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人材ビジネス業界専門の転職エージェント 【インプレッション】のブログ

人材ビジネス業界専門の人材サービスを行う【株式会社インプレッション】で働く社員が、日々の出来事や考えたことなどを交代で投稿しています。
どうぞ宜しくお願い致します♪

こんにちは。

【人材業界専門エージェント】インプレッションの渡辺友栄です。

 

ミドルの方が転職をする際に、現実的に大きなネックになるのは「給与」ではないでしょうか?

・これまで培ってきた能力・経験が生かせる会社、
・やりたい事ができる会社
があったとしても、給与の折り合いがつかないという事がよくあります。

給与について考えるにあたり、次のような資料は参考になります。

「賃金構造基本統計調査」

ここから、世の中の労働者の賃金についての全体像が分かります。

産業別の資料にもある通り、業界による違いはありますが、
全体的な傾向として、

・年齢により賃金のピークがある。
・男性で、年齢階級が高い人ほど、賃金のピークからの下降が大きい。
・会社規模では、大企業程賃金が高い。(大企業>中企業>小企業)
・大企業は、中小企業に比べて賃金のピークが早い。


ミドルの方が「最近、給与が上がらなくなってきた」という場合、個人の能力や評価の問題ではなく、構造的な問題である可能性もあります。
もしそれが原因だとしたら、同業界・同職種・同規模企業にスライドで転職したとしても給与を上げる事は難しいかもしれません。

選択肢として
・大企業に在籍する方であれば、賃金ピークが遅い中小企業に転職する
・賃金ベースが高い業界、賃金ピークが遅い業界に転職をする、
という方法もありますが、中小企業は大企業よりは賃金ベースが低い事や、他業界で現状同等またはそれ以上の給与が出るのか?という問題もあります。

何が言いたいかというと、これまで当たり前のように右肩上がりで上げてきた給与やポジションは、今後は、当たり前でなくなってくるという事です。

 

これは決してネガティブな話ではなく、

もし、このような状況で悩まれているようでしたら、一度、足を止めて、これからのキャリアを見直す良い機会だと思うのです。

 

その上で、

・これまでやってきた仕事でギアを入れなおして頑張る

・目先の給与は下げてもその後給与が上がる業界にキャリアチェンジする

もよし、
また別の視点で、
・複数の収入ルートを持つ(またはその準備をする)
・目先の給与は下がっても、長く収入が得られる選択を検討する。
といった事もあると思います。


一昔前の40代、50代と違い、諦めるのは早すぎるし、まだまだ先は長いです。

 

この先も、充実した仕事人生を送られる事を応援しています!
 

インプレッション  渡辺