形の体験学習を、
そして伊那市全体で体験学習に取り組み、
転任してもノウハウが活かせるように、
それではじめて伊那小学校の、
60年の歴史が生きるのではと思います。
移住の一つの目玉の伊那小学校。
さらに磨きをかけて、
高校の合併時にもそれを活かせるような、
新しい公立教育の芽吹きを伊那から、
しっかり根付かせて欲しいと思います。