数日後、総合病院の整形外科へ。
レントゲンを撮り、異常がないので首のMRIの予約をしました。
MRIまでかなり日数があったので、どうしても不安で、帰りに新しくできた整形外科へ。
少しでも早く原因を知って安心したくて。
そこでは、しっかりいろいろ話を聞いてくれたのだけど…
話をする中でわたしが、
胸郭出口症候群ではないですか?と聞くと
パソコンのGoogleで「胸郭出口症候群」と打ち、出てきた検査のやり方を見ながら、
手をこう上げてー
首をこっちに向けてー
とか、言ってきました。
びっくりしました。
えっ、胸郭出口症候群を聞いたことないの?
検査のやり方分からないの?
それともGoogleを資料として使ってるの??
…





心配でしたが、
次に、パソコンを見ずにやってくれた検査で、
手に病的反射があるので、脳神経内科を紹介しますと言われました。
Googleで検索するのはびっくりだったけど、
紹介してくれたので少し安心しました。
でも、車に戻り、その反射を検索すると、
こわいことしか出てこない。
涙が出ました。
翌日か翌々日、総合病院の脳神経内科へ。
先日診てもらった整形外科と同じ総合病院です。
診察では、手を指で叩いたり、肘やひざをハンマーみたいなもので叩いたり、足の裏を棒で強くなぞられたり、力比べをしたりしました。
そこからでは何も異常がないと言われ、診察は終わってしまいました。
総合病院の先生が言うなら何でもないのかな…
本当に自律神経の乱れなのかな…
なんて考えながら会計を待っていたのですが、なかなか呼ばれない。たぶん30分は経っていました。
すると、さっき診てくれた先生がわたしを呼びにきました

「すみません何度も、もう一度診察室へお願いします」
と。
え?なに?!と思いながら診察室へ。
パソコンにはわたしのMRIがうつっていました。
(9月に脳神経外科で撮ったMRIのデータを、紹介状と一緒に渡したので、その時のものです。その病院はデータをCDR?で、くれました)
それを見ながら、よく覚えていないけど、
「脊髄炎の可能性があるので、血液検査とMRIやを撮りましょう」と

脊髄炎てなに?と頭が真っ白で、
説明はよく覚えていません

でもパソコンには
『多発性硬化症の疑い』と打っているのをはっきり見ました。
その時は、先生の口からはその言葉は出ませんでした。
よく分からない中、MRIの予約をしましたが、約1ヶ月も先

そんなに放置して大丈夫なの?と不安になりました。
待合室ですぐに検索。
『難病』という文字が…
車に戻って、涙が止まりませんでした。
でもすぐに死んじゃうわけじゃないし、大丈夫大丈夫!!と言い聞かせた。
実家に寄って、母に報告。
何て言ったか覚えていないけど、
心配するから泣かないようにした。
夜、帰宅した旦那さんに報告。
その日は、旦那さんの会社(わたしも3年働いていました)の、会長が前日に亡くなり、顔を見に行く日でした。
前日に、亡くなったのかもと噂は出ていたようだけど、社員がちゃんと報告を受けたのはその日で、私も旦那さんから話を聞き、会長の顔が浮かび、自分のことも含め、まだ話してないのに大泣きしてしまいました。
泣きながら、多発性硬化症っていう病気の疑いがあるって、と話しました。
変なタイミングで、報告してしまったこと、とっても後悔してる。ごめんなさい。
先日聞いたけど、会長の顔を見に行くとき、頭の中はわたしの病気のことと会長のこと、半々だったみたい。
旦那さん、会長、ごめんなさい…
今思うと、甲状腺の時と同じ流れだけど、
今回は泣いてしまった。
いいよね

続きます
