さて、検索ワードでイモリまみれだとご紹介しましたが、
イモリの飼育と引っかける形で「自由研究」もあちらこちらに・・
「いもり 飼い方 自由研究」ってな感じ
分かります。夏休み前のこの時期、田んぼで見つけたアカハライモリ、懐かしい、ちょっと飼ってみようかな・・・そういえばもう夏休みじゃん、子供に観察日記でもつけさそうかしらん?小学校中学年以上の母にとっては夏休みの宿題=放っておいてもやらない、どっかで手助けしなくては!自由研究めんどっちいけど「生き物観察は自由研究の定番。何とかなるんじゃない???」という一連の思考の流れ・・・かつて私がそうであったように他のお母さん方が思い悩まないわないわけはないのだ(半分以上決めつけてるし・・・)
で、本日のタイトルになるわけだ

自由研究のネタとしては
・どんな水槽で飼ったらいいか?
・えさはなにを食べるか?
・雄と雌の見分け方?
が自分たちで観察して何とかまとめられる情報。雌雄は一匹しか飼ってなかったら本など引用するしか無くなるし、イモリは生き物観察として行動のおもしろさを知るには短期では難しい(これはどんな生き物でもそうだと思いますが)。
そして、資料が少なすぎる。イモリのことを書いてある本というのは最近でこそ少し出版されていますが、それも簡単すぎて高学年が自由研究用に引用するには物足りない
イモリの観察日記など、ほとんど一日中見ていれば多少の変化はあるけど植物観察のように毎日成長するわけではないのでとても地味です。

イモリの自由研究で代表的なものはイモリの行動と天気予報を丁寧に調べたものがあるのだけれど、これは普段からイモリに慣れ親しんだ少年がその行動を丁寧に観察してようやく仮説、実証したかなり手の込んだものなので、夏休み短期で初めて観察するイモリを対象にする子供達には難しいのではないかと思う。この本に書かれていることを実証実験してみてまとめるのは、面白いと思うのだけど夏休みだけで出来るかは疑問です。
まあ、だから私のブログなんかにたどり着いてしまうのだろうなぁ 
イモリの天気予報 (科学はともだち)/童心社


今までリアルキッズがやってきた方法は「他の生き物と抱き合わせでやる」
イモリとヤモリ、とかイモリとウパとか、・・・
イモリとヤモリあたりだと両生類、爬虫類の違いになるので心臓の構造も違う呼吸も違うなどかなり面白いのです。
ヒントはそのあたりで
でも、生き物観察の自由研究は結局地味なんですよね。派手さが出るのは「産卵、卵観察」ですが写真がうまく撮れないので、結局ググって画像を転載とかになってしまう。

自由研究、おかーさん達も悩む季節なんですよね。
去年もそうだったのだけどこの時期から8月いっぱい「自由研究」検索で私のブログにたどり着く人結構いるようです。
ご参考ではなくグチっぽくなりましたが、自分(お母さん)の興味ある分野でこちらが必死になってあれこれしてると子供達以外と食いついてきます。イモリが好きならイモリで、そうでないなら生き物にこだわらず、お得意分野でがんばってください。

追加、イモリは再生医療分野でかなりいろんな論文出てます。(それ以外体色、模様、生態系、蓄積毒、等の論文も出ています)読んでみるのも大人としては面白いので、上手にまとめたらかなり、いい感じの「自由研究」になります。でも、わからない言葉に悪戦苦闘して子供たちに理解させたり、ひたすら引用しながら書き写したり作業は子供達には不向きです。言い切りますよ!経験済みですから。

飼っているうちにいろいろ調べたくなる、その子について知りたくなる、実際に調べる、それこそが「自由研究」なのですから宿題というこだわりを捨てて、お子さんと一緒に楽しめるといいなーと思うのです。
宿題だから頑張れるという考えもあるし、せっかくだからいい物作りたい(賞とか狙いたい)という気持ちもわかります。それなら生き物観察は地味なのでもう少し時勢に合ったタイトル、今なら地震とか、エコとかでしょうか?選ばれる方が無難です。

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