また箱は新しくなる。


綺麗に並んだ煙たちが

また立ち昇る。


「かわいいから」と君は言い

また私の頭を撫でて、

遠くへと消えた。


艶やかな夜と、あなたのその指は

ふわりと薫りを匂わせ、

鼻を掠め、深くへと潜っていく。


あなたと撮った写真がまだ名残惜しそうに

フォルダの中であなたの更新を待ち望む。


あなたはきっと僕を見て、

「次に行け」と呟くだろう。

僕が前に進めないのも知らずに。