あふれんばかりのユーモア
センスが感じられるのが、
『オロロ畑でつかまえて』
(荻原浩著 集英社文庫)です。
語り口が独特で、絶妙です。
超過疎化にあえぐ日本の秘境・
牛穴村が、村おこしのため、
倒産寸前の広告代理店と
手を組んだというお話。
彼らが計画した「作戦」とは?
そして、村の人たちはみな
純粋で、一生懸命だからこそ、
その空回りにおかしみを覚えます。
一方で、とぼけた広告代理店の
メンバーたちの性格も見逃せません。
楽しく、暖かく、ちょっとホッと
できる作品です。
- オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)/荻原 浩
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