「インセプション」 2010 アメリカ 監督 クリストファー・ノーラン 出演 レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙 他
この映画の予告を観たとき、あーこれは映画館で観る映画でしょ!と思ってたんだけど、、
案の定、気づけばいつのまにか上映期間は過ぎてて、あら~見逃しちゃったなーと思ってるうちにすっかりその存在も忘れ、先日、たまにはSFでも観ちゃう?と意味なくウキウキしつつ、SFコーナーをアから順にタイトルを目で追ってたとこ、イに突入して発見!
DVDで観た感想。
やっぱり映画館で観たかったわ~~
想像と違っていっぱいアクションあったし。
この映画は、他人の夢に入り込み、その夢(潜在意識)の中からその人のアイデアを盗んだり、はたまた逆に考えを植え付けたりするという話で、その夢というのがひとつじゃなくって、夢の中の夢の中の夢!って感じで、まるで夢のマトリョーシカ




さらにディカプリオ個人の夢がちょいちょい現れることによってややこしさ倍増。
ま、そのややこしさが魅力ってわけね![]()
CGはもちろん使うけど、基本実写が好きなんだよね~派の監督のようで、驚くほど実写シーンが多いから、
こんな無重力のシーンもオールCGではないらしく、そのおかげでCGを多用した映画によくあるペラペラ感もなくいい感じ。
で、やっぱり一番の見所は、渡辺謙とディカプリオの共演。
ひと昔前のハリウッド映画なんか観ると、テカテカの七三分けにおっきな黒ぶち眼鏡(ひどいとプラス出っ歯)で、やたらペコペコしまくるサラリーマンとかホントに出てくる。
でもって日本人の設定なのに”チンさん”とか呼ばれてたりして
ちなみに今回、渡辺謙の役名はサイトー(斉藤)
はあ~ふつーで良かったの
こういう日本人を揶揄する描写、表現は、その歴史や時代、国民性とかいろんな要素あってのことだから、私は別段イラッとしたりとかはなくて、むしろ首から下げたキャノンのカメラでやたらパシャパシャ写真を撮りまくる日本人観光客とか出てくると、そうそう日本人らしいな~と大笑いしてしまう
逆に日本人が撮る映画で、外国の描写が明らかに変なのだってごまんとあるし。
ま、お互い様よね。
そういった鈍感な監督とは反対に、日本映画や日本の国民性をとても好きな監督もいて、たとえばアメリカのジム・ジャームッシュやフィンランドのアキ・カウリスマキなんかがそう。
私の敬愛する両監督の敬愛する監督のひとりが小津安二郎。
それぞれの作品を観れば、小津映画との共通点はいわずもがな。
淡々、簡潔美、ちょいシュール
ジャームッシュは、1989年に「ミステリー・トレイン」で、日本人も知ってる日本の俳優の工藤夕貴と永瀬正敏を起用したり、カウリスマキは以前ブログで書いたけど、フィンランドの主人公に寿司を食べさせたり、BGMにクレイジーケンバンドを使ったり。
日本らぶ
ですね~
そういう教養のあるミニシアター系の監督は別にして、メジャーな作品で日本人をまともに描いた作品あったっけな~と考えてたら、、、
「ブラック・レイン」があったじゃない
あ、これも1989年の作品だから、、もう20年以上前なの?ね。
この時代に高倉健や松田優作を起用したリドリー・スコットはなかなかやるな~と思いつつ、イロイロ検索してたら、、あ、やっぱり日本のキャスティング担当者がいたみたい。
この作品の松田優作の演技はホント凄まじくて、素晴らしかったな~
高倉健もハリウッドだろうがなんだろうが、「自分、不器用なんで・・・」な高倉健、健在
ところで、いい俳優、うまい俳優についてちょこっと。
うまい俳優は、どんな役もこなせる俳優。
シリアスからコメディーまで、善人も悪人もオールオッケーのカメレオン的な俳優ね。
で、うまい俳優はその才能においてはスバラシイ
とつくづく思うのだけど、うまい俳優=いい俳優とは限らない。
歌と一緒で、歌手も歌がうまけりゃいいってもんじゃないでしょ?
うまさプラス”心に響く何か”がないとね。
そしてこの”心に響く何か”はしばしばうまさを遙かに凌駕する。
高倉健、松田優作はともにカメレオン俳優ではない。
だって高倉健に「Mr.ビーン」やれっていっても出来ないでしょ![]()
そういえば数か月前、朝の身支度中、ニュースで、Mr.ビーンの主役の人がもうビーンをやらないと言ってて、その理由がビーンをやるのに疲れた(バカバカしくなった)から、、みたいなコメントだったのに爆笑してあやうくアイラインがとんでもないことになりそうだった記憶が・・・
松田優作はコミカルな役もやってたけど、この人は”ふつーの人”の役が難しいよね、雰囲気ありすぎて。
彼が演じてきたもの総じて、松田優作=かっこいい
になってるけど、顔だけ見たらけっこうBセン入ってて、明らかにふつーじゃなくて落ち着かない。
たとえふつーのサラリーマン役だったとしても、あぶないサラリーマンにしか見えないと思う
カメレオン俳優ばかりがいい俳優ではなし。
不器用な俳優の、真摯でひたむきな演技への情熱が、観るものの心を揺さぶる。
高倉健はインタヴューで、ジャン・ギャバンの背中で語る演技が理想だと言っていた。
ふお~~納得
松田優作は何を目指してたのだろう。
かれの不器用さをもう少し観てみたかったな~とちょっとしみじみしてしまったのでありました。。![]()
今日のおまけ(洗濯機大好き
なみ編)
うふ~ん
カワユス、カワユス![]()















