☆男子駅伝チーム健闘たたえたい

先日、広島市で行われた都道府県対抗男子駅伝の結果、長野県チームは5位に入賞した。今年は佐久長聖高の主力選手3人が欠場と聞いていたが、その逆境を克服して堂々たる結果を残してくれた選手たちの健闘を大いにたたえたい。

駅伝は個人の勝負ではない。出場選手が、それぞれの持ち場で最大限の力を出し、その総合力で勝負を決するのである。その点、今回の長野県チームは、持てる力を精いっぱい発揮できたのではないかと思っている。過去の好成績は、当日に向けてのコンディションづくりを含めて、関係者が常にチームを最高の状態にまとめてくれていたからではないかと思う。すべての面が最高にかみ合ったとき、初めて優勝という結果が得られるのである。その意味で、関係者の今までのたゆまぬ努力には心から敬意を表したい。
駅伝にはアクシデントがつきものだ。しかしどんな逆境にも負けないような選手層の底上げを図り、駅伝王国長野を発展させていただきたいと思う。

上水内郡 西沢 利通(無職・73)
終わってみれば、堂々の5位入賞。2度目の3連覇はならなかったけれど、見応えのあるレースだった。広島で行われた全国都道府県対抗男子駅伝の長野県チームである◆3区の村沢明伸選手。箱根駅伝のライバルでもある福島県の柏原竜二選手と息詰まるトップ争いを繰り広げ、1位でたすきをつないだ。その後順位は後退したものの気持ちを切らさずに、走り抜いた中高生のがんばりが光る。アンカーの佐藤悠基選手は10人を抜き区間賞。主力の3選手を欠く逆境で、チーム長野の地力を証明した◆1996年の第1回大会で、長野県は43位だった。そこからの飛躍は、選手の育成に取り組んできた関係者のたゆまぬ努力の上にある。うれしいのは、女子も着実に力をつけていることだ。先ごろの都道府県対抗女子で2年連続の入賞は果たせなかったものの、苦しいレースから多くを学んだことだろう◆中学生から社会人までがたすきをつなぐこの駅伝には、優勝争いや順位とは別の楽しみがある。選手が年々成長していくのを見守る
ことができること。高校生のときから長野県チームで出場を重ねる佐藤選手は社会人になり、いまや日本長距離界のエースだ◆世界へ羽ばたく先輩と一緒に駅伝を走る経験は、若い選手たちに大いなる刺激となる。来年の大会で、ひと回り大きくなった選手たちに再会できるだろう。いまから楽しみだ。