いつからかは全くの不明だが、いつの間にか我が家のビオトープに住み着いていた魔王(トノサマガエル)
出会って一目で恋をした私は毎朝毎晩魔王に会いに行っていた
魔王は私がのぞくと時には素知らぬ顔時には水に潜ってしまう…
照れ屋さんなのだツンデレさんなのだ
近所の子供が虫かごと網を片手に走り回り
「わー、こいつキモー」「ギャー逃げたー」「すごい跳ねるんじゃけー、ふたちゃんと閉めときんさいやー」と、はしゃぐ声を聞いた時にゃーもう
大人げなく玄関飛び出してビオトープに生存確認に行った
魔王はちゃんとビオトープにいて子どもたちの虫かごにはでっかいトノサマバッタとイナゴらしき生き物が跳ね回っていた
ネットはいつでも魔王が出入りできるようかぶせてあるだけ、朝夕冷えてきたのでいつでもかえることができるようにしておいた
おや、この日はネットの上
そうね、寒いものね私もベロアのカーディガンじゃないと風邪をひきそうだ
そろそろだね
この日あいさつを交わした翌日から魔王を見ていない
また来年、会えるといいな