『私はものを書くことをセラピーであるとは思わなかったし、今でも思っていない。でもノーマン・バウカーの手紙を受け取ったとき、私はこう思った。オレは文章を書いていたからこそあの(ベトナム戦争での)記憶の渦の中を無事に通り抜けてくることができたんだな、と。もし文章を書いていなかったなら、私だってどうしていいかわからなくなっていたかもしれない。あるいはもっとひどいことになっていたかもしれない。でも物語を語ることによって、君は自分の経験を客観化できるのだ。君はその記憶を自分自身から分離することができるのだ。君はある真実をきっちりと固定し、それ以外のものを創作する。君はある場合には実際に起こった物事から書き始める。・・・そして君は実際には起こらなかったことを創作して、その話を書き進める。でもそれによって君は真実をより明確にし、わかりやすくすることができるのだ。』(ティム・オブライエン著、本当の戦争の話をしようp259)

水木しげるさんは90才をこえても戦争の記憶にうなされていたそうだ。

戦争の怖さとともに日々の暮らしをよくするための手がかりをもらった。(-_☆)