コーヒーの飲みすぎは乳房痛の原因になる? | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

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Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

女性の乳腺はエストロゲンレベルによって変化しています。

エストロゲンは、体内で分泌される女性ホルモンです。

コーヒーやコーラ、お茶に含まれるカフェインの摂取量によって、エストロゲンレベルが影響をうけるという研究があります。

アメリカ国立衛生研究所 (National Institutes of Heaith) が2012年1月に発表したデータです。

(http://www.nih.gov/news/health/jan2012/nichd-26.htm)

1日平均200mg以上のカフェインを摂取するアジヤ系の女性のエストロゲンレベルは、それ未満の女性に比較して高かったそうです。

1日平均200mgのカフェインは、2カップのコーヒーに相当します。

それ以外の女性は、1日平均90mg程度のカフェイン(カップ1杯のコーヒーに相当)摂取でした。

カフェインは、コーヒーのほか、紅茶、緑茶、コーラなどの飲料水に含まれています。

カフェインの摂取が増えるとエストロゲン分泌が増えるという結論です。

そのレベルは、排卵を抑制するほどの影響はなかったということです。

しかし、動物ではカフェインが排卵に影響を及ぼしていると伝えています。

エストロゲンの過剰な分泌は、乳がんのリスクになります。

また、乳房痛の原因になります。

乳房痛が気になる方は、乳腺に異常がなければ、喫煙、飲酒、カフェインの取りすぎに注意してくださいませ。